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2006-08-12(Sat)

亀田親父×やくみつる 2

こないだバスに乗ってたら、コワモテの父親と母親(二人とも金髪、ジャージ上下、親父は刺青アリ)が4,5歳くらいの息子(短髪の金髪だが襟足が異常に長いというアレ)がデカい声出したり騒いだりするのを諌めもせず、元気があっていいみたいな調子であおっていたのを見た。別にそんなの亀田の影響じゃねえじゃん、と言われるだろう。俺もそう思いたい。だが確かめたわけではない、なのに、確実に彼らが亀田一家を肯定していることが100%であると確信できるのだ。なぜだろう。彼ら夫婦の、親子の会話を聞くとはなしに聞いていると、彼らの哲学が亀田の親父=史郎氏のそれと全く同じであることが解るからだ。恐らく彼らに「亀田親子、好き?」と聞けば、必ず「もちろん!」という答えが返ってきただろう。いや、むちゃくちゃを承知で断言する。
亀田問題、もうどうでもいいかも知れないが、
<ボクシングの興行の一貫としてのパフォーマンス&それを放送するTBS&その利権にむらがる皆さん=亀田一家肯定>と、
<ボクシング興行から離れたところでの亀田一家の言動&それをヒーロー・スター扱いで放送するTBS&その利権にむらがる皆さん=亀田一家肯定>、
そしてこうした問題をごっちゃにした上で
<盲目的にメディアの垂れ流す虚像を信じて動かされることによる亀田一家肯定>と、
同じ亀田スキスキ亀田絶対正しい亀田なにやってもOK! でも確信犯と盲目的ファンでは構図が違うんですよね。
でボクシングの興行の一貫としての「相手選手への挑発」とか「異常なまでの強がり」なんかは、まあこれまでもいろいろ例はあった。アリの例を出すのは余りにレベルが違いすぎるとしても、辰吉なんかは印象としてはやや近かったと記憶している。ただ、辰吉はちゃんと敬語は使っていたが。亀田興毅の場合は、無名なうちからテレビ局=TBSがスター扱いし、一家とTBSと協栄ジム(と、いくつかの団体)がスクラムを組んで突き進めている点で、突出した例であると言える。
この「ボクシング興行」と、「親子の絆」「一家の愛」「教育とは何か」「躾とは」とかいう問題とは全く別の問題なのだけど、こういうものをセットにすると大衆が喜ぶしドラマ性が強まったりするので、まあ利用する側にしてみればオイシイからそうしたりする。だが先の<盲目的亀田スキスキ>な人たちは、そうしたメディア側というか、「チーム亀田(でガッポリ稼げる時に稼いどくぜな人たち)」側のもくろみにコロッとひっかかって嬌声をあげたりするから、始末におえない。


先日テレ朝「スパモニ」で亀田史郎氏と「直接対決」をしたやくさんのコメントは、今朝のテレ朝「サタデースクランブル」でも放送された。
己さえ良ければ他人などどうでもいいという悪しき風潮の最も象徴的な例であり、それを礼賛しさえする姿勢を看過できない…と、これまでの主張と同じもの。というか映像も「スパモニ」での史郎氏との直接対決後の自省も含めた感想のものと同様だったから、それを再び放送したということは、やくさんの主張はそれ以降変化はないということだろう。つまり、「挑発パフォーマンスはやりすぎだったと認めるが、自分の主張は変わらない」ということだ。
「サタデースクランブル」にはコメンテーターとして鬼塚勝也(かつて亀田と同じ協栄ジム所属でWBAジュニアバンタム級王者)、ヤンキー先生こと義家弘介、どうでもいいが元ヤンキーのタレント・保坂尚輝が出演している。

ところで、先日の木曜日発売になった週刊文春(8/17・24合併号)の巻頭特集は『亀田興毅「汚れた闘拳」』である。亀田問題に興味のある人はぜひ読むべきだと思うが、30代半ば以上の人なら誰もが覚えているであろう、「薬物オレンジ事件」についても言及されている。これは1982年に文春が5週連続で、協栄ジムの金平正紀会長(故人、現桂一郎会長の父)の悪行を暴いた記事の目玉の一つであり、自分のジムの選手を勝たせるためにここまでやるか、というイカサマや不正の数々を白日の元に晒したことで、当時かなり世間を騒がせた。金平協栄ジム会長兼全日本ボクシング協会会長(当時)の悪行は多い。代表的なのは協栄ジム所属でWBA世界王者だった具志堅用高の防衛戦で、対戦相手の宿泊先のホテルの料理長を買収しステーキに薬物を混入させたこと、さらにやはり自ジムの渡嘉敷勝男の世界戦で対戦相手に薬物入りオレンジを食わせようとしたこと=「薬物オレンジ事件」である。こうした記事は単なるスキャンダルレベルではなく、詳細な実名証言とオレンジの領収書や薬物の袋などの証拠写真と共に掲載されたために、金平会長はボクシング界から「永久追放」されている。ちなみに具志堅は金平会長の悪行のアオリを食った形になり、その天才的ボクシングセンスと圧倒的な強さでタイトル防衛を続けたにも関わらず、その「偉業」さえ灰色ではないのか=つまり金平のイカサマのお蔭ではないかと揶揄されたりもした。もちろん、具志堅の強さは本物であったのだが。
その金平前会長だったが、なし崩し的に「永久追放」されたはずのボクシング界に復帰し、92年には鬼塚勝也を世界王者にしている。そして、この試合も実は「疑惑の判定」「国辱」と言われたことは記憶に新しい…。

