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2006-03-05(Sun)

入院から200日

3月5日(日)
夕べは12時ころ寝た。猫たち…ユキもシマもすぐに寝室を出て行ったので比較的早く寝付けたのだが、早朝4時に連れがトイレに立ったので目が覚め、その後は悶々。何か変な夢を細切れに見たりで、6時ころトイレに立ち、結局そのまま起きている。昨日は気持ちよく晴れたようだが、今朝はどうだろう、太陽はまだ昇ったばかりで気温も低めのようすだ。

今日であの夏の入院から200日目だ。夕べ寝る前の歯磨きの際、洗面所の鏡で自分の腹を横から見て、やはり恐ろしくなった。まるで本当に妊婦のようで、明らかに半年前よりも膨張している。あちこちのリンパ節、おそらく腫瘍だろうが、日によって場所は違えど、必ずどこかが常に痛む状態が続くようになってきた。半年前は脾臓の腫れが下腹部の膨満感を意識させていたのはあったが、それとて今ほどでなく、それ以外は全く自分がこのような重篤な病気であるという自覚を持てぬほどの状態だったが、今でははっきりと日々否応ナシに自覚させられている。
体表部の腫瘍の様子はというと、
・喉周辺はたくさんのリンパ節が喉仏あたりを囲むように存在している箇所だが、嚥下の際にほんの少し違和感があるのは、きっと細かい腫瘍があるためだろう。
・顎下のリンパ腫は親指大のまま大きさに変化はないが、日によってしこりの固さは変わる。
・頚部は右の頚動脈近辺に小豆大のものが一つ、これも痛みはなく大きさに変化もない。首は鎖骨周辺に出やすいようだが、自分の場合はない。
・腋下は入院前には右側にゴロリとした大きいものが触れたのが、なぜか今はない。というかあるのだろうが、ないに等しいほど触れない。だが左右とも、横になったりすると下になった方の腋は何かを挟んでいるような若干の違和感がある。だから奥の方にきっと腫瘍はあるのだと思う。
・鼠蹊部、これは左右の足の付け根に細かい小豆大から細長いものまでが散在している。ここは痛みは時折本当に軽くうずく程度のものがたまにある。大きさにはあまり変化なし。

日大病院のU先生の触診によれば、喉や首周辺は初診時より若干小さめ、腋下は明らかに縮小。鼠蹊はたまに大きくなったりと変化もしているが、こうした触診できる部分の腫瘍は全体にみて2cm以下のものばかりなので、若干の大きさの変化はあるが問題ないということ。
心配なのは触診できないところにあるものだ。俺の場合巨大化した脾臓を除くと最も大きいのは縦隔のものだが、これがもっとも痛みを伴うことが多い。ズキン、ズキンと心臓の脈動と連動して鈍く大きな痛みがあることが多い。この縦隔のリンパ腫は、大きくなると気道を圧迫したり、そうなると呼吸を妨げたり、ひどくなると肺に水が溜まったりするので厄介だそうだ。幸いこないだのレントゲンでは若干大きくなったように見えるが、それも誤差範囲内かも、というレベルだったし、気道圧迫もなくもちろん肺に水も溜まっていないということで、とりあえず今のところは安心だ。

そして最も問題なのが、脾臓である。
脾臓は巨大化し機能亢進が進むと、血液を取り込み正常な血球なども壊し続け、巨大化がさらに進む、そうしてその巨大化が更なる機能亢進を進め…という悪循環に陥り、患者は重篤な汎血球減少の症状に陥ることになる…と理解している。だが自分の場合は血液検査によると、去年の初夏の健康診断の数値から入院直前の変化が元も大きかったのだが、その後はずっと安定している。
白血球は低い数値で推移しているのだが、減少傾向にあるわけではない。赤血球や血小板も同じ。従って白血球、とりわけ好中球不足による免疫力低下も重大なところまでは進まず、一歩手前というギリギリのところで小さな増減で推移中。貧血も通常レベルよりは低値ながら、低値の中では正常に近いので、やはり深刻な状態ではない。血小板数も10万前後はキープしているから、これも同じような状態だと言える。その他肝臓や腎機能には全く問題はなく、むしろ普通の健康人よりもいいくらいだ。血液検査の項目でいえば注意しているのはLDHだが、これも220前後と高いながらも増加傾向にあるわけではなく、そのあたりを増減しつつ高値安定している。
これらの所見から、まあ今も「経過観察中」で無治療・自宅療養中なのだが、物理的に肥大していく脾臓を抱えていると、数値がどうというより、感覚的にそろそろ治療開始も近いのかも、と思う。もちろんそういうことは主治医の判断によるだろうが、そもそも9月の一旦退院という時点でも、あの段階で治療を始めてしまう医師の判断も「アリ」だったわけだから、今の段階でもいつ「入院して抗癌剤投与を始めましょう」となってもおかしくはないわけだ。

