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2006-08-11(Fri)

亀田親父×やくみつる

 亀田父がテレビで公開ゲンカや−。プロボクシングWBA世界ライトフライ級王者・亀田興毅(19)=協栄=の父・史郎さん(41)が7日朝、テレビ朝日の「スーパーモーニング」に緊急生出演した。バッシングを続けるガッツ石松さん(57)、漫画家のやくみつるさん(48)と一触即発のガチンコ討論。何を言われようが、子供はオヤジが守るという教育哲学を貫いた。-----8月8日 スポーツ報知


亀田三兄弟の父親、史郎と漫画家やくみつる、元世界チャンプのガッツ石松がテレ朝の生番組で公開討論(?)をしたという。残念ながら放送を見ていないので何だが、さっきその検証みたいな番組を昼にやっていたのを見た。やくさんは興毅ばりの悪趣味なヤンキースタイルのファッションで臨み、親父に金亀印のタコ糸を放り投げて挑発、「これで亀を縛っとけ」と発言。これに気色ばんだ親父に対し「腹立つやろ、あんたの息子はこれと同じことやっとんのや」と。
こういったやりとり…バトルというのか、流れに関しては驚いたことに当日から2ちゃんねるやら個人のブログやらでさんざん書かれているうえ(2ちゃんねるを見なくても教えてくれる人がいる)、動画までアップされていたりするので、番組を見ていない者でもほぼ正確に解る。

番組には視聴者から電話が殺到し、その三分の一程度がやく激励だったそうだが、亀田激励がそれよりやや多かったというのに驚いた。やくに対する激励というか反応は予想通り「亀田の問題は家庭での『躾』の問題だと思っていた、だからやくさんはよく言ってくれたと思う」というもの。面白くはないが、至極まっとうな意見だと思う。対して史郎派は「何といっても亀田家は正しい。応援する」という非論理的な単なるファン心理というものが多く、中には「親子の絆を見て感動した」というものさえあった。むろんこういった内容に関しては、そもそものソースが現在亀田批判派側の急先鋒となってしまった感のあるテレ朝なわけだから、公開するものに作為が加えられていてしかるべきだ。なのでわざとそういった…つまり亀田批判派がまっとうな常識人であり、擁護派は単なるミーハー的な「今どきの」バカ共…という印象を与えるものにしているのだろう。
その上で敢えて…なのだが、もうこの問題に言及するのもアレで(笑)恥ずかしい感さえあるのも承知の上で、以前意見なんか書いてしまったためにこうしてまた書きます。

亀田「親父」史郎氏はご存知のように
「子供を守るのが親の仕事」
「子供に自信を持たせることが親の仕事」
という、一見まっとうに聞こえる教育論をメディアに登場しては繰り返し述べている(著書にもはっきり書かれている)。
だがこのまっとうな教育論は、どう実践されているかというと
「子供を守るのが親の仕事」=「子供の喧嘩に親が出て何が悪い」だし、
「子供に自信を持たせることが親の仕事」=「自分が近所の子供らを集めて、遊びの中で作為的に自分の子供を一番にする」である(この実践例も著書に書かれている)。
どうだろうか、教育論そのものは一見正しいとしても、その実践方法がまるで間違っていやしまいか? いや、「しまいか?」つーか(笑)、おかしいだろ、と。
彼のいう教育とは全て「俺の子」に盲目的に向けられた愛情だ、子に盲目的愛情を注ぐことは悪ではないかも知れないが、そのことで他人を不快にさせようが迷惑を蒙ろうがお構いなしである。他人の子などどうでもいいのだ。だから彼の論理と実践は、正確には「自分の子供だけを守り、他の子なんか死のうが知ったこっちゃねえ」であり「他人の子を大人である自分がブン殴ってでも自分の子にだけ自信を持ってもらえばいい」なのだ。