さて話を今回の亀田騒動に戻そう。亀田を必死で擁護していた渡嘉敷、さらに今日「サタデースクランブル」に出演した鬼塚は「判定はプロが下したもの」とやはり亀田擁護的な発言に終始していた。二人とも、共に協栄ジム=金平会長に世界王者にしてもらった元チャンプであることは非常に興味深いことだと、週刊文春は指摘している。なるほどねえ…。そういえば今回亀田のタイトル獲得に強い疑問を呈したガッツ石松は、鬼塚の疑惑の際にも「正しい判断(判定への疑問を公言)」を唯一、貫いていた人だった。

…義家先生は「ある程度のやんちゃは許してやるべきだ」というスタンス。さすが元ヤンらしい。「若気の至り」は大目に見てやれ、ということだろう。俺は反対だけど。「若気の至り」については以前から述べているが、若くてもまっとうに生きてきた人間の方が多いのだ。一部のバカが、若いというただそれだけの理由を免罪符として、好き放題の振る舞いをし、法を犯し、他人に迷惑や危害を与えて、それを自分のカタルシスとしてきた。そのことを後で「若かったから」とヘラヘラ言われて、当時迷惑を受けた側はそれで済ませると思うのか、と言っている。別にそうは言っても、世の中グレーゾーンがないと窮屈だし、現実にそういう部分がクッションとなって、息苦しさやギスギスした管理社会一辺倒にならない「幅のある社会」を作ることも知っている。だが、好き放題欲望の赴くままに暴れ、他人に迷惑をかけてきた連中が、その尻拭いもせずに「若気の至り」と自分で自分を許すことに、俺は強い違和感を覚える。
元ヤクザ、元珍走団(一般呼称=暴走族)、元ヤンキーでも何でもいいが、そういう連中でも、かつての悪行を反省し、今その道を歩もうとしている若者に正しい道を教える役割を負っている人たちもたくさんいる。ヤンキー先生=義家氏もその一人だろうとは思う。だがテレビという巨大なメディアの影響力を考えたとき、簡単に「他人に迷惑をかけなければ何やったってええやんか」を肯定すると、とんでもない社会に今後、日本はなっていくと思う。亀田の親父=史郎氏は「他人に迷惑かけなければ」という前提を置き、一見この論法が正しいような錯覚を覚えさせるが、問題は彼の論理の「実践例」だ。前の記事で述べたので繰り返さないが、じゅうぶんすでに「他人に迷惑をかけている」ではないか。

それにしてもTBSという放送局は、特定の個人、家族、営利団体とこれだけ密接に癒着し、公器を駆使して興毅をスターにし(シャレね(笑)、金儲けのためにはモラルの低下も厭わないという体質を露呈したわけだが、その厚顔無恥ぶりにはあきれ返ってしまう。かつてのオウム真理教騒動の際、TBSはあろうことか、オウム側に情報をリークし結果的にオウムによる坂本弁護士殺害に「加担」したという過去を持っている。あれで「TBSは死んだ」(©筑紫哲也)はずだが、TBSはこうして恥知らずな体制を続けているし、筑紫さんも平然とニュースでモラルの低下を嘆いたりしている。テレビって、そういうものか。

繰り返しになるが、亀田問題でネットはまだまだ沸騰しているけれども、今出ている「週刊文春」の亀田特集は擁護派も反対派(?)も、一度読んでおくべきだろう。
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コメント

沖縄オヤジさま

どうも、お返事遅れてすみません。
具志堅ジムは協栄に一方的に絶縁されたようですが、具志堅さんは何ら間違ったことは言ってないですよね。要するに正論でも苦言でも、うるさいと思えば絶縁、という態度なんですよね、亀田側は。
それにしても沖縄はいいところですね…

初めまして

初めまして沖縄オヤジといいます。
沖縄からです。具志堅用高関連のコメント記事があったので
トラバ兼ねて挨拶に伺いました。

具志堅用高の動向が気になりますね。

私のプログで具志堅用高or沖縄情報あるので
気分転換にでも訪問してみて下さい。(^^ゞ


それと、できればプログランキングにポチィ!と応援お願いしやんすです。(^_^;)


では、失礼します
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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