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2007-05-26(Sat)

美しい日本の人権

夜のニュースワイドショーを見ていると、いろいろなことが映像を通じて見えてくる。あの贅を尽くした衆議院議員会館にいよいよ入居するという、杉村太蔵議員。脇に妻を連れ、これ見よがしに赤ん坊を抱いた左手に光るのは結婚指輪…とバカデカい高級腕時計。ほほう、ついこないだまで「ヒラリーマンですから」とカップ麺をすすって快活に笑っていた好青年は、すっかり議員様としてのお金の使い方も覚えたようで。入居することが遅れた理由を記者から聞かれると気色ばんで「何言ってるんですか!?年功序列ですよ!」と意味不明の啖呵を切っていた。オツムとメンタリズムの方は相変わらずのご様子ではある。

最近またニュースになっている、社会保険庁のずさんな管理による「年金行方不明」問題。キチンとコツコツ年金を支払ってきて、いざ受給という段階になったら、あんたの年金を受け取ったかどうか知らないという。確かに払ったというと、証拠を出せという。自分らのミスと怠慢で記録を無くしたり散逸させたりしたくせに、その被害者に対して立証責任を問うという厚顔さに、呆れてモノが言えない…と思ってたら、国会での野党の追及に安倍首相は「じゃあどうすればいいのか」「証拠もなしにそういう人たちに全額払えというのか」と逆ギレ。おいおい、どっちの味方なんだい? という光景。もうちょっと前には、やはり野党からの追求に対して「あんまりそういうことで騒ぐと、いたずらに不安を煽ることになる」からと、この問題についての追求やめろと言わんばかりの答弁。選良たる議員の集まる国会の長たる総理大臣が、国民ではなく官僚を庇っている。

光市の母子強姦殺人事件(1999年4月、会社員本村洋さん(31)の妻弥生さん(当時23)と長女夕夏ちゃん(同11カ月)が元少年(26、事件当時18)に殺害された事件)の差し戻し控訴審第一回公判。加害者の少年(当時)にはズラリと「人権派」とかいう弁護士がつき、意味不明の弁護活動を展開している。被害者の遺族である夫の本村さんは、当時から一貫して正論を貫き、加害者の人権をウンヌンする前に被害者の人権を救済しろと訴えてきた。「暴行して殺害」ではない、「妻に性的暴行を強要し騒がれたために殺害した上で強姦し、泣き叫んで母親にすがる赤ん坊を叩き付け、さらに絞殺した」と、正しく報道しろとも訴えてきた。「暴行」という言い換えでは加害者の残虐性と異常さが正しく伝わらない。これだけの聡明さを持つ若者を知らないと、以前も書いた覚えがある。
今回は最高裁が「死刑を回避するに相当の理由を述べよ」と高裁に差し戻しをしたというのに、元少年の弁護団は頓珍漢なシナリオを捏造し、少年の死刑回避を目論んでいる様子が浮き彫りになった。曰く、暴行目的で相手を物色していたことを「母恋しさから甘える相手を探していた」とすり替え、騒がれたために絞殺したことを「たまたま優しくしてくれた弥生さんに抱きついて甘えようとしたら騒がれたので口を押さえたら手がずれて首を絞める格好になった」。つまりこれは殺意を否定し、「傷害致死」にもって行く算段だろう。まあ許せないがこれはまだマシだ。赤ん坊を無残にも殺害したことは「抱っこしてあやそうとしたら手が滑って床に落とした、首にはリボンをちょうちょ結びにしたら絞まってしまった」だという。この弁護士連中はキチガイか、馬鹿なのか、あるいは被害者の本村さんらを敢えて冒涜、愚弄したいのか。いずれにしても弁護士としてよりも、人としての資質を疑う。
結局のところ彼らは死刑廃止というイデオロギーを掲げて活動をしているゆえに、今回の事件に関しても自分たちのイデオロギーを衆知させること、訴えることそのものが目的になっているのだろう。これは元少年の利益にさえ、かなっていない。死者へも、遺族にも、裁判制度へも一般の国民に対しても、有害であるとしか思えない連中だと思う。

そういえば先日のクソ馬鹿ヤクザ野郎の拳銃乱射・立てこもり・警官殺害事件。なぜとっとと射殺せぬ、少なくとも人質が逃げた時点で催涙弾でいぶり出して制圧するとか、そもそも銃を持ってることそれ自体が違法なんだから「銃を捨てて手を挙げて出てこい、さもなくば射殺する」でいいではないか…とまあいろいろ言われてはいる。俺もほぼそう思う。SITは人質解放・犯人確保が最大目的の組織、SATは射殺も含めた犯人制圧が最大目的の組織、その両方とさらに所轄の警官らがあの現場に混在していたことが、愛知県警の混乱ぶりとマヌケさを証明している。このことはあさま山荘事件で警察を指揮していた佐々氏がそう言っていたのだけど、まあ日本の縦割り組織らしい。
そもそも何で警官が武装した凶悪犯を射殺できないかというと、昔そういった事案で射殺された犯人の遺族が「人権派」の弁護士と組んで撃った警官を訴えたからだ、というまことしやかな説がある。このことだけを指して決め付けるのもどうかとは思うが、確かに及び腰であることは間違いない。そうしてモタモタしてる間に、撃たれて倒れている警官が何時間も路上に放置され手も出せぬ様子が全世界に配信され、さらに若い優秀な警察官の命が奪われた。人質がいなくなってしまってからは、くされヤクザは自分の命ごいをし突入しないでくれと哀願したという。警察側は上半身裸になり両手に何も持たずに投降しろと伝えた。しかし出てきたヤクザは上も着衣のままで、両手にはビニール袋とペットボトル。警察は「出てきてくれたんだね、信用してくれてありがとう」だと。百歩譲っても、この時点で「上を脱げ! 両手のものを捨てて上に上げろ!」でもいいだろうに。そうしてまたこのヤクザも人権派弁護士とやらに手厚く守られて、これから一生我々の税金で食わしていくことになるのだろう。
人権、って何だ? と考えずにおられない。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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