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2016-09-11(Sun)

皮膚移植、頸部リンパ節摘出、無事終了

2016年09月11日(日)
8日金曜、朝イチ8時半から手術、帰室は夜、ちょうど7時の面会時間終了のアナウンス音楽が聞こえていた。
右足大腿部の皮膚と、筋肉内部にある血管を掘り出して、左顔面の眼球と失われた皮膚部分に移植するという大手術。
それと、直前に見つけた左鎖骨上のリンパ節のしこり、術前にキャンセル待ちのPETを入れて貰え、結果を待たずにこの手術で摘出して病理検査に出していただいた。
手術時間は8時間だったと主治医のE先生からうかがった。麻酔が比較的早く醒めて良かったです、すべて順調に済みましたよ、という笑顔が朦朧とした意識と痛みの中、ありがたかった。

それからその日は一睡も出来ず、長い長い術後の「生き地獄」が続いた。
右太股の皮膚を取って縫合してあるため、右を向けない。左を向けば顔面が痛む、体を動かそうとすると首の傷が痛む。
もう八方ふさがりだった。
さまざまな管につながれて痛みと動けない辛さと孤独、落ち込む意識の中で、先生がたや看護師さんたちの励ましや介助に本当に助けられた。有り難かった。
9日の夜には頑張ってつかまり立ちをし、トイレまで二人がかりで車椅子で運んでもらい、帰りはつかまり歩きを激痛に耐えつつ数歩。
その夜もほぼ一睡も出来なかった。
眠剤を飲まないと寝られないのだが、どうしても挿管された喉からの痰、目を塞いだ部分の血抜きが鼻から喉へ降りて来る血痰でビクンとなり、ウトウトしてもすぐに目が覚める。それに誤嚥も怖いので薬は貰わなかった。

げっそりと痩せた。
仙骨があたって尻が痛いし、痛い右足をずっと置いたままにしておいたら、かかとが靴擦れみたいな痛さになった。診て貰ったら褥瘡ではないし、何もなってないと言われて安心、念のためかかとをクッションに乗せるようにしてもらった。
点滴も痩せた上に脱水もあってなかなか血管に針が入らず、ベテラン看護師さんでも何度も失敗された。最後は左の二の腕内側にルートを取られた。術前の麻酔で取られたルートからは血栓予防の薬を入れたり抗生剤を入れたりするので、それと混ざっては困る薬を別ルート取るというためだったが、改めて自分の手足を見て仰天した。
骨と皮まではいかないものの、またガクッと痩せ落ちた感じ。これはかなりヤバい領域に入っている。
とにかく食う、立つ、歩く、出す、清潔にする、これらをやる。患者にはそれしか出来ない。
あとは前向きに考える。
とはいえ、ナースもつきっきりじゃなく、一人でじっと部屋で何も出来ずにいる時間が術後2日以上続いて、正直何度か気持ちが折れそうになった。
入院費のことやあれこれ心配事もあるし、スマホにも出られない中母親から何度か着信をスルーした。
ほんとうに、自殺の方法はないか考えたりしかけた。
この辛さはなかなか説明しにくい。これまでで一番しんどかったと思う。
痛み自体はこれまで、もっとしんどい事は何度もあったが、心が折れそうな度合いでは一番だった。
このいたちごっこ、手術再発手術放射線転移手術…の繰り返しはいつまで続くのか、次はもう気持ちが持たないかも…とか考えた。

なんとかかんとかよた、よた、と介助無しで歩けるようになったのは今日になってから。
自分でトイレに行け、尿器ではなく排尿が出来る、看護師さんに手間をかけずにあれこれが出来る、それだけでずいぶん気持ちが楽になった。PCも今日の夕方ようやく再起動できた。
普通に出来ていた事が重労働になる、そのしんどさは何度も何度も経験してきたとはいえ、だからといって平気になるわけがない。何度も何度もその都度辛く苦しいのは変わらない。

とりあえず今のところ経過は順調との事で、我ながら我が体よう頑張ったはるはあと感心。
なら気持ちの方も負けたらアカンなあと。無事報告まで。
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No title

外野には想像もつかないお苦しさだと思います。でも、白取さんのことを気にかけている人は大勢いるのだとも思います。お話したこともない私も、新しいエントリを読ませていただくたびに、事態の好転をお祈りしています。軽々しくお祈りしているなどと口にしてはいけないのかもしれないと思いつつ、それでもお祈りしています。

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No title

少しでもご体調が良くなられることをただただお祈りしております。

白取さんの体調の好転を願っていらっしゃる多くの方々と同じように。

No title

良かった! 無事に終了、なんとか歩ける!
良かった、本当に良かった!
応援はまだまだ続きますよ。

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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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