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2007-07-05(Thu)

急展開・京都へ引越し?

連れ合いであるやまだ紫が、京都精華大学マンガ学部の教授をしていることは、このブログをいつも見て下さっている方々ならよくご存知だろう。この世界でも初となるマンガ学部は人気があり、非常に倍率が高く、狭き門となっている。だが発足3年目となる来年度からは、さすがに専任教授であるやまだのコマが隔週というわけには行かなくなってきた。つまり今までは隔週で東京から京都へ通い、ホテルに宿をとって、学校へ数日間出勤する…というかたちが、来年度からは毎週の出勤となるために難しくなるわけだ。
実を言えば(常連さんはご存知のように)、俺も病人なんだけど、連れ合いも病人である。
十数年前の誤診で慢性膵炎になり、膵液が流れ出て腎臓をおかしくした。その後腎臓に腫瘍が出来て摘出したが、この手術が極めて杜撰だったため、手術痕の痛みでほぼ一年間、七転八倒し続けた。臓器というのはつながっている。どこかが悪くなると玉突きのように別の臓器が悪くなる、ということはよくあることだ。その後肝臓も悪くし、胃か食道か解らぬが、大量の吐血や下血を繰り返した。ホンの2年半ほど前までのことだ。病院はかなりの数廻ったが、どこの病院でも結局は「原因不明」ということであった。癌で余命三ヶ月だの胆石だの腎臓だって悪性腫瘍だと言われたこともあった、だが治療と言える治療は「腎臓摘出」くらいなものである。そしてその「治療」のせいでその後地獄の苦しみを新たに味わうことになったのだから、意味が解らない。
こうした長年の「闘病」の末、連れ合いは右の腹部の腹筋が断裂しているため、ぼっこりと突出し、普段は腹帯をして腸が飛び出ぬように抑えている。急なくしゃみや咳き込みの際は右のわき腹をしっかり抑えていないと、怖いという。
幸い、精華大学で教職を開始する直前の吐血入院(昨年の2月)を最後に、原因不明の下血や吐血は一度も起きていない。これも一緒に20年以上暮らしている人間としては、奇跡に近いと思える状態である。特にここ十年ほどは、一年に最低一度は入院をしていたから、一年以上もこうして無事であるのは久しぶりのことだ。恐らく俺が一昨年の夏に癌宣告を受けてから、自分が病気なんかしていられない、という気持ちで踏ん張ってくれているのだと思う。そのことが無理をさせていると申し訳ない反面、逆に気力で病気を封じ込めていると思えば良かったとも思える。人間、前向きに何事も考えることが大事だろう。

さて、来年度から毎週大学へ出勤となると、通いではもう完全に無理だ。体力的な面からも、経済的な面からも立ち行かないことは必至である。ではどうしようといろいろと考えた結果、今住んでいるところは人に貸して、自分たちは京都で賃貸を借りて住む…という結論に達した。まあそこに至るプロセスを考えるにつけ、ハードルは高く多く、ちょっと考えただけで発狂しそうであるというのが本音だが、前向きに考えることが大事。
引っ越すとしたらいつがいいか、借りるとしたらどの辺りがいいか。まずそこから考えると、時期的には引越し作業も病人二人なので時間をかけてやるにしても、冬になると俺の方がいろいろと(風邪や感染症予防の面からも)不都合が出てくるので、避けねばならない。春の移動は繁忙期だし、移動の時期で不動産屋さんも強気だろう。では逆に、今年の秋はどうだろう…ということになる。もうすぐ秋だが、じっくりいい物件を探せるかも知れない。秋の紅葉の観光シーズンが始まる前に、めぼしだけでもつけようか、ということした。
次にどのあたりがいいか…だが、これははっきりしている。大学のある洛北より北の叡山の麓へ通勤するためには、やはり洛北しかあるまいと。具体的には精華大前まで通じている叡山電鉄沿線か、もっとも北まで延びている京都市営地下鉄の終点・国際会館〜北大路くらいまでのあたりがいいだろう、ということになる。市中、特に京都の中心部は高いし、そもそも空きが少ない。我が家は猫がいるので、ペット可物件は賃貸では皆無に近い。多少条件はこちらが折れるしかないよなあ、と話す。
善は急げ、である。さっそくネットで京都の不動産を数箇所検索。物件を十数か所ピックアップ。その中での一番希望の物件は京都の北のはずれ、岩倉周辺の一戸建て。築年数は驚くほど古いが、それは仕方のないことだ。とりあえず、物件を見るだけでも見てみようと、次の連れ合いの出勤時に内覧の予約を入れる。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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