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2015-11-04(Wed)

明日は三度目の手術 続々

2015年11月04日(水) これまでのあれこれ 3
10月30日は、旧知の編集者でもあり友人の呉君が来てくれた。
ちゃんとマスクをして、お見舞いにとマスクとか水とかゴミ袋用にと小さいビニール袋とか、いろいろ考えて持って来てくれた。…はいいが、下の売店高いよ、と伝えておいたのに、そこで買ったという。申し訳ないなあもう。

ちょっと仕事の話で、代打を頼みたいという打合せで、俺は翌週手術なので打合せが出来る日は限られてくる。こういうとき、伏見とはいえ同じ市内に住んでいる相手だと本当に助かる。でも病院までご足労いただいて申し訳ない。
申し訳ないことばっかりだよ、病人になると。

仕事の引き継ぎの話をあれこれした後は、別件で「インタビュー取材」の話。俺が受ける、という。まあ詳細は追ってということで今は控えますが、それも近日中に改めてちゃんと機材を持ってくるので、という話。
三度目の手術の後の方が気が楽っちゃ楽だが、いったい何日後に話せるようになっているか、退院のメドがつくのか、今は全く不明。
なので、今のこの首から下は全く異常ないどころか家よりむしろ快調、という状況のうち、俺が疲れないのであれば…という事なので、今日くらいなら全然平気と話す。

31日は朝起きたらPCが立ち上がらなくなっていた。
ま、MS-DOS時代から付き合ってる人らなら皆「で?」としか思わない、よくある話。でもちょっと、今は困るんだよなあ…。
もうBIOSとかの問題じゃない事は判ってる。ウィルスとかでもない。
Windows10ちゃんのせいですね。
周辺デバイスのドライバを後で手動でいちいちゲットしてインストールするのとかもうクッソ面倒くさいので、人柱と言われようが、自動アップデートという名の「強制アップデート」にお任せした結果、手元のWindows7マシンは普通に10になった。細かい不具合が毎日のように、イラッとするタイミングでイラッとする事が起きる。
そういう事にもまあ、PCと付き合ってると日常なのでイラッとして終わる。
だがこの度の、起動してロゴが出た後うんともすんとも言わない、マウスカーソルも出ないで止まっている…というのは困る。
10ちゃんには何度か正常起動しないと自動修復モードで立ち上がるという素晴らしい機能がついているのだが、これがまた素晴らしく使えない機能である。
詳しくはここまで全くわかんねえ、という人のために省略。
結論を言えば、「すったもんだの挙げ句、普通に立ち上がった」。

朝7時にはすでに死んでおり、何事も無かったかのように普通に立ち上がったのが夜9時前。

もう何やってもダメで、最後の手段はDOSプロンプトでの「CHKDSK /f」。これNTSFのSSDでもいいんだろうか、大量の不良セクタとか吐きだしたらどうしようとか、昔はよくこれに助けられたものだが、Windowsがどんどん何かトリッキーなシステムになっていって、使うのが躊躇われていたが、もうしょうがない。
でセーフモードのプロンプト付きで試すと、出来ないと言われて次の起動時にやるか、というので「おう」と答えて再起動。
やめるなら今とばかりに、8秒以内に何かキー押せば中止するよという表示。黙って見ている。万策尽きているのである。
するとDOS画面にはならず、ただ真っ暗なまま(バックライトはついている)、アクセスLEDは激しく明滅している。
んで数分、一定間隔で点滅をクリ化したままウンともスンとも言わなくなったので、あーやっぱこれでもアカンかとこの日何十回目か解らんくらい押した電源ボタン、で再起動したら、普通に立ち上がった。
何だコレ…。
今日の朝から14時間だぞ回復まで。
ていうかイベントログをセーフモードで確認したら、何か夜中の3時ころに大量のエラーを吐きだしていた。その状態のまま朝になって俺が蓋を開けたというわけ。つまり正味18時間くらい不能だったわけだ。

