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2007-06-17(Sun)

似たもの夫婦

夕べは2時過ぎに床に就いたが、2時間ほど寝ただけで目が覚めてしまい、あとは半覚醒状態で6時ころ起きてしまった。(関係ないが半覚醒、と聞くと北海道人は「はんかくせえ」<=はんかくさい=バカみたい、の意味>を連想してしまう)
全然覚えてなかったのだが、偶然つけたNHKのBS1でMLB中継、ボストン・フェンウェイにサンフランシスコを迎えての一戦を見る。松坂大輔とバリー・ボンズの対戦が見ものだった試合である。今日の松坂は初回こそコントロールが定まらず不安定な印象を受けたものの、徐々に調子を上げ、試合はSFのケインの好投もあり、ボストンのラミレスのソロHRの1点のみという投手戦になった。松坂とボンズの対決は初回が敬遠、センターフライ、ショートゴロだった。8回からは岡島が登板、ノーアウトで走者2人を出す展開となったが、そこでボンズという最悪の場面でなんとストレートで見逃し三振、後続も討ち取って無失点、9回はパペルボンが締めてボストンが逃げ切った…という結果。
松坂は7回で被安打3、与四死球4、奪三振は8で今季8勝目(5敗)。このところ好投するも援護なく負け試合が続いていたが、前半打線に助けてもらって勝っていた分で相殺という感じだろう。まあ何にせよ、日本人2人の活躍でボストンが首位を快調に走っているのは気持ちがいいものだ。
松坂という投手は「怪物」の名の通り、日本時代はやはり頭一つ抜けたレベルの存在という印象ではあったが、その分、真っ向から真剣勝負をする相手と手を抜いて打ち取る相手とをはっきり分けていたように見受けられた。例えば清原なんかには渾身のストレートを投げ込み(清原なら、松坂のチェンジアップやフォークには手も足も出ないだろうに)、一対一の勝負そのものを楽しんだり、メジャーに来てもイチローに集中するあまり、その他の打者には注意力が散漫になったりはしていた。今日の松坂は明らかにボンズを唯一、意識していたように思う。ただそのボンズからビシッと素晴らしい三振を取ったのは、松坂ではなくリリーフした岡島ではあったが。

…そんなこんなでMLBを見ていると、7時前には連れ合いも起きて来て、支度を始めていた。今日は勤務する京都精華大学でオープンキャンパスがあるため、専任教授であるやまだは日帰りで出かけるのである。9時過ぎの新幹線で東京を発ち、昼前に大学に着いて、夜の新幹線で帰京するというのは、健康な男でもキツいと思う。
連れ合いは前から何度も書いているように、5年前に右の腎臓摘出手術を受けたあと、今でも後遺症に苦しんでいる。右わき腹の神経を寸断されたために一年ほど絶え間ない激痛に苦しんだ後も、筋肉も切られたらしく咳やくしゃみをするにもわき腹を抑えてしないと、腸が飛び出そうになるのだ。こんなズサンな手術ってあるんだろうかと思うが、医者と裁判をやったところで勝ち目がないのは解っているので、泣き寝入りである。そもそも当時は「今この瞬間激痛で寝られないほど苦しんでいる人間」が裁判なんかとてもじゃないが無理ではあったのだが。
実は俺も白血病の一種を患い、結果脾臓が巨大に腫れあがり、腹部全体に拡がっている。脾臓というのは通常、胸の左下あたりにある拳大の大きさの臓器だが、俺の脾臓は下は骨盤まで、右は腹部中央を越えて胃を圧迫するくらいまで肥大している。これが破裂したらおしまいなんだろうな、と思う。まあ破裂しないまでも別な理由でおしまいになることもあるんだろうが。摘出すればという説もあれど、俺の病気のタイプはどうやら癌細胞が脾臓に集中する傾向が強いようで、もしこれを取った場合に癌がどこへ向かうのが解らない。今の状態が比較的小康を保っている=つまりベストなので、ここで摘出はしない方がいい…という判断とのことで、俺自身も納得している。
脾臓は左脇メインなので、左を下にして寝ることはほとんど不可能だ。もちろん、ほぼ腹部全体に拡がっているから、もううつぶせになることも出来ない。俺の場合は左わき腹をいつも気にしていて、時々鈍く痛んだり、ズキンと強い痛みが走ることもある。連れ合いの場合は同じようなことが右のわき腹にある。こういうこともシンクロニシティなのかも知らんが、だとすれば全く嫌な一致だ。夫婦は長く暮らすと似てくるものだが、俺たちもよく「ご姉弟?」なんて旅先で言われたりする。昔は母子に間違われたこともあるから、それよりはマシとはいえ、何だか気持ちが悪い。
それにしても我々は二人とも、テレビのお笑い番組を見たり、あるいは報道ステーションにおける古舘伊知朗の唐突な「…まさに欲望の多重債務とでも言いましょうか」なんて意味不明の言説を聞いたりして、突発的に爆笑するような場合は、わき腹を慌てて抑えて「く、苦しい」「は、腹が痛い」なんて言いながら笑っている。病人夫婦が二人で右と左のわき腹を抑えて苦しみながら笑っているのだ。おかしな光景である。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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