--------(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2005-09-25(Sun)

明日は退院

9月25日(日)
夕べは消灯後割とすぐに寝られた。ナースの夜回りで数回起こされたが、朝の4時の来訪以外は起こされた後もすぐに寝られた。けれど朝4時過ぎにガチャンバタン!という騒音で起こされた後はしばらく悶々と寝られず、6時半まで浅い眠りでうとうと。昨日の目眩は今日はさほどでもなく、一過性のものだったらしい。その後「ジャンガリアン」Mさんが検温に来て、「二日おきくらいにはちゃんとお風呂かシャワーしてくださいね」と言われる。そういや二、三日ほど入ってなかったので、その後すぐにお湯を溜め、風呂に入る。明日は退院だ。来る看護婦さんたちは皆口々に「良かったですね」と言ってはくれるが、これが治っての退院ならいいのだが。無治療のまま、いつ暴れだすのか知れぬ癌…人の数倍に腫れた脾臓を抱え、汎血球減少による免疫力の低下と貧血と共に暮らすのだ。プログラマのK君から仕事関連の打ち合わせメールの文中、
「実は特異体質で、今後も問題なしだった、みたいなオチを祈ってます。」
とあった。本当にそうだといいんだけどね。
風呂から上がった後は退院に備えてこまごましたものを片付けはじめるが、ついつい調子に乗ってほとんど全て荷物を片付け終える。後は冷蔵庫内の食品類や、パソコンデスクの上にある小物くらい。40日もいたから、この部屋にはもうたいそう愛着がある。恵まれた環境で、一時は地獄の淵に落とされたような思いから、今は希望が持てるところまで這い上がってきた気分、そういう浮沈もこの部屋で経験した。色々な人が見舞いに来てくれた。普通ならとても入れないような個室にこうして一ヶ月以上も快適にいられた「偶然」にも感謝せねばと思う。全ての「流れ」がいい方向に向かっていると思いたい。だからもちろん最後のオチは「死」などではないと願う。ただもちろん、それは今回のことが「教訓」であると理解し、正しく今後生きていくこと、暮らしていくことが前提だという気もするのだ。生かされていること、生きていることに単純に感謝して、自分と周りを大切にして暮らす。そのことはストレスを溜めないことに通じ、さらにそれは免疫力を高めることに通じる。そうして癌に対する抵抗力も高まっていく…ということだろう。前のようなストレスだらけの暮らしを続ければ、当然癌は遠からず暴れだすだろう。そうなった時に、また「いい流れ」で病気と立ち向かえるかの保証はもうない。今回の経験をどう活かすか、流れを作った「大いなる存在」はきっと見ている。
昼前にTVカードが切れたので財布を見ると一万円札しかないので、下の売店まで行く。ミルクと珈琲2本、報知新聞、ストローを取り付けられるペットボトルのキャップを買って戻ると、ナースステーションの前にMDr.と研修医のS君(♂)、S(♀)さんの三人と鉢合わせ。回診で留守中俺の部屋に行ったのかなと思ったが、その場で「明日退院ですね」「お世話になりました」というような会話をして別れた。回診はもうないようだ。昼飯はとんかつ! すこぶる美味だった。一口大に切ってくれてあるのだが、肉も柔らかくて噛み締めると豚肉のいい味が出てくる。うーん、久々のこの味、と思いつつ完食。その後は仕事の画像処理などのデザイン関連作業。それらの作成した画像やhtmlをいつものようにメールに添付して送る。終わると2時過ぎ、外は台風直撃は免れたが昨日から雨風が続き、昼前からは雨はやんだが風がビュウビュウ言ってる曇り空。
4時前まではネットでニュースを見たり、暇つぶし。いつの間にかゴオゴオいっていた風も休み休みになり、雲の切れ目から青空ものぞいてきた。相撲は千秋楽、相星での優勝決定戦は勝負にならず、朝青龍が琴欧州に圧勝で6連覇。面白くも何ともない。平和な日曜日だ。
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

