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2016-05-15(Sun)

放射線治療で再入院

2016年05月15日(日)
明日から、耳下腺部(耳から顎にかけて)放射線照射のため入院します。
4月の4日に耳下腺と腫瘍を全摘、周辺リンパを郭清、顔面神経への影響は最小限にとどめていただき、結果左口角が下がり不自由になった。
それより傷が今回はがばっと切って開いて長い時間丁寧にやっていただいたこともあるのか、大きい。
左に「人」の字。それが二週間ほどで退院となって帰宅したはいいが、何せ当初は術創保護の不織布テープ、その後はガーゼをあててしのいでいた。
ミミズ腫れのようになって盛り上がり、服の襟がこすれるとまだ痛いというか、「いやな感じ」がする。
あと左耳の感覚は相変わらずほとんど無い。そこにあるな、という事しか判らない。
昔から両耳が動くことが自慢だったが、左は全く動かなくなった。当たり前か。
口の麻痺はお伝えしている通り、水分を飲む時注意しないと零す、水を含んでの「ぶくぶく」が出来ない=水がテッポウウオのようにぴゅーっと飛び出してしまう、飯を食う時にうまく咀嚼できず、左がわの前歯と唇の間に咀嚼物が溜まるので、結局それを指で掻き出すとか、色々ある。

…で、この傷が落ち着いたら再発予防の放射線照射に…ということであったが、何せ今度は耳下腺、口内や喉の粘膜にも影響が出そうな部位だ。
とくに、口内はただでさえ弱いところに、俺の場合免疫が落ちているので、すでに菌交代が起きている。しょっちゅう口内炎みたいなのになるし、衛生に気をつけていても、普通の人より遙かに弱い。
そこへ放射線、なのでどういう影響が出るか今からちょっと怖い。ま、あててみないと解らないのだが。
とにかくまず虫歯なんかは照射後だと治療できないので、前に抜歯するものはし、縫合を済ませ、それが治ってからじゃないとあてられない。で歯を4本抜かれ、ただでさえ食事が摂りにくかったのが、今度は完全に「不自由な人」になった。
ゼリー飲料やおかゆさんばかりになった。
まあそれでもしばらくは頑張って、ちょっとずつ咀嚼の訓練に軟らかいおかずを混ぜたりしている。
放射線障害で嚥下困難とか、味覚異常とかも出る恐れがあるそうだが、やってみないと解らんしな。

実際目に当てたときは「涙腺機能は失われる」と言われたが、何とか持っている。
ただ働きがおかしくて、目の方へ水分が行かずに鼻から出て来たり、ときどき頓珍漢なことをやる。
その鼻は左目の瞼再建のために中の粘膜と軟骨を移植していただいたので、しょっちゅう、ていうか毎朝けっこうな鼻血が出る。
今でも鼻をかむたびにほぼ毎回、鼻血が出る。
左目は乾きやすく、モニタを長時間見ている事が苦痛。これは仕事にせよ、暇つぶしにせよ、困ったものだ。
そして転移癌を除去する手術によって神経を切断された左耳、いつもヘッドフォンのパッドがあたる部分がちょっと痛い。
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、それぞれに重篤な異常は出ていないものの、それぞれの器官が普通ではなく、とんでもなくしんどい状態になっている。
まあ、精神的にもかなり苦痛である。

今回はそういった日常の「小さい苦痛」「苦労」「しんどさ」が、ほんの数ヶ月前から比べたら激増し、正直、ほとほと参った。
というわけですので、今回はお伝えした通り、メールや電話やお会いしたいというご連絡もほぼ全て、対応出来ませんでした。
俺だって、「一人にしといてくれ」という時があるんですよ。
とくに今回はやばかった。
人には「強い」と言われるが、自分ではそんなに強い人間ではないと思っていた。
だがこの状況、発狂もせず自殺もせず、精神力で堪え忍んで来られたのは、自分でもなかなかたいした奴だと思う。
うん、思うよ。
うちのアパートの周辺では最近いつもやかましい近所のガキどもがちゃくちゃくと悪い方向へ向かい、ミニバイクをブンブンブブウンと言わせるようになった。、将来的にはもっと大きいバイクでもっと大きい音を出してもっと危険な走行をしてもっと多くの人の迷惑になるんだろうなあ。
こちらは文句言おうものなら最近は殺されかねないので、騒音はヘッドフォンでシャットアウト。真夏なんか正直暑苦しいが、騒音でイライラするよりマシ。
こうした体のこと、精神的なこと、日常で苦痛苦行が多すぎる。
普通折れるって。

そういう「ひたすら現状を受け入れ、耐え、意識的に平静を保つ」日々。
たまたま、昔働いていた編集仲間が東京から出て来て、共通の編集仲間と会うという話に誘って貰い、鬱々としていてもなあ、という事で出かけた。病院以外の外出はそれ一回だったなあ、この約一ヶ月。
正直遺言とかいろいろ、忙しかったということもあるが。
何しろ、白血病の上に悪性度の極めて高い皮膚癌、そしてすぐ転移、そらまあ「死んだあとのこと」考えておかないとね、真剣に。