ただ、何かでかいアップデートがあって、それがwifiでのテザリングだったのでもの凄く遅かったり、あるいは帯域占有の規制を受けてさらにしょぼくなったか途切れたか、でもイベントログにはそういう形跡はない。
メディアセンターがらみのエラーが大量にあったが、そもそもメディアセンターなんかインストールしてないし。
アップデートも、それならそうと表示すべきだし、「電源を切らないでください」とか「アップデート中です」とか何か告げろよ、と。
とまあ、そういう「取るに足らない事」がありました。

とにかく復旧してすぐ、システムの復元点を作成、さらにバックアップがなぜかずっと失敗していたので、外付けドライブに改めてシステム含めたフルバックアップを作成。100Gbとかになるが、一からまたソフト入れてデバイスドライバ更新して環境設定…とか考えたら気が狂いそうなので、HDDの容量くらい何でもない。
まあ小型HDDなら家になんぼでも転がってるので、そっちを今後バックアップのためだけに使えばいい。なんといかほとほと疲れた。片目だってのに、まる一日PCトラブルに振り回された。
ていうかこれ、朝の状態で丸一日何もせずにほったらかしにしておいて、夜ウ○コし終わった時に再起動すればそれで済んでたのかも知らん。
いや、でもスタートアップのチューニングとか、怪しいデバイスドライバを停止させたりもしてるから、結局何が決めてになったのかが解らないといういつものパターン。
だから、また起こっても「ああ、これね」とは思うが、結局毎回疲弊し、毎回なぜか最後はスッと普通に治る。何だこれ。

俺の病気も慢性的に免疫が低下しているので、感染症にしろ今回の癌にしろ、毎回何が出てくるか解らない。
死ぬ死ぬという場面も何度もあったし痛い思いも入退院も何度もしたけど、最後はスッと普通に生きている。
見た目だけは。なんかそんなポンコツな俺に似てるなおい。

外に居て元気なように見える俺しか知らない人からすれば、何か飄々と白血病なんか苦にしないで生きているように、あるいは白血病って以外と平気なんだな、やっぱりテレビで「治る病気」とか言ってる人がいるけどほんまやな、くらいに思われているかも知れない。
いやね、奥さん、これ正直ほんまに凄まじい無間地獄ですよ。
毎日毎日、ああ死んでない、また生かされた、今日はどこも痛くない、明日もこうだといいな、一年先? 生きてるかどうか全く解らない…という生活を続けてて、まともな精神状態を保っている方がどうかしている。

俺まともな自信ないもん今。

こうしてネットで「全裸フリチン仁王立ち状態」で全てを曝していること、これがもうこんな時代では「異常」な事だ。まともじゃない。
個人情報がどうたらとかプライバシーがとかネットリテラシーがとか言ってるときに、もうこんな事逐一書きまくってるのは尋常じゃない。
ある意味、他の部分で正気を保つためだと自覚しているからまだいいのかも知らん。少なくともまともじゃない事は自覚しているから。

だから自分の命の問題でもなく、まあ、その人にとっては失恋とか指切ったとか百円落としたとかいう事が死ぬほど辛いのかも知れないが、そういう事で泣きわめいたり、ことさらに自分は不幸だとアピールしたりお涙頂戴をしたり、極端な例では他人を傷つけたり、自分を自分で殺したり…する事もあるのだろう。
何がその人にとって大切なのか、それは人によって違う。当たり前。

