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2014-06-26(Thu)

筋子

2014年06月26日(木)
母親が「金は無いけど安くて新鮮なものを少しなら送れる」というので、「別にええわ」と言った後で思わず「すじこ!」と出てしまった。
たらこや筋子を北海道出身者で嫌いな人間はたぶん居ないと思うが、ほっかほかの炊きたてのご飯の上に載せたそれを、ガフガフと掻き込むうまさは、ちょっと何物にも代え難いものがある。もちろん、おいしい卵かけご飯や、新鮮な寿司や刺身、もっと言えば長万部のカニ飯とか洞爺湖のじゃがバターとかそりゃ色々ある、だがここは京都。

そんなわけで近くのデパートに買い物のついでがあるから、その時送ってやるわ、というので「量はいらないから」とお願いした。
何しろたらこはこちらでも買えるが、モノが全く違う。そして「え、こんだけでこの鮮度でこの値段すか?」と額に血管が浮き出る。筋子なんか、置いてあることすらほとんど見ない。
今日の昼前、ソファで横になってユキちゃんがいつものように脇の下に甘えて顔をクイクイと突っ込んで密着してきたとたん、ヤマト運輸さんがクール便を持ってきた。
一瞬なんだと思ったが母親が送り主だったので合点した。
たらこと筋子だよオイ。
まず箱から取り出して冷蔵庫へ入れ、そして何をしたか。

そう、飯を一合炊いた。
当たり前だ。


その間にパックを開いて、たらこをひとはらずつ丁寧にラップにくるんでタッパーに。筋子は包丁をなるべく一回ですぱっと断つように、5、6つくらいの塊に分け、迅速にラップしてやはりタッパーへ、そして冷凍。
今食べる分は皿へ。
まあ一人ならたらこは十杯分以上、あとシャケの切り身が2枚入っていた。
いや実に有り難いです。

もはや自分のささやかな生きる望みは、逆縁の不幸を母親に味合わせたくないという事くらい。
こないだ発現した右足の謎の麻痺は、結局日によって程度の違いはあれ、一生こうなのか何かすれば治るのかは今のところ未定。はっきり言って、完全に障害者である。
マイナスに考え始めたら、それこそ自分の場合今生きているはずもないので、ポジティブには無理なれど、日々ちょっとしたことに喜びを見いだすしかない。
だいたい、裏切られたり、不愉快な思いをする方が多いのだが。

人間貧すれば鈍するというが、本当にその通りだと思う。
そういう連中には全く理屈もこちらの常識も感情も何もかも通じない、共通「言語」がない。「感覚」がない。
これに接すると当然摩擦しか起きないので、接しないように努めるしかないのだ。
それでも飛び込んでくるものには耳目を塞ぐしかない。
何のことか解らない人の方が多いと思うけど、それでいいです。
とにかく日々、「生きていくだけ」でストレスとの戦いであると実感している。病気とは別に。
その上での、新しい麻痺という「いじめ」だ。
普通もうどうでもええわ、と自暴自棄になるか、とっとと自分で死ぬ。そして誰もそれを責めないだろう。
でも俺は生きるのだ。

こんなうまいもんを食えるんだから。
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No title

おお~。ブログが更新され、ほっとしたというか「おお~。」と思っております。わたくしの先の書き込みにコメントもいただきまして「おお~~。」と喜んでおります。
私の家系は猫を飼ってはいけない血塗られた家系ですが、この春、禁を破りキジトラの女の子を飼いはじめました。
猫好きなやまだ先生だったり白取さんだったりと、猫がつないでくれたのかなと、なんとなく不思議な感覚がします。
(あ、猫のヒゲとっておいたのに、どこかにいってしまった。)
「楽屋のことは知らんぞ」
4ガロ初投稿・初掲載の際、白取さんから頂いたコメントでございます。

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No title

美味しそう!

生きているということは、美味しいものを食べられるということ、ですよね。
私も愛犬のモコが美味しそうに食べているのを見ると、すごく幸せな気持ちになれます。
歌を作ってみました。

いつものご飯はいつもめし
昨日も今日もいつもめし
キット明日もいつもめし
それでもおいしいいつもめし

いつものご飯はいつもめし
朝だけもらえるパンのヘタ
時々もらえる肉の筋
やっぱりウマイ

おたまじゃくしの曲で歌ってみてください。

どうか、おいしいものを食べて、シアワセ気分でお過ごしください。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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