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2007-02-01(Thu)

声のデカい奴

23歳の学生さんから拙記事「 朝青龍注射疑惑と最近の大相撲」中
とかく物理的なだけでなく「声のデカい奴」が正しいと誤解するような風潮に嫌気がさす
という部分がよく解らないのですが、というメールをいただきました。非常に暖かく礼儀正しい丁寧なメールだったので丁寧にお答えします。すいません解りにくくて。つくづく自分は表現者ではないことを思い知らされます。(よろしければこちらもご覧ください=「■声のデカい奴ほどよく喋る」)

えーと、「物理的に声のデカい奴」は解りますね(笑)、ディベートの最中に大声で相手の発言を遮り、他人の発言を封殺し自説だけをまくし立てるとあとは反論に耳を貸さない、という残念な脳の人です。自分の経験上、だいたい普段の地声がデカい人は恥知らず、という割合が高いです。(障害者の方は別です、もちろん)連れ合いも言ってますが、新幹線のような「公共の乗り物」で「不特定多数の見知らぬ人」と狭い空間を共有しなければならない場所で、まるで自分ちの居間みたいなくつろぎ方が出来るくらい、恥知らず・公共&マナー意識が欠落している「残念脳」の持ち主は、意外とこの国って多いんですよ。
では「物理的じゃない声のデカい奴」とはどういう人種かというと、要するにテレビなどのマスコミに発言の機会をたくさん持ってる奴、ということです。まあ「タレント」と称する連中や「芸能人」と言われる人種ですね。ほとんどがタレントを持たぬタレントであり芸が無い芸能人だったりすることが多いですが。これを物理的にデカいと言ってもいいんだけど、いやむしろこっちが物理的にデカいのでは、とさえ思うんすが、解りやすく言わせてもらいました。本来は「実際に声のデカい人/発言がデカく=広く伝わる人」、でいいんですけど。
例えばテレビタレントがテレビでおバカな発言をしたとします。それを見た視聴者なりが個人的なブログでバカを糾したり指摘したり、まあ批判のようなことを書きます。するとそれをたまたま検索などで見たタレント本人が、今度はテレビで「俺はこういう意味で言ったんだ、バカ!」と反論(言い訳)します。個人のブログを見た人とテレビでそのタレントを見ている人の数は恐らくケタが4つ5つ、違うはず…いやもっとか。ともかくほとんどの何のことか解らぬ視聴者は「ああ、世の中には細かいバカがいるんだな」で終わります。その際「双方の言い分をちゃんと比較検討してどっちが正しいかを判断してくれる視聴者」なんてほとんどいない。こういうことってよくあるよ。
声のデカい奴、つまりそれなりの発言力・発言の影響力を持つ人間、というのはその実績と見識が評価されて起用されている場合はいいのだけど、テレビの場合は見ているとけっこうそこら辺が「なんでコイツが?」というヤバめの人が出てることも多いから、本当は注意が必要なんすよね。弁護士とか元検事とかが公判や事件など以外の、芸能ニュースや海外ゴシップに意見求められてもねえ(笑)。またそういうのに本人もよしゃあいいのに無理やりコメントしてもなあ(笑)。だいたい日本の場合は司法試験通って長年検察だの弁護士だのやってる人たちほど、「世間」ってものを知らないんだよね。そういう意味では芸能人もキャリア官僚も「知らない」ということでは同じレベルだ。
元々自分のフィールドでの業績なりが評価され、その範囲内での専門的発言を求められてテレビなりに出演し、意見を言う場合などはもちろん問題ない。犯罪研究家や犯罪心理学・社会心理学などの専門家が事件の犯行動機について意見を述べるとか犯人像をプロファイリングするとか、まあそういうことは許される範囲だろうとは思う。頓珍漢な「専門家」もたまにいるけど。『発掘!あるある大辞典?」の納豆ダイエットヤラセ放送問題みたいなことって、テレビの世界では実は日常的なことだ。多かれ少なかれ、自分らの都合のいい発言をしてくれる「専門家」を選んで出演させているからだ。ワイドショーやニュースショー(純粋なニュース報道ではなく)に出てくる「コメンテーター」という人たちも、まあ自分のご専門以外のことについて「いやすいません、専門外なのでコメントできる立場にありませんので」と言ったら次から仕事は来なくなるんだよね。

ちょっと話がまた逸れてアレなんすけど(笑)、インターネット時代とくにweb2.0なんて言われるようになった今、あまりのトンデモ発言は、祭だワッショイになるわけで、声がデカいからといって反論を封殺できるような時代ではなくなりましたよね。でもそういったネット社会がマスコミに対抗できるか、と言ったらまだまだそうも言い切れない。やっぱり声が大きい連中が反論があっても耳を貸さずに、それこそずーーーっと大音声で言い続けられると、何となくそれが「正しいこと」であるかのように思う人の数も、その分増えていってしまう…という現象は現実にたくさんあります。まあ俺しか言う人間がいないのでまた言うが「ガロ」のクーデター事件が「カリスマ創業者死去のあと新社長が求心力を失い、社員が一斉退社し別会社を興した」で総括される、というようなことも、結局はクーデター組にマスコミが利用された結果であります。(詳しくはこちらをどうぞ◆日本のサブカルチャーを考える−「ガロ」とコミックを中心に・page11〜)。

発言力の大きい、つまりマスコミに影響力のある人種でエロ小説家のW・Jという人がいますね。ええ、誰でも知ってる、いや日本のオッサンやオバハンならほとんどの人が知ってる大エロ小説家ですよこの人。俺の連れ合いがたまたま読んでいた週刊誌の連載コラムで、この作家が料理屋で焼き魚を頼んだら皮つきで出てきた。この作家魚の皮が大嫌いだそうで(笑)、「何でこんなものをつけて客に出すんだ、本来皮なんか料理として食わすものじゃない」と激怒。料理人は「この魚は確かに本物のこの魚です、という意味で皮はつけるんです、お嫌なら残して結構です」みたいなことを返答したそうだ。細部ちょっと解りませんが大筋こんなやりとりだったらしい。うちの奥さん思わず新幹線で声をあげて笑いそうになったそうですよ。
どうすか、この双方の見事なバカぶり。作家も作家なら板前も板前ですよ。魚好きなら誰でも皮そのもの、あるいは皮に付随した部分のうまさを知ってますね。そうです、皮はうまいから、くっつけて出すんですよ。皮が食えないような鮮度、あるいは食えない種類の場合は外す、それだけの話です。こういうある程度尊敬も集め、絶大な知名度を持ち、そして「声もデカい」作家センセイがコレですからね。道理でワケのわからんエロ小説ばっかり書いてると思いました。エロ小説は別にいい、ていうか立派な表現だ。だが純文学とか自分の作品はエロ小説じゃねえと気取ってっから阿呆が透けて見えるんだよ。医学部出ても馬鹿はバカ。

全然話は変わりますが、『愛の流刑地』とか見に行く人ってどういう人種なんすかね?
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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