俺の場合は、毎日毎日「死」がちらちらとすぐ近くに見え隠れするもんだから、正直まともにつきあってたらおかしくなると思ったのだ。
そのうち連れ合いが先に逝ってしまうし、猫とも別れざるを得なくなった。挙げ句、白血病の上に皮膚癌だ顔がツギハギになるとなれば、まあ普通は…ねえ。
でも生きる。
やる事がいっぱいあるし、やりたい事がいっぱい残ってるし、不義理をしている恩人に元気な姿で挨拶をしたいし、弟子が「まだ死ぬなよオッサン」と言うし、母親もまだ生きてることだし、そうしてその母親ですら「こんなに面白い時代、まだ先を見たい」と言っている。
だからホイッとあきらめる…死ぬことが出来ないわけ。
何か悲惨をことさらに強調して、ミュンヒハウゼンじゃねえけど「俺は末期癌で余命いくばくもない」とか言っちゃって何か他人に意味不明の立ち位置から説教するとか、こっぱずかしくて俺ぁ出来ねえんだよ(笑)。
俺は白血病でボロボロで連れに先立たれこの度は皮膚癌で顔がツギハギになります、そりゃあしんどいけど、その「しんどさ」をもって人の上からものを言うつもりにはどうしてもなれない。
「しんどさ」を望んだわけじゃないし、出来ればこんな病気なりたくなかったに決まっている。今でも明日治るんなら何でもするよ。
それこそ俺のポンコツPCみたいに普通にスッと治ってたらどんなにいいか。
でもまあしょうがねえよ。
命と不細工な顔なら、命を取るに決まっている。
もともと命がありもともとブサイクなんだから、順位をつけたら命が上に来るに決まってるんだよ。

この夜10時ちょい前、夜勤の看護婦さんが来て、軟膏を追加してくれた。
あんまり来ない若い低姿勢だが明るい子で、ガーゼに軟膏を塗って貼り替えるつもりだったらしいので、いやこれ顔のぺろっと剝がして、目に直接チューブから出して貰って大丈夫ですよ、と言う。
んで塗って貰ったあと、鼻の脇にテープの隙間が出来て、どうしてもそこから漏れてくるんですよね…とテープを取りに行って鏡の前で顔を一回うにゃっと伸ばしてから、鼻孔の脇に沿うようにテープを貼ると、「私より上手いかも知れない」とか「白取さん鼻が高いから確かに隙間ができやすいですよね」とか言う。俺鼻高いかなあ。
ま、この鼻の間の壁、穴あいちゃうんですけどね。

このところ寝る前はいつも、Bluetoothの密閉カナル型イヤホンがなかなか良い、ついつい音楽を聴いてしまう。しかも寝る前の癒し系の音楽じゃなく、傷に響かなくなったのをいいことに、またぞろハードロックとか聞いている。
しばらく音楽、聞く余裕も無くなるだろう。

5日には大きな手術が待っている。
結局、部屋でE先生と研修医の女医さんが手術の説明をしてくれた。
今下の瞼を「天の橋立」状態でつなげている状態は、上の切除された瞼部分にあって、もう血管が延びてじゅうぶん血流もあるので、これを上瞼として切り、形成。
で、やはり下の眼瞼再建は、左の小鼻を開いて鼻腔内から軟骨と粘膜を切り出して移植、皮膚は結局目尻からもみ上げの稜線を経て、耳の裏か、もしくは逆に顔側に切って、顔面を剝がす。
そして顔の皮膚というのは意外とたるみ、余裕があるので、寄せたり引っ張ったりして、うまいこと下瞼の切り取った部分で合わせて縫合するという。
まあまあ、顔面上では大きい手術。

予後も痛いだろうし、しんどいだろう。何日それが続くか、あるいは一生続くのかも知れない。麻痺が残ったり、神経痛みたいなものが残る、つまり後遺症が残る可能性も当然ある。
連れ合いの三津子は、右の腎臓を脂肪腫ごと摘出した際に腹を切られた後遺症に死ぬまで悩まされていた。神経も筋肉も寸断され、くしゃみや大笑いする時には傷痕を抑えるようにしていた。抑えないと、腸が飛び出そうで怖いといっていた。冬になるとしくしく痛むとも言っていた。
それが顔に残る可能性だってある。
醜い顔で済むなら御の字だが、その上に辛い、痛い、しんどいとなるとこの先きっついなあ、と思う。
思いつつも、でも死ななくて済んだからいいか、とも思う。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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