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2015-07-29(Wed)

採血上げ止まり

2015年07月29日(水)
desktop.jpg

ここ半月ほど、目がヤバい。
もともと、若い頃からの仕事が編集者ということと、趣味が読書(漫画から神話まで(笑)や映画鑑賞だったり、公私ともに目を酷使してきた。
だがもう気がつけば自分も50なのであった。50て…。
老眼にもなるよ。

前にメガネを作り直した時に眼科でいろいろ調べてもらい、元々の近視の度は進んでなかったものの、左目の乱視がひどくなっている(裸眼だとそこらのLCDのランプなんかは五重に見える)のと、いわゆる老眼で手元にピントが合わせられなくなっていた。
遠くは近視でぼけて、近くが老眼でぼけるって「どうすりゃいいのさこの私!」というわけで、遠近両用のメガネにしますかと言われた。どうも俺の世代だと「境目の無い遠近両用うんたら」というCMを思いだし、とんでもない爺さんがつけてるイメージがある。最近のはそんな事ないらしいが、ジジイはジジイなりにどうなのかなあ、と思い逡巡していると、医師が「単焦点であれば、一番日常で使う距離にピントが合うようにできますよ」と言う。
「じゃあそれでお願いします」ということでメガネの処方を書いて貰った。
で、メガネ屋さんに作ってもらったのが今のメガネ。
どこに焦点を合わせて貰ったかというと、眼前1mから1.5mくらいのところ、である。
日常一番見るのがここら辺。あと部屋の環境で、作業に欠かせないPC・テレビ兼用の大型モニタがこの位置にある。ここにピンが合わないとどうしようもないから、というわけだ。
遠くの山にピンがあっても、自分とその周辺がぼやけてたら生活に不便この上なかろう。まあ手元はメガネ外して、老眼でピンの合う位置に手元か頭をずらすしかない。じゃなければ老眼用を一本別に持ってかけ直すとか。
そんなジジくさい事できるか。いやジジくさいというよりクソ面倒臭いわ。

そんなわけで、ここしばらくはずっとメガネの「1mあたりの自分の周辺にピンが合う」ことに慣れて生活していた。
もちろんPC作業なんかも不便なく良かった…のであるが…。
ここ半月ほど、おおかみ書房の作業で目を酷使したせいか、ピント調節機能がおかしくなった。
退化、である。
目のピントを合わせる筋肉は収縮によってレンズの厚みを替えてピンを調節してくれるご存知のあの筋肉、完全に退化しましたね。ちなみに老眼は目のピント調節機能が衰える事全般をさすので、手前が見えない=老眼ではない。
しかしまあこれ、裸眼だともう遠近どこにもピンが合わないやんか(笑)。
笑い事じゃない、おいおいどうした俺の目、という感じ。
しかもモニタを作業のため一日数時間ぶっ続けで見る、何ならトイレに立つ一瞬以外は食らいついてびっしり作業をしているという状況が今入稿前なので数日続いた。飲まず食わずで11時間という日もあったっけ…てへっ。
昔っから、いいものを作る、作りたい、この本を手に取った人に新鮮な驚きと喜びを与えたい、と思うとついつい頑張ってしまう。
もちろん読者だけじゃなく作家である先生と依頼者である千葉ちゃんにも喜んで貰いたい。

今回のおおかみ書房第4弾はお伝えしている通り、中川ホメオパシー先生著「もっと!抱かれたい道場」である。
(予約はおおかみ書房通販サイトで。初版1000部には特典つきます。ちなみにもう半分以上売れちゃったので気をつけてね)
あと通販特典は「外れ」があって、俺の使った作業用台割になります(笑)。
貰った人は嫌がらせ以外のなにものでもないでしょうが、運が悪かったと諦めてください。
DSC_0002.jpg


企画段階から「基本いつものようにお願いします」ということで、アイディアを出し合い、作家さんのご希望部分以外はお任せで作るというスタイルでやってきたが、途中で千葉ちゃんに見せるとまあ無邪気に「すげえすげえ!」と喜んでくれるので、こちらもついつい乗ってしまうんだなあ。
今回はやらなくていいトレス作業とか描き文字とか写真撮影に取り込みとか、普通編集者も、デザイナもやらない作業をとんでもない手間と時間をかけてやってしまった。
上がったものはそういうところ=苦労をなるべく感じさせないようにしているし、千葉ちゃんも無邪気に「出来上がった!」だの「完成!」だの結果をのみをツイートしてくれるだけなので、間のこういう地道でかつ「過酷な」状況は知られないままである。
まあでも編集さんは裏方であり、裏方ってこういうものだし、そういう縁の下の何とかを粛々と続けて30年!にもなれば「うんうん全部俺は捨て石でいいよ」と思えてしまう。本当に、掛け値なしで。