昨今、癌に対して手術、放射線、化学薬品に次ぐ「第四の治療法」としてさまざまな方法が登場しているが、ほとんどが非常に高額で(健康保険の適用外なため)、臨床の最前線ではまだまだ未確定なものとしてしか評価されていない。自分もいろいろとまあ浅学ながら勉強してみたが、コレだといものは見つからなかった。
保険制度改革で、小泉さんはこないだの国会答弁で「保健治療と保険外治療を混在させる混合治療を認めたお蔭で、患者の選択肢が増えて感謝されている」と得意げに語っていた。その政府の審議会のトップ(だったと思う)、オリックスの宮内さんは「金のない人は保険で、高い治療を受けたかったら家を売ってでも受けるだろう」というような「トンデモ発言」をなさっていた。つまり混合治療を認めたと大見得を切るということは、即ち医療格差を公に政府が認めたということにつながり、本来の保険制度による国民への平等な医療の供与という理想を切り捨て、金持ちはいい治療を受けられ、貧乏人は保険の範囲でのそれなりの治療しか受けられないということを認めたことになる…とまあこれは質問に立った共産党の見解。
選択肢は多い方がいいに決まっている。でも、金額の多寡とかいうことよりも、医療は常に患者一人一人の「個」の側に立って、その人の状態にあったケアを考えてあげるということも重要じゃないのか、と思う。貧乏だけど、もし本当にこの高額な治療を受ければ完治しますがどうしますか、と言われたら、死にたくなかったらそれこそ借金してでもその治療を受けると思う。だが借金さえ出来ない人も世の中にはいるのも事実。医師の側から「あんたはこうしなさい」「こうすべき」という高みに立った一方的な決め付けはすべきではないが、選択肢が多いことによる患者側の混乱は防がなければならない。医師は医療の専門家であるべきだからだ。自分の場合は幸い患者と医師の側が色々なことを相談しながら、方針を決めて行ける状態にある。そのこと…つまり患者の側もじゅうぶん納得して同じ方向を向けるということは、ありがたいことだ。なにしろ命、健康というかけがえのないものにそれこそ文字通り「直結」するのがこうした医療の現場の問題だ。
連れ合いの前の主治医は、そもそも医師の誤診で膵炎が悪化し、その結果でなった?型の糖尿で今苦しんでいるのに、まるで贅沢・不摂生から来たものであるかのように「生活習慣が悪いんじゃないか」と言い、右腎臓がその結果摘出となり、玉突きで肝臓の数値も悪化しているのを見て「酒飲んでんじゃないのぉ?」と平気で言った。その医者は今は別の病院へ移ったそうだけど、その先々で色々な人を傷つけているのだろうと思うと、はっきりと指摘してやった方が良かったのではないかと今は、思う。
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コメント

ご無沙汰ー>六間

脾臓の腫れは慣れたせいか日常こんなもんだと諦めてるけど、玉突きで右側に臓器が圧迫されてるのが時々つらい。特に胃ね、ものが入ると途端に苦しくなるし、大腸は前にも書いたけど、動きが弱くなっているみたい。ししし死にたくない…なんちて。
まあこの「様子見」ということでいいんじゃないかと、これは俺も納得してることなんで。今日アップした記事を見てもらえれば解ると思うけど、複数の先生がそう言ってくれてるわけだから…。

ところで高級な寿司ならいいらしいけど、その高級な寿司をどうやって食うかが問題だよなあ。ちょっと炙ったマグロは、実は一回去年の退院直後に清竜丸で作ってもらった。いやもう本当に涙が出るくらい美味でした。でもあれから数ヶ月、生ものは一切食ってない。テレビのグルメ番組とかで、大トロとか寿司に舌鼓うってるジャリタレとか見ると本気で殺したくなります。

ご無沙汰しておりました

先生が入院されていたのにお見舞いの一言も書けず失礼しました。原因不明とのことでしたが、少しでも回復して教壇に立てるよう、ご自愛くださいますように。
さて白取先生のほうは、末梢血等の検査値に変化がないのにはホッとしますが、脾臓がつらそうだ。ワタシがこれまでどうもいたたまれない気分で訳ワカラン書込みで言わんとしたのは、いまホントに積極的な治療をしなくてよいのかどうかという点に尽きるのでありまして、その辺については白取先生の本文できちんと理由が説明されている筈なのだけれど、専門的なことはよくわからないので(“くすぶり型”とか)、ただ個人的に納得イカンというレベルに留まっているのでありました。
一方少し安心したのは、高級な(?)寿司なら一応OKが出ていること。これならちょっと炙ったサーモンあたりはイけるんじゃないか?(安全性は充分にご検討ください)
そんなわけで近々また連絡します。ではお大事に。。

はじめまして。

突然の書き込み申し訳有りません。
【ボトルキャップ】検索からお邪魔しました。
【食玩星人】と申します。
この度gooブログにて【食玩星人の秘密基地!】を開設いたしました。
yahooブログでも同タイトルで開設していまして、1日平均150件のアクセスを頂いております。
【食玩】【ガシャ】【ボトルキャップ】【フィギュア】の面白さ!たくさんの人に知っていただきたく書き込みさせて頂きました。
ボトルキャップもたくさん紹介していきますので興味が有りましたら寄ってください。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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