でその「死んだ後」のことで、美山のにゃほやまさんこと谷川さんにお預けしたまま、こちらは入退院手術数回…でまた入院となってしまっているユキちゃん。

つい先日、その谷川さんから
「申し訳ないですがユキちゃんをこのままお預かりできなくなりました」
というご連絡をいただいた。
詳しい事はご家庭の事情なので書かないが、このタイミングで、ユキの引き取り手を再び探さねばならなくなった。
耳の聞こえない12歳になる白猫、夜鳴きで「ワォンワォン」と大音声で鳴いたりするのを引き取れる環境の方、おられますか(笑)。
いや笑い事じゃなく切実です。
こっちはこれからたぶん一ヶ月半ほどの入院になってしまうので、あっちゃこっちゃお願いに行ったり出来ませんが、どなたか心優しい方がおられましたら、メール欄でもコメント欄からでも、ご連絡ください。

本当に、生きるのも大変だし、死ぬのも大変なことです。
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コメント

ユキちゃん

ご心配だと思います。
ご自身が長年病と闘いながら、それでも頑張って来られたのに、癌の転移があって不安も心労も大変かと。
そこに猫ちゃんの心配が加わって、もうやりきれないと、自分なら心折れてしまいそうです。
癌の上にさらに恐ろしい癌、さらに難題と、何も出来ない自分が情けないです。
今まで白取さんに勇気付けられ、励まされて来ました。
私も配偶者に先立たれ、その悲しみも、白取さんのブログを読ませて頂いて、随分立ち直るきっかけを頂きました。そう思っていながら何も出来ないという事に、自己嫌悪すら抱いております。
どうか、条件が整っておられる親切な方が見つかりますように、せめてお祈り申し上げます。
お辛いでしょうけど、励まされている奴もいるんだとちょっとは生きる力に、微力ながらお役に立てればと初めて投稿させていただきました。
どうかこころ穏やかに治療に専念出来ますように。

ありがとうございます

お気持ちだけで十分です。
こればかりは何とも、自分も入院中ゆえにどうする事もできず、これまでのご厚意に甘えっぱなしだったことに反省もあり、何とも言えません。

それにしても困りました。
自分の生き残りに全神経を向けたいところですが、猫の命も大事です。小さいけど大切な家族として引き取り、病気のため人様にお預けし、それだけでも申し訳ないというのに、ほんまユキにも申し訳なく。
心配事だらけです。

No title

われわれ外野には何もできません。しかし、たまたまブログを読ませていただくようになった者として、今回の治療の成功を心よりお祈りしています。

No title

やまだ紫さんのファンです。
そのご縁で、こちらのブログも読ませていただいていました。

我が家には15歳の猫が2匹いて、お預かりしたい気持ちはあるのですが、神経質な猫たちなので、難しいのです。

調べましたら、大阪にこんな施設がありました。
様々な理由で、一緒に暮らすことが出来ない猫や犬を預かってくれると書いてあります。

http://www.jcdl.jp/ichiji.html

お役に立てなくて残念です。
一日も早くお元気になって、ユキちゃんと暮らすことができますよう、お祈りしています。

ご心配ありがとうございます

動物愛護団体のシェルターも預かっていただけるんですね。知っていましたが、預けたきりと勘違いしていました。
捨て猫だったユキを夫婦でちゃんと面倒をみてやる、家族として迎え入れたからには、やはり「一時預かり」でと考えていました。
もちろん、現在もお預かりいただいたままで、結局体力を戻す前に病気が悪化したり感染症になって入退院、さらには新たな癌で半年に4度の手術…となって、いまだにユキに会いにさえ行けていません。
それだけでも心苦しいし寂しいし申し訳なく、自分の病気がうらめしいと思います。
ただ、今面倒をみていただいている方にも甘え続けられませんので、引き続きいろいろ模索しております。
生き物ですから、本当はこっちの都合でどうこういうのもおこがましいのは承知してるんですが。
これはやまだとの約束みたいなものです。
それに、死ぬつもりはまだないので。

どうしても期限まで見つからない場合は。

ご連絡ください。
7匹多頭飼いなので、ユキちゃんにはストレスフルな環境になりますし奈良なので面会もなかなか出来ないですが、それでよければお預かりします。
フルタイムで働いていて、今いる7匹の世話もあるのであまり手厚い世話は出来ませんので、あくまでもエマージェンシーで。

ありがとうございます

皆さんコメントやメールありがとうございます。
病気治療への励ましやユキちゃんのこと含め、いろいろご心配おかけして済みません。
入院中は本当にほぼほぼ何もできないのですが、それでも出来る範囲であれこれやれることを考えています。
もっとも最優先すべきはまず生き延びること、集中したいと思います。
御礼まで!
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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