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2015-08-10(Mon)

POPLSさんのいい仕事!

2015年08月10日(月)
きのう、おおかみ書房の中川ホメオパシー作品「もっと!抱かれたい道場」の刷りだし見本が届いた。
毎回毎回、ほんっとにいい仕事をされます。
POPLS様本当にありがとうございます。
本を手に取った人が目に見えないところで凄まじい、それこそ命を削って作業をして、拘ったところをきっちり再現してくれてます。
いや本当に、俺なんか目壊しかけたからね。
毎回この価格でこのクオリティに、プロとしても頭が下がる思いだ。
DSC_0012.jpg

ほんの二十年前までは、当たり前に方眼紙に鉛筆や色鉛筆で下書きやアタリをつけ、ロットリングで実線を引き、トンボも自分で作り、それは途中から便利なシールが出来たがコーナートンボは頑固に自分で引き、原画を0.1%単位で縮小率計算したり素材を全て「指定」をして、色チップを張り、各種製版指定を入れて、トレペを張って防水ビニール袋に巻いたりそれをさらに大型封筒に入れたり、もう「工作」レベルの版下を作って製版に入れたっけ。

で、色校正が上がると目を皿のようにしてあらゆる部分をチェックした。
これは…と思えば分版のフィルムもチェックしたし、時間がない月刊誌なんかの場合は自分でフィルムの膜面を「修正」したりもした。
そんなことは当たり前だった、少なくとも貧乏な零細出版社では。何しろやってくれる部署はないし、こっちは何もないところつまり脳内企画から、紙の注文から依頼からスケジュール管理から版下作りから営業から本運びから返品整理から倉庫作業から最後は断裁まで「看取った」。
ゆりかごから墓場まで、じゃなくて何もないところからなので「金玉から墓場まで」か。違うか。

今ではその大部分の工程の「手作業」がデジタル化され、だからこそ、作家さん北海道、発行人大阪、編集デザイン京都…なんてことも可能になったわけだ。単に工程をデジタル化するだけならもう四半世紀前から現場はそうなっていたが、何せインフラとマシンの普及度と処理能力のケタが違ったからなあ。
それに最終的にはなんだかんだで人力、という部分もまだまだ多い。
まあでも、頭ん中で誰が引いた仮台割を見ても、脳内で本の形にある程度姿が見えるってのは、悪い事じゃない。
それもこれも長年の経験あればこそで、そこへ収斂させる仕事の数々も、もはや今の人から見たら「職人芸」なのかも知れない。実際よく言われる。
でも何の伝統芸(笑)でもそうだろうが、その職人の技なりこだわりなりに答えてくれるのは、こうしたきっちりとした仕事を仕上げてくれるところ。それも、やはりプロの仕事だ。
POPLSさんに今回も感謝。

そして修正箇所を黙々と直して、差し替えのデータを作って送る。
出版には編集と営業という車でいう両輪があり、営業の役割はとても大きい。
昔はそれも含めて全ての工程に関わっていたが、今は営業は全面的に「発行人」の仕事。
あとは千葉代表に頑張って貰うしかない。
もっとも、今まで俺たちは全ての本でちゃんと結果を出してきたんだから、何も心配してないけど。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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