コメント

皆さんどうもです

退院して自宅で養生してます…と言いたいところですが、おとついは仕事机周りを大掃除、昨日は連れ合いと歩いて郵便局と駅前のスーパーに買い物に行って帰ってきたら、やはり夜になって腹部が痛くなってしまいました。無理をしないで横になってようと反省。
どうも家に帰ると普通に戻ったような気になるんですが、自分はまだ普通の体じゃないんだなと実感しました。
とにかく、皆さんの励ましのお言葉には本当に感謝しております。励ましに励まされてますよ、文字通り。
自分とて、このまま何もなしに行くとは思ってません。でも、気持ちだけでもそのようなつもりでいれば、結果も悪い方へは行かないだろう、と。戦いは派手でドラマチックじゃなくても、日々日常が戦いであると思います。頑張ります。

よろこびが、文面にでていますね。

白取さん、おめでとうございます。

「この退院が治っての退院だったら…」などとは言いながら、
このところ白取さんの文面も、こころなしか穏やかなものになってきているように感じられます。…だから、素直におめでとう。

どうやら、白取千夏雄の闘病記はしかるべき「オチ」に向かっているようですね。
……癌になってしまった主人公だが、様々なラッキーと不屈の精神で、病に戦いを挑むのだった!……
の物語の「オチ」は、しかるべきものでないと読者が納得しないでしょう!ってことですよね。

ところで、松本さん(↑)。貴重な写真って、なんですかぁ?

本当に先ずはおめでとうございます。

 初めまして。実は、入院なさる前からちらちら見に来ていた一マンガ好きですが、入院なさってからは目が離されず、毎日のように伺っておりました。

 しかし、一面識もない私が感想やら、ましてや激励などおこがましく、読ませて頂くだけでしたが、とにもかくにも退院との記事を読み、お祝いを言いたくてコメントさせて頂きます。とりあえずではありましょうが、本当におめでとうございます。

 こちらを読みながら、自分の人生、連れ合い(私の場合はだんなです)の人生、色々と考えなければならない事が有る事に気がつきました。

 今後も一読者として当ブログを楽しみにしていきたいと思います。宜しくお願い申し上げます。

Unknown

病名が確定しない状態での、退院は本来あり得ないし
へこたれそうになる気持ちを押して
ブログの更新や、家族のことを思いやれる
貴方に拍手です
病気は本当に気持ちで悪化したり奇跡のように
治ったりすることがままあります
先生方が貴方にとって一番の治療法として
帰宅を選ばれた事にも驚きを感じています

大難は小難に小難は無難になりますように

とりあえずだけど、退院おめでとう

まだ全快祝はできないけど、日常生活に戻れるということで。
闘病モードになってからの一連のエントリを読ませて頂いていろいろと思うところがあり、ここには書ききれないのですが、一言だけ言うと、

私は稀勢の里の決定戦も観たかった。

はじめまして、おめでとうございます

 私の妹も入院していたことがあるのですが、外に出たとき、「空気が甘い」というようなことを言ったのを鮮明に覚えています。
 最近は秋のにおいがしています。いっぱい外の空気をすってみてください。

 私も琴欧州には勝ってほしかったです。がっかりしましたが、久々にどきどきしました(笑)

おめでとうございます

ほとんど毎日チェックさせていただいていました。とりあえずにしろなんにしろ、病院にいなくても大丈夫になったことは喜ばしいことです。またこっそり(?)チェックを続け、折を見て山崎氏とお伺いしたいと考えています。貴重な写真を持って。。。

ともあれ

退院、おめでとうございます。
お連れ合いと、猫たちとの日々が待ってますね。
お仕事はほどほどに。
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

広告
アフィリエイト・SEO対策
検索フォーム
プロフィール

シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

シンプルアーカイブ
リンク
RSSリンクの表示
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。