いいものが出来れば別にそれでいい。

作家の先生と買って下さった方が喜んでいただければ、本望である。
それより健康が欲しい、これは本気。

モニタを見続けた、とくにPC作業をちょっと健康な人でも大変な感じで続けたせいで、眼球震動というやつが再発した。
以前発症したのは…あ、やっぱりおおかみ書房の本を作ってて頑張った時か(笑)。
アカンなあ。ついついやっちまうんだよなあ。
眼震というのは、簡単に言うとその名の通り目ん玉が常に小刻みに動いていること。よく電車に乗る、外を眺める、近くのものを見ると後方に流れる、それをまた次に来るものにピンを合わせる…これを繰り返す行為はみんなあると思う。これが視線を固定していても起きる。
要するに目を瞑っても、目が常に何かにピンを合わせようと目が微動しているのだ。目を閉じて指をあてると、眼球が動いているのが解る。まさに震動。
目を休ませたり、潤いを与えたりケアをしつつ使えば良かったのだが、まあ、とんでもない酷使をしてしまった。

月曜は血液内科、月イチになった受診日だった。
主治医のK先生に採血結果を聞いたあと、これについても聞いてみたが、眼科での検査で眼底見て貰ったり、一応検査結果は異常無しだったわけで、「あんまり無理しないで下さいね」と言われた。ひどいようなら眼科へ、ということ。
目を使わないという事が一番なのだが、目を使わないと入稿作業できないし。
困ったのは、月曜に病院から戻ってきての作業で、目だけではなく両手に痺れが出て、これはアカンと作業中断して目を休めるために横になった、そうして眼球をぐりぐり動かしたら頭痛がして、目眩がして、そして軽く吐き気まで出てきた。
うわ~これはアカンぞ。脳かも知らん、救急車かと一瞬思った。
幸い数分でおさまったものの、翌日起きても軽い目眩は治らないので、呼吸器内科の連チャン受診日だったのは延期して貰った。
昨日はそのまま夜までPCを使わず、テレビは絵的につけておいたがあまり見ないで、時折なるべく窓の外を見るようにしたりはした。そんなこんなで夜には少しマシになったので、本文廻りのデジタル原稿の確認と、カバーと表紙の最終調整とフィニッシュまで。
最後は入稿用のデータDVDを焼いたらちょうど12時くらいだったか。

さすがにへっとへとに疲れた。と、ひとことで書くと簡単なのだが、病人だという事をついつい忘れてしまうのはまずい。気をつけないと…としょちゅう言ってるような気がする。

ところで一昨日の採血結果の方は、前回いい感じに上がっていたので「このまま白血球2000くらいまで…」と淡い期待を持ったが、1420と「上げ止まった」感じ。
WBC 830-980-900-1170-1370-1850-1420
RBC 1660-1930-2510-2830-3160-3690-3770
HGB 5.6-6.6-8.6-9.8-10.6-12.1-12.2
PLT 56000-58000-57000-65000-70000-81000-83000

退院後の3月からはこんな感じで、先月まではいい感じで上がって来たのにブレーキがかかったかたち。まあ、でもここまで戻ればかなり有り難い。
何しろ輸血輸血、感染症感染症…で去年の春あたりは「一年後死んでるかもな」と本気で考えていた。
いや本当なんですよ。こういうブログなんかで書ける事と書けない事があることくらい大人なら俺も理解してます。
本当、死ぬだろうなあ…と思ってあれこれ、一応整えておきました。
とても一年後この世に存在できてると思えなかった、どうしても。

でも生きてるんだなあ。ありがてえ。
美山のにゃほやまさんにお預けしている猫のユキちゃんは、ケージから普段出して貰えるようになり、いい子にしているらしい。
可愛がっていただいているのが解るし、いつもご報告も頂戴している。ありがとうございます。
IMG_1826.jpg

自分の命さえ面倒見るのが怪しくなってきた人間が、猫というもう一つの小さな命に責任を持つことは存外厳しい状況だった。それは健康上の事もあり、また残して死ぬ格率が高いと思っていたので、猫に申し訳ないという気持ちもあった。
猫好きだからとかいう次元の話じゃなく、なんというか、家族とか命とか言うと大げさなんだけど、ええと「責任」みたいなもんかな。
人にせよ動物にせよ、生きているというその当たり前の状態が当たり前ではなく、もの凄く精緻で繊細で奇跡的なメカニズムで保たれている、病気になりあれこれ切った貼ったの入退院を繰り返し、自分以外の病人とも接したりして十年。「いのちって素晴らしい!」と思いますよ。健康な人が簡単に言う気楽な感じじゃなくて、心から、魂の底からそう思う。

とかしみじみ思ってたら、机の上にイエユウレイグモがてくてくと歩いてきたので、これも命よのう…としばらく眺めてから、はっとしてそっと両手に包んで外に出してやった。
ワイルドな環境だなあ。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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