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2007-08-02(Thu)

「ハニカム」(桂明日香/週刊アスキー)がオモロイで。

ときどき拙ブログを見てくださる方からメールをいただいたりします。本当はここにコメントとか書き込んでもらえれば一番簡単なんすけどね、世の中には無法者、知能指数が4くらいの阿呆、キチガイなんかがけっこうな数いるもんで、俺も病気ゆえイチイチ相手したり削除削除…っていう作業が面倒なもので、すいませんです。
「(前略)最近あまり漫画について言及されないですね。(中略)おすすめ、という漫画あるいは漫画家さんを教えてください。(後略)」
おお、そういえばそうですね。全然漫画読んでないかというとそんなことはありません。むしろけっこう暇なので、読んでる方かも知れませんね。特に「ガロ」時代はあまり読めなかった方面を読んだりしてますよ。教え子、特に女の子がBL系の版元に入ったりしたこともあるので、そっち方面の本を貰って読んだりもします。男同志のハードな挿入系の「ぐはっ」「…むゥ」とかそっちはまあアレなんすが、自分はどんな漫画でも好き嫌いを言わずに敬意を払って読む者です。
で今一番何がおもろいかな、と考えて「東海林さだお」とか言うと椅子から落ちたりされそうなので、『週刊アスキー』連載中の、「ハニカム」を挙げておきましょう。

螺子とランタン
桂 明日香
角川書店

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作者の桂明日香さんはまだそれほど商業誌でキャリアのある方ではありませんが、『週アス』の連載抜擢はなかなかグッドなチョイスだと思いました。なぜって、女性ですが女の子のキャラの描き方が実に「男の萌え心」(笑)を鷲掴みにするというか、「解ってる」感が素晴らしいからっす。
「ハニカム」は、主人公(?)勉君がバイトすることになった「レストラン・ハニカム」でのエピソードを綴る短編連載だが、最新号(第3回)ではウエイトレスをしている鐘成さんという女の子が登場。彼女、どうやらビンボらしくて、客の残り物のオムライスなんかを持って帰ろうとするフシが見られたりする。それを見た勉君はそこんとこを察して「実家から送ってきた芋、いる?」と彼女に言うのだが、鐘成さんは「他人からほどこしなんか受けないわ!」と反応。勉君はさすがにヒクついて他の子にあげようと声をかける、すると鐘成さん勉君の腕をグッとつかんで…。
まあこっからは本誌読んでほしいんですが、たった4ページ=見開き2つの中で、鐘成さんの境遇、性格、人となりが全て見事に描ききられている。んでもってこの後半からのくだりなんかほとんど「羞恥プレイ」です(笑)。ここら辺がグイとオタクちゃんの萌え心を鷲掴みにするんでしょうな。
今漫画家目指そうという人はけっこうな数いるわけで、大学教育なんかもなされる時代ですが、こういうマンガをお手本にしてほしいと思いますな。ただキャラクタを可愛く描けばいいとか、見開き2つだと足らないとか、ぐちゃぐちゃと未熟な人間ほど言うものです。これは、経験上。だけど、その漫画家つまり作家がこれまでどれくらい「意識的に」色んな漫画、漫画に限らず映画や小説などに触れてきたか、そしてそれを自分の作品を描くときにどう昇華していくか、ということなんすよ。この作家さんは間違いなく「解ってる」。
漫画ってこういうところが面白いんですよ。たった見開き2つで、オッサンさえも(笑)にへぇ〜とさせられるホノボノ(?)連載、この先が楽しみです。


<2008/05/28追記>
ついに単行本が発売されましたね。描きおろしがなかなかナイスでした(笑)。
ハニカム 1 (1) (電撃コミックス)
桂 明日香
アスキー・メディアワークス

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<2009年2月追記>
トッキーこと守時さんの登場は第36話です(笑)。
ハニカム 2 (2) (電撃コミックス)
桂 明日香
アスキー・メディアワークス

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<2009年10月追記>
律ちゃんに宝くじが当たりますように。
ハニカム 3 (電撃コミックス)
桂 明日香
アスキー・メディアワークス

