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2012-09-29(Sat)

幸福の後の不幸

2012年09月29日(土)
月曜は病院だった。白血球数が900と過去最低レベルに低下していて、なぜか炎症もないのにCRPが高かった。
ひょっとして何かの感染だと困るので、予防的に…と抗生物質を5日分だけ追加処方されたが、なんというか、低下した免疫を補うための抗ウィルス剤、抗菌剤、抗生物質、吸入薬、まあほんまに薬漬けである。
その後数日ひどい下痢が続いたが、下痢自体は病気以前からの体質ゆえ日常のこと。もちろん非常に辛いしほとんど動けず転がっているだけになる。そしてそれももう、この病気になってからの7年という長いスパンの中ではほんの小さい浮き沈み。

…それがようやく今日になって復活。
昨日までぐったりしていたのがシャキーン! となったりするんだから、付き合いにくい病気である。ただ3時くらいまで寝付けなかったので、朝は9時過ぎまで起きられなかった。
7時過ぎにユキがにゃあにゃあ言いに来て、起きろというのか何かを訴えているのは解るが、朦朧として起きられなかったのだ。で、10時前にようやく起きたら風呂場の排水溝フタの上にウンコがしてあった。
…はあ、トイレ洗ってよ、じゃないと床でウンコするわよ! と言いに来たらしい。あとカリカリも数粒しかなかった。補充してよ! という意味もあったらしい。まあトイレ自体、では尿で汚れていたかというと別にもうシートも猫砂もないので、ほとんどは格子状の部分を通過し、下の引き出しに落ちている。なので影響ないはずなのに、「お姫様」はそれでもそこでするのは不快らしい。

「あーあ」と嘆息する俺の背後にはお姫様が着いてきたので、久しぶりに首根っこをつかんでウンコの前に顔を近付け、それからトイレへ移して「ここでしなさい」と教える。が、おそらく何で怒られているか解らないだろう。なので叩いたりはせず、それだけで解放し、あとはトイレを綺麗にして猫のご飯と水を補給してから、ようやく自分の朝支度。奴隷ですええ。
そんなわけで、朝イチでウンコ取りやらさせられたせいで食欲もなく業務連絡などメールを確認。

…なんて感じだったら、11時過ぎに明青のおかあさんから電話があった。
ノートPCの起動がおかしい、xpが立ち上がると「青い画面になって英語の文字が出て動かへんようになる」とのこと。幸い仕事の方は連絡の簡単なやりとりだけで一旦終了したので、食欲がなく何も食ってなかった、ということはつまり下痢ではないというのも幸いしたので、すぐに伺うことにした。

着替えて東大路のバス停まで歩くが、本当に散歩にはいい季節になった。ちょっと曇りで日が射してくれば暑くなりそうなものの、普通に歩いている分にはちょうどいい。白川北通りの疎水、川底を水の流れに沿ってゆらりゆらりと綺麗な水草の緑が動いていて、水面にゆるい日射しがキラキラ反射。
バスは混んでいて座れなかった。
目の前の障害者席がすぐ空いたのだが、自分は外から知らん人が見たらどう考えても元気そうなおっさんだし、まあええわと思ってそのまま高木町まで立って行く。

12時過ぎにお店に着いて、お昼どきなので挨拶もそこそこにすぐノートを起動。
ここであれこれchkdskとか書いても何なので、現状確認後、原因をいくつか推理、検証、確証、対策を実行するという工程を経て、はしょって書けばchkdsk回避→xp立ち上げ→コマンドプロンプトからchkntfsの/xスイッチでcドラを既定の起動時の検査から除外→再起動→普通に起動=解決となった。
その後ドライブ内を精査したが異常ないようだった。お店の重要なデータなどは全て外付けのUSBHDDに保存されているし、問題なし。
というわけで1時過ぎになり、お客さんが1人くらいになったところでカウンタでお昼をいただくことにした。朝の猫のアレに比べるのも失礼な素晴らしき芳香が漂う店内に一時間近くいたら、もう空腹感MAXである。

「お疲れ様でした、ビールでも飲んで」と言われて「え? でも俺下痢治ったばかりで」と言い終わらないうちに生ビールのタンブラーが目の前に来てしまった。飲むしかないやんなあ。というわけで真っ昼間からいただく生ビール、うますぎる。別に下痢再発しても全然構わない、この刹那的快楽に身を任せるのであった。
続いてお昼ご飯。
meiseilunch.jpg
もう、普通の玉子焼きにケチャップがかかっているおかずが、何でこんなにいい味なのか、と。何でこんなにうまく作れるのか、と。まぐろの山かけも、それだけ丼一杯食いたいほどうまい。もちろん味噌汁も他のおかずも全て。
うまいご飯をいただきつつ、今回は久々にゆっくり世間話をして、ご主人に古川町商店街の昔の話なども教えていただいたり、こういう時間も含めての「食事」を堪能させていただいた。

