--------(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2013-02-17(Sun)

忙中閑、寒中暖有

2013年02月16日(土)

仕事が立て込んでいて、忙しい。
立て込んでいても別にガッポガッポ儲かる仕事ではないので、地道にありがたく作業をひたすら続ける。
気がついたら体がビキビキに固まっており、ストレッチを軽くしてから、洗濯。
それから、いつもは風呂かシャワーを朝使うのだが、仕事に突入したのでこの日は夕方に風呂。
外は小雪が舞っていて、今日もひどく寒い。熱めの湯にゆっくり浸かる。

さて、体をもちろんしっかり乾かし、あっためてから、6時ころ出かける支度。
実はマンガ批評や大学講師などもされている堀あきこさんに著書をいただいたり、肺炎と腫瘍摘出で入院した時、「明青」さんにご夫婦で来店されてお見舞いをいただいたりした。(明青のおかあさん、その折はすみませんでした)
お二人は岡崎近辺にお住まいと伺ったので、じゃあ退院して容体が落ち着いたら直接お礼に伺います、とお伝えし、その後ネットなどでのやりとりはさせていただきつつ、今まで伺えずにいた。
なぜかというと、要するに「近くなのでいつでも伺える」というズボラさがいけないのである。
あとはそのうちお二人が三条神宮道の近くに移られるという話を伺い、じゃあ引っ越し祝いに本も寄贈します、などと言っているうちにこちらの仕事ががたがたになった。挙げ句薄い仕事をかき集めて超多忙になったり、挙げ句ハローワーク通いになったりでどたばた。

ようやく、本当に何年か越しに直接御礼を言いに伺うのだ。
今週はアルバイト先の編集プロダクション内でインフルエンザ患者が出たため、大事を取って自宅勤務とさせてもらい、逆に朝起きてから夜寝るまですべてが仕事時間になり、割合きちんきちんと仕事をこなしていけた。
しかし週が開けるとその編集プロダクションさんの方が忙しくなる。
なのでこのタイミングを逃すとまた半月後とかになるので、雪の中本を持って出かけた。

外はぼたん雪がちらちら降っていて凄く寒い。
それにしても、気軽に「伺います」と言って何やってるんだか自分。
ただ、お礼に伺うと言って、やっぱり忙しいから…と本をどかっと宅急便で送りつけて終わり、というやり方はしたくなかった。それにしても長いこと申し訳ない思いを噛みしめつつ、川沿いに地下鉄東山駅方面へ歩く。
もちろん、だからといってどうこう言う方たちじゃないし、元々ご夫婦でやまだ紫のファンでいらっしゃるので、「そちらこそ体調お気をつけて」みたいなことを言われて恐縮していた。

堀さんとご主人の井上さんの営む「りんご館」は、引き戸を開けると土間があり、右手に上がり部屋がある…という本当に普通の京町家だ。すぐに堀さんが「やっとお会いできましたね~」と笑顔で出迎えてくれ、井上さんも厨房から挨拶をしてくれる。
京都の底冷えはほんまにえげつないが、ストーブがぽかぽかと暖かく、冷たいお冷やがうまい。
とにもかくにもお見舞いのお礼と長らくのご無沙汰をお詫びして、やまだの本や井坂洋子さんの本(複数所持)などを寄贈。
元々「しんきらり」や「性悪猫」など代表作はお持ちだろうと思い(「性悪猫」は青林堂バージョンから全4バージョンお持ちだそうでびっくり)、ちょっと珍しい初期エッセイ集や挿絵を描いた小説「ねこになった少年」などをお持ちした。
いい作品はもっとたくさんの人の目に触れて欲しいし、長く読み継がれて欲しい、という気持ちも同じで、お客さんが手に取れるように置いてくださるという。

P1000142s_20130217181136.jpg

その後しばらくお冷やで、バルタイムの仕込み中の井上さんが落ち着くまで、堀さんとマンガやあれこれについて話していた。
井上さんが落ち着かれてからは、ちゃんとお客としてオーダーでビールを頼み、おつまみもお任せの盛り合わせたのと、ミルフィーユかつをもらって飲み、食べつつあれこれ話し、楽しく過ごさせていただいた。
それにしても井上さんの料理はうまい。
「京料理は薄味」というバカな嘘を誰が最初に言い始めたのか知らないけれども、ダシの問題と見た目の色でそういう印象が多いのかも知れない。決して濃すぎず、しかし酒のアテに合う味がしっかり出ていて、おいしかった。
特にこの日仕入れたという北海道の魚「チカ」が懐かしかった。ワカサギみたいな感覚で、北海道では天ぷらやフライにして食べたのだが、こちらでは南蛮漬けにしたのを出していただいた。これがまた美味。

結局料理も話もうまかったというわけで、小瓶の瓶ビールを4本くらい飲んでしまった。
気がついたらもう9時を過ぎていて、会計をして「また来ます」と言って出る。お二人は寒いのに外まで出て見送ってくださった。
ぼたん雪はまだひらひらと降っていて、歩く気持ちが折れた。三条を渡ってバス停へ行くと、ちょうど神宮道を信号待ちしているバスが見える。目的の5番ではなかったものの、祇園経由で四条京阪前に行くバスだったので乗る。
縄手を上がってセブンイレブンで買い物して帰宅。
寒かったが、あったかかった日だった。
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

コメント

温かい

本当に温かいお話ですね。
こちらも昨日は雪でしたが、そういう温かいお話を読んでるだけで、こちらも温かく感じます。
良い時間が過ごせて何よりです。

御加減いかがですか?

ついに私もダウンしかかっています!
インフルではなさそうですが、咳がひどいです。なのでもうしばらく菌が舞っています!
校了近いので休めません!
でも、今日、帰り道に寄り道してしまったぁぁぁ!!!

Re: 温かい

> 良い時間が過ごせて何よりです。
ありがとうございます。
でもその後ぶっ倒れました…どういうイジメなんでしょうか…

Re: 御加減いかがですか?

ご自愛ください、って遅かったみたいですね…
こちらは無事発熱ゾーンを過ぎて、今日は取材も終えました。
まだ手足が攣ったりあれこれおかしいですが、これは風邪とは関係ないようです。
「見た目健康だけど病人」同士がんばりましょう(変な連帯感)!
カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

広告
アフィリエイト・SEO対策
検索フォーム
プロフィール

シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

シンプルアーカイブ
リンク
RSSリンクの表示
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。