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2013-01-16(Wed)

ヘビ年なのにコマネズミばり

2013年01月16日(水)
今日は在宅出勤。
かねてからの案件、ふたつ仕事を片付けた。
その間に、夕べから引き続き(間5時間くらい寝たけど)今お世話になっている会社の喫緊の案件であちこち電話、メール、エクセル作業、pdf化。色々自分でもコマネズミのように働いていると思う。
俺、巳年のはずなのだが。

着ることなどどうでもいいが、食っていくのと住むことはナントカしなきゃならん、それでもって病気だと薬代だ診察代だとあれこれかかる。
それより、さらに健康ならば必要のないはずの小物や日用品の類が、けっこうな負担になる。
こういう事って、まあ逐一言わないと健康な人にはわかんねえだろうな。言わねえけど。
そして、大切な「家族」も養わねばならない。「にゃーん」とかしか言わないけど。

昨日、ニュース番組で、山中教授のノーベル賞受賞で話題のiPS細胞技術ではなく、従来型の方法としてあった「自分の幹細胞を培養し、骨を作る」ことにより、虫歯で溶けた歯根から上顎部分の骨を再生させるという映像を見た。
自分のものだから、拒絶反応がない。異物として、体の免疫が戦おう、排除しようと思わない。
そのうち同化し、というより元もと同じものなので一体化して、ちゃんとした骨が再生される。
理想的だし理屈にあってるし、何より危険性が少ないという事が実に患者にとっては安心だ。
だが残念ながらこの方法による歯…というかこうした骨の再生医療に関しては保険適用外なので、数十万円というすさまじく高額な治療費となる。こういうところどうにかならんかね。

俺は白血病で、歯や骨ではなく血を造る幹細胞が癌にやられている。
だから造血幹細胞の正常なものを自分のものから大量に培養して入れ換えれば…などと、昔なら夢物語のような治療法が、今はすぐ現実のものになってきているし、iPSの技術は「ES細胞」と違い受精卵を元にしていないので、「受精卵とて命!」「倫理上の問題が!」という人らを黙らせることも出来ると思う。
…と思っていたら、iPSは細胞の初期化=リセットをするため、理論上精子や卵子も作れるのではないか、つまり「命!」「倫理上の問題!」とかまた言う人がいるのだそうだ。

何、倫理って。

俺ら、もうすぐ死ぬってとこに来てる人間がだよ、一番望んでるのは、
倫理がどうとか、そういう事じゃねえんだよ。
助けてくれ!
に尽きるんだよ。
もっと生きたい、出来れば健康に…
これなんだよ。
いや、言ってることは解る、解るけれども、中にはこういった最先端の科学技術を単に足を引っ張るために騒ぐ人もいるのだ。
言葉や思想や概念や、何でもいいけどそういう机上の言葉遊びをしないで欲しい。
現場、苦しんでる本人や家族、その周囲の現実を見ろといつも思うんだよな。

朝起きるたびにどこも痛くないか、起きたら起きたでどこかに出血はないか、というよりそもそも自分が「生きているかどうか」確認する毎日。
鼻血が寝てる間に気管に入りそうになり「自分の血で溺れ死ぬ恐怖」を感じたことは一度や二度じゃない。
日常日和見感染に気を付けるために、健康な人から見たら精神病かと思われるほどの防疫体勢。
マスクに頻繁なうがい手洗いは普通の人がパンツを履くくらいに当然、口腔・鼠蹊部の衛生に尋常じゃないほど気を使い、それでも周囲の人には最低限なるべくそれを気にさせないよう(…気を使っていただくけど)、そういう配慮をしつつ何とかよろよろと「普通」っぽく暮らしている、この『現実』ってのを、見てないだろう。

病院でも「私は去年ここを手術して」「あら私なんかリウマチで」みたいな、病気自慢をしている人らをよく見かけるが、本当に笑えない病気の人間は、それを隠すよ。敢えて普通のフリをする。手術して治る病気ならしてるし。ていうか大元の病気ではなく、その結果による色んな疾患にかかり、手術も入院も何遍もした。人に迷惑もかけ、情けもありがたく頂戴した。
だから余計に「大丈夫ですよ」と笑うクセがついてしまった。
生き死にとか関係ねえくせに病気自慢とか、ほんまにクソどうでもええわと思う(汚い言葉ですんません)。

でも、俺みたいな健康体から見たら「カタワ」(あえて書くが)の死にかけはひきこもってろ、という人もいる。
ひきこもってもいいが、ならそのひきこもっている分の生活の面倒を誰がみてくれるのか解決してから言って欲しいなあ。そうしたら喜んでひきこもるから。

自分さえも騙して働くしか、生きる術はないのが現実。だから、働く。
それに俺は働きたかったから働いているのだし、それが楽しければ一番いいのだが、そこまで望んでは贅沢というものだ。そんなに世の中甘くない。
幸い今の職場は皆さんいい人ばかりで、本当に恵まれていると毎日感謝している。
ただそれはそれとして、俺もたいがい相当な数の人たちと会い、一応生業として50近くまで生きて来た人間なので、
「ああ、こいつ俺を小馬鹿にしてるな」
という人は解る。
その人は、それを俺つまり相手に悟らせた段階で、人づきあいに失敗していると思う。
リスペクトしろとは言わない。でも、何で根拠もなしに人を見下すのか、時々問い詰めたくなる人も世の中にはいる。
根拠というのが年齢や性別、学歴や出身地だったり、本当に下劣な人もほんとうに世間には実際現実に存在するが、幸いそこまで酷いのとはあまり接触がない(取材で一時期かなりな人と会った、それはそれで面白かった)。
誰にでも得意分野はあり、得手不得手は当然あり、それで社会は成り立ってるって側面があるのはちょっと賢い小学生でも知っている。なのにつまらん対抗意識や、一瞬の「優位に立ちたい」という感情で、人を貶めたり、妙な意味不明のライバル意識を持たれたりする。
すんません、俺そんなものに対抗する余力、ねえから…。
一人で見えない相手と勝手に戦っててくれよ。

働くことは楽しいと思わねば、この過酷な「生」にしがみつく意味がない。
働けることにまず、感謝せねば。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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