最後のお客さんが会計に立った後でお水をいただいて薬を飲み、ちょうど2時になったのでこちらも引き上げることにする。
おかあさんは「これ持ってって!」と言ってベーグルと「たくさん貰ったから」とすだちをくれた。うひゃー、さんまに合う! ありがとうございます!
…で会計しようと思ったら、「こっちの都合で来て貰ったんやからいいし!」と、おかあさんに頑なに断られる。「いやじゃあビールだけご馳走になりますし、せめてお昼代だけ…」と言ったが、寄り切られてしまった。だめだ、押しに弱いな俺。四股踏んで足腰鍛えないと。
ご厚意有り難く、ご馳走になることにして、お礼と挨拶をしてまっすぐバス停へ向かう。今日は調子がいいとはいえ、バスの中や歩いている途中で「差し込み」が来たら冗談抜きでシャレにならない。
幸いバスはすぐ来て、しかも座れたのでホッと一安心。だが帰りもやはり途中から混んできた。一番前の席に座れたが、見ていると観光客だろう、バス停から接近するこちらのバスをカメラで撮影する人も何人か見た。ブログやツイッターにアップするんだろう。

バス停から自宅まで寄り道もせずまっすぐ帰宅、2時半ころ。
ユキは大人しく、ドアに近い方のソファの背に、こちらを向いて香箱を作っていた。顔を見るとすぐ嬉しそうに「にゃああん!」と声を出す。出てった後さんざん鳴いてうろうろしてくるくるして徘徊した後なんだろうけど。
それから不思議と、下痢はない。
単に「モノを食い、飲む」というだけではなく、やはり体を動かし、人と会い、世間話をし、おいしいものを「おいしい」と言いながらゆっくりと食べ、満ち足りた気持ちと感謝の気持ちで「食事という行為そのもの」を堪能したからだろう。
人間の免疫にはストレス、精神状態も大きく影響することは常識。このところ続いていたひどい下痢も、精神的なストレスもあったと自覚している。

そんな感じでシアワセな気分でいたら、やはり嫌な連絡が入っていた。
また仕事が一つ減ってしまった。しかもずっと続いていた大きいものの一つ。
…参ったなあ。
こんな体だと外に働きに行くのは医師にもとめられてるし、無理なのは自覚してるけど、在宅で出来る仕事などたかが知れている。
冗談抜きで外に働きに出ることを考えるか、役所に相談しても全くちっとも全然これっぽっちも微塵も何の役にも立たない=(「役所からなど何の助けも得られない」)ので、ちょっと本気で何とかせなあかん。

「お姫様」を遺してくたばるわけにいかんし、生活保護は「ペット」御法度である。何より人様の厄介になるのは最後の最後、自分でケツが拭けなくなってからだ。ただ、そういう頑張りもいい加減疲れたというか、もうほんまに勘弁してくれ、と思うたびに、この真っ白な猫のことを考える。

俺がいなくなったらどうするんだ、こいつ。
俺が頑張らなくてどうする。

nikukyu.jpg
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コメント

No title

白取さん、お久しぶりです。FBでは色々とコマメに記載記事を読んでました。
明星さんで素晴らしいランチ、FBでは写真が多きく載ってましたね。本当においしそうです。
お仕事のことについては、もう「頑張って」としか言えません。病気のために外に出られない。大変です。きっと私の想像より何倍も大変。だから、遠くから「頑張って」と応援するより他ありません。

頑張ります

いつもありがとうございます!

> 明星さんで素晴らしいランチ、FBでは写真が多きく載ってましたね。本当においしそうです。
850円なんて安すぎると思うんですが、ありがたいのでこの路線で
行っていただきたいです。でもこの幸福のあとに、嫌な連絡が入って
おりました…。

> お仕事のことについては、もう「頑張って」としか言えません。病気のために外に出られない。大変です。きっと私の想像より何倍も大変。だから、遠くから「頑張って」と応援するより他ありません。

医者に止められても何でも、外に働きに出るしかもう道はないみたい。
もう結果どうなっても、頑張った結果には違いないので、いいかと。
近年頑張るとか生きること自体面倒くせえ!と思うことが多くなりましたが
実際にこういう状況に追い込まれると、「何クソ上等じゃねえか」という
気持ちになります。
頑張って、と言われるとしんどい時期もありましたが、今は胸を張って
「頑張ります!」と言いましょう。

No title

白取さんのそのお返事が一番嬉しい知らせです。

No title

ユキちゃんの足、可愛い!ピンクの肉球、モミモミしたいです。
ちょろりと覗く眼も素敵です。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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