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ABTCさん

コメントありがとうございます。
いやー2巻出ましたね。守時さん登場でキャラの相関図にふくらみが出て、いい感じです。
キャラクタということでいえば男性キャラ、たとえば律ちゃんをいじいじさせている鈍感キャラの御手洗くんに、恋のライバルが現れ…という展開も考えられるんでしょうが、実は、そういう少年漫画によくある「ラブコメ」ストーリーマンガみたいな展開なんか、
誰も望んでない
ような気がします。つまり最初に読んだ時の、そしてこの記事を書いたあたり、連載たった数回で読んでいるオッサンの頬をゆるませること、すなわち読者への「癒し」なんじゃないかと。
なので御手洗君と米斗も絶対に「ライバル」関係にはならないわけで、読者=大部分が男ということをちゃんとわきまえて、計算の上でこのコメディは作られている、そのことを「わかっている」と僭越ながら評価させていただいた次第です、って固くなっちゃいましたが。
そんな部分がこのたった見開き2つのマンガを、たくさんの人が評価する理由なんじゃないかな、と考えたわけですね。

私もはまりました

私は週アスは、昨今のPC事情を見るために買ってました。当初、ハニカムは硬派のPC雑誌になぜ?と思いでしたが、結局はまってしまいました。
いまでは週アスはハニカムを楽しみに買ってしまうようになってしまいました。
2巻はもちろんゲットです。

立ち読みでも

コメントありがとうございます。
確かに、4Pなんで読めてしまいますね(笑)…。
週アスはけっこうオモロイ連載記事(コラムとか)も多いんで、自分はまあ買うようにしてます。
そういえば最近まで何回か漫画家インタビューが続いてたんで、あのあたりは本当に読み応えがあったものでしたね。

Unknown

自分も半分以上はハニカムが見たいがために買っています。・・・まぁ立ち読みでもすむんですけどね(笑)

すみません。

コメントにお返事いただきながら、実は「ガロ」とかクーデターとか「アッ●ス」など、知らないことばかりです。勉強いたします。

こっち方面(笑)

コメントありがとうございます。
最近ご要望が多いので、ちょろっとコメントとTBを許可制にして開けてみました。(またすぐ戻しますけど)
「ハニカム」は相変わらずいい感じですね。
実は拙ブログ、『ハニカム、週刊アスキー』でググって出たこのページに飛んでくる人が凄く多いんですよ。はやしさんもそうでしょうか? 2ちゃんのスレの立ち方といい、回を増すごとに人気うなぎのぼりという感じですね。
確かに元「ガロ」というと、あっち方面(笑)の作品しか読まないとか、そういう目で見られることも多いんですが、自分は元々漫画家志望で、10代の頃は三流エロ劇画から少女漫画まで幅ひろーく読んでまして、その中に「ガロ」系もあり、当然ドメジャーな作品もたくさん読んでました。
その後「ガロ」の編集になってしまって(笑)、まああっち方面へどっぷり漬かったわけですが、当初は知らなかった作家さんもたくさんいたし仕事が忙しかったものの、後半はメジャーな作品もかなり目を通すようになっていましたよ。
「ガロ」をやめてからは、むしろかつての「ガロ」系、まあそういうと今は「ガロ」を潰したクーデター集団「アッ●ス」になるわけですが、ほとんどと言っていいくらい読んでません(笑)。知人友人に勧められるとしぶしぶ、という感じでしょうかねえ。
いかんですねえ。

ハニカム

はじめまして。「ハニカム」はその後週アスの看板連載?になりましたね。今や「ハニカム」のために買っている、というファンも多いそうですよ。
それにつけても、白取さんが連載2,3回目でこの漫画の魅力を把握し紹介されていたのは、プロの編集としては最も速い部類ではなかったでしょうか。改めてビックリです。元「ガロ」の方というと、どうしてもこっち方面wwは読まないとか苦手という人かと思いましたが、凄いと思いました。
お体、大事になさってください。失礼しました。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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