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2016-09-05(Mon)

次の手術と新たな転移?

2016年09月05日(月)
先週からまたばたばたとあれこれあった。
不在中のアパートのことから、今骨が露出状態にある左目の腫瘍と眼球摘出痕の部分のことなど。
結局、「次の転移」を恐れて塞がずに様子を見ている状態ではないし、いったん皮膚移植で塞いでしまった方が生活の質も向上するだろうし、という結論になった。
手術枠は8日にあいていて、そこでやりましょうという事に決定。慌てて術後のおむつを買いに行ったり。

それはいいが、一昨日あたり、習慣で首まわりのリンパ節や、頸部郭清の術創痕を触っていて、
「ん?」
と気付いてしまった。
左の鎖骨上部に、しこりがある。こりこりしたまだ小指の先程度のものだが、明らかに数日前までは無かったものだ。
この癌は一度腫瘍を形成してしまうと、恐ろしい速度で大きくなっていく。週単位で増悪、というやつだ。
なので一応昨日の処置の際に当直のM先生に報告し、今日、主治医のE先生にも確認していただき、
「これは術前に一度急遽画像診断を入れないといけませんね、PETは無理にしても…造影MRIかCTの枠を入れるようにします」」
とのこと。
もちろん、脂肪腫やその他の良性の可能性もないわけではないが、いやまあ、そんな都合の良い話はない。
何しろ前回の左眼瞼再発のときにPETを撮った際、この鎖骨部分に反応は出ていたからだ。
とはいえその時ははっきり固形の形を取っておらず、もやっとした反応だったので、郭清手術の炎症反応かも知れないという先生がたのご判断であった。
そこに、しこりが出来たという事は…。
しかも悪いことに、再発しないように「がっつり」あてた、放射線障害の口内炎にも苦しみながらも乗り越えた、その部分の際というか微妙な境目にしこりはある。
しぶとい、本当にたちの悪い癌だ。

E先生もその後に来てくれたY先生も、とにかく左目に再発したわけじゃないので、予定通り左の顔面には(おそらく左太股あたりの)皮膚移植をして鬱ぎ、その手術時に、鎖骨上部のしこりも摘出し、検査に廻す、あるいは同時に周辺のリンパ節を郭清するかなど、耳鼻科の先生のご意見も伺って判断したいということ。

まさかこんなに早くまたこいつが転移とは。
いたちごっこというかチキンレースというか、本当にしぶとい、にくたらしい。
眼球まで取ったんだから、もう諦めて欲しいものだ。
8日の手術をまず乗り越える、数日はまた地獄の日々だろう。
今回は左の顔面、皮膚を持って行かれた部分、さらに鎖骨の転移部分と、あちこち傷も増える。
本当にこの一年凄まじいことになっているが、俺だってしぶといぞそうとう。
弱い人なら気がおかしくなってるだろう。
俺もおかしくなってるのかも知れないしおかしくなった方が楽なんだが、平静を保つふりをするので精一杯だ。
他の事を一切考えたくないし実際何も考えなくなった。
なんか手続きとか書類とか、読む気もおきないし、あれこれ管理記録魔だったのにそれらもどうでも良くなっている。
お金のことを考えるとクラクラしてくるし、実際大金持ちが現れてポンと大金くれねえかと夢想するくらいしかできない。
夢想するようになったらおしまいだろう。
でもこの刹那、この時間を乗り越える、それで精一杯。
一杯一杯だ。
戦いに「終わり」が見えず、戦いをこちらからやめれば確実にそれは「死」なわけで、常に闘っていなければ殺されてしまう。
極限で張り詰めた状態に、常にいる。
ああ、もういいや、楽になりたいな…と考えることが多くなった。
ちょっと前なら考えなかったことだ。なにくそ、死んでたまるかと思って来た。
それがちょっと精神的に、ちょっとでじゃなくかなりやばいという自覚がある。
精神病歴がつくのが嫌で精神科の受診はしていないが、受ければ何かの病名がつけられるだろう。
だから受けない。
一人で抱え込み、張り詰め、乗り切る。
そうするしかない。
それを看護師さんや先生がたが助けてくれる。
それ以外のことはもう本当に、「生きる」という事以外の「どうでもいいこと」になってしまった。
ここを乗り切らないと、たぶんアカンという確信がある。
乗り切らないと。
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No title

ある歌舞伎役者の奥様が
ガン闘病中なのにブログを始めたことがニュースになってましたけれども
それを観た私は
白取さんのことを思い出していたのです。

生きるということ。

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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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