これでは動物と同じである。

いや動物でも、親のない異種の子に乳を与えて育てて…なんていう美談をよく聞くから、亀田史郎氏はそれ以下かも知れない。
「他人に迷惑かけなければ何やったってええやないか」という論理にしても、自ら他人様の子供に、その親にも迷惑かけとるやないか、と(繰り返すが、これは史郎氏が自ら著書で実践例を述べている)。今回にしてもテレビを見た多くの人間をその不遜な態度(礼儀を知らない、目上の人を敬わない、スポーツの試合で対戦相手への敬意に欠ける…などなど)で不快にさせているではないか。つまりすでに「他人に十分迷惑をかけている」のだ。そのことに気付いていない。いや、気付いていても気にしないだけか。彼の言い分によれば応援してくれる者は全て味方で、それ以外は敵であり、敵を不快にさせてもそれは「自分らのスタイル」であって「曲げるつもりはない」のだから確信犯である。
やくさんは今日の昼のテレ朝『スクランブル』で「持論を曲げるつもりはないが、後で自分の発言をスポーツ新聞などで読み、こんなことをこんなタイミングで言っていたのか、もっとこう言っておくべきだった」とか、タコ糸を放り投げる形になったのはまずかったとか(テーブルが予想以上に大きくピンマイクをつけていなかったので立って渡すわけにもいかず、勢い挑発するように投げる格好になってしまったそうだ)、「興毅がやったスタイルをそっくり演じて親父にその異常さ、不快さを認識してもらう作戦」は失敗だったと認めている。
ネット上でも、やくさんがあのパフォーマンスをする以前に述べていたこと=興毅の態度が礼に欠ける、親の躾への疑問、タイトル戦そのものへの疑問などへは賛同が多かったものの、あの挑発行為に関してはそれこそ「安い芝居を見せられた」が主流だ。やくさんが自ら「興毅スタイル」を演じ、それを見せられた親父が反省する…というシナリオを描いたのならそれは最初から無理だったろうし、ただ単にパフォーマンスでやったのなら親父と同じレベル(「興毅は戦うためにパフォーマンスやっとるんや。ケンカするならするよ。オモテに出るか」---8/7・スーパーモーニング)に堕ちることになる。さらに挑発だったというのなら、責任を取りオモテに出なければならなかった。なので全ての可能性において「失敗」であったということになる。それは素直にやくさんも認めたというわけで、やくさんのこれまでの主張が「史郎にノックアウト」されたわけでは決して、ない。

それよりもタレントが自分のブログなどで先の亀田×ランダエタ戦について何の考えなしに「感動した」とか書いて炎上するような、いい大人による余りに考えなしの「無邪気という名の愚鈍さ」が気にかかる。小学生や中学生ならまあいいが、それなりの年齢の人間がテレビに登場して、無知、非常識、本当にひどいモラルの低下を撒き散らし、結果「バカの拡大再生産」を行っていることが大きな問題だと思う。最近タレントや芸人が平気で「俺(私)バカだから〜」と言うが、ある意味その後の自分の発言や行為を「バカのやることだから許してネ」と免罪符的に使う分には許せなくもない。だが「俺難しいことよくわかんねえけどさ〜」とバカ免罪符を額にブラ下げつつ、もっともらしいことを真顔で言う「バカ」にはつくづく、トホホホという思いをさせられる。そんなに言うならテレビなんか見なきゃいいじゃんとよく言われる。自分でもそう思うこともある。でもテレビってそういう部分もひっくるめて、今見なくては色んな意味でイタい人になってしまうメディアである以上、トホホホと言いながら見てなくてはいけないこともある。

和田アキ子が山本問題に続いて亀田問題についてもご意見番的にトンデモ論理を撒き散らしてくれたりとか、まあ言いたいことはヤマほどあるが、昨今のテレビのバカさ加減についていちいち腹を立てていては免疫に良くない(笑)。ここはバカはバカだなあと指差し笑うしかないのだろう。ところでガッツ石松の「天然」が「芸」であったことがはっきり確認されてしまった…という結論が多い「スパモニ」登場であったがその結論付けは早計だと思う。
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コメント

ガッツ

いいっすよねえ。ガッツさん。てか「ガッツさん」って。…ガッツ。 がっつ・いしまつ。
さあ皆さんご一緒に、

がっつ・いしまつ!

(笑)って悪ノリしすぎすか。この記事の「2」でも賞賛しましたが、ことボクシングに限ってはガッツさんの意見は至極まっとうで正しいと思う。
ことボクシングに限っては、ですが。

あひー

いや、真面目に拝読していたのですが、最後の「ところでガッツ石松の・・・早計だと思う」のところで(笑)。ああ腹直筋痛い。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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