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2007-08-06(Mon)

包茎治療の専門家が朝青龍を「精神鑑定」

朝青龍に「主治医」が面会して「神経衰弱」「あと数日で欝病」と診断したというニュース。連れ合いと顔を見合わせて笑わせてもらったわけだけど、そもそも神経衰弱という病名はないし、欝というのはあと何日とかカウントダウンできるもんじゃないだろう。そういうボーダーラインに来ている、それほどこたえているということを言いたいがためだろうし、つまりはその延長に「モンゴルに帰国させるべき」という結論ありきということだろう。
…とまあここまでは誰でもわかることなんだが、この「主治医」である本田昌毅医師というのは、もちろん朝青龍の所属する高砂部屋側から依頼された医師であり、さらに彼は精神科医でも何でもなく、
包茎クリニック経営
包茎治療医だったそうである。まあここで俺ここ数日下腹部に原因不明の痛みがあって往生してたんだけど、ソファの上で痛い腹を抑えながら爆笑させてもらいました。あのモンゴルのバカ横綱の周辺、いくら自分らに都合のいい診断を(おそらくはカネで)出してくれる医者なら誰でもいい、つったってもう少し人選考えろよ…。本田医師は別に法を犯しているわけでもなし(日本では医師であれば別にどこを診てもいい)、ご自身が欝の経験があり本も書いてるというから、ひょっとすると専門家・経験者としての視点から真剣にそう判断したのかも知らんが、その根拠が弱すぎる。「話のレスポンスに時間がかかる」って朝青龍、いくら日本暮らし長いっても外人ですから。食欲がないとか表情に変化が乏しいとか、その程度で「あと数日で欝になる」っていうのは、仮に専門医だったとしても大いに疑問が残るところだろう。
実は俺の連れ合いが俺の癌宣告がきっかけで、欝状態で病院へ通ったことがある。だがその際も、配偶者の癌という重大な精神的ストレスが大きいとはいえ、欝というものは深く静かに進行するものであり、連れ合いの場合も実はもっと前から、身内のことを言うのは何だけど、更年期や仕事上のストレスその他が複雑に重なって進行していたのである。
ともかく、あの粗暴で無神経で礼儀知らずのバカ横綱が、ついこないだまで「骨折」という「嘘」をついて夏巡業を「サボタージュ」し、親方も知らぬ間にモンゴルへ帰国、そして嬉々としてサッカーに興じていた。このことは厳然とした事実だろう。そしてこの男の人間性はこれまでさんざん問題にされてきた通り。その朝青龍が「欝状態」に…って、誰が考えても、いや本人さえも恐らくは「んなワケねえだろう!」と言うだろう。

ところでこういった粗暴なバカ横綱バッシング報道の中、在日モンゴル人たちに見解を聞いた映像を見た。当然彼らはほぼ100%朝青龍擁護なのであるが、そのことはまあいい。だがその理由で、日本でモンゴル相撲もやっているあるモンゴル人男性が(たしか場所は赤塚公園だったw)「モンゴル相撲では、強いということがとにかく第一義である。強いということで全ては許されるし、品格は地位が作るもの、後からついてくる」というようなことを述べていた。ほぉれ見なさい、彼らは「モンゴル相撲の論理で日本の大相撲を語っている」わけだ。日本の大相撲の頂点に立つ横綱は「強いだけじゃダメ」、なの。
ここにきて一気に噴出した感のある「朝青龍バッシング」であるが、何も俺は今だから時勢に乗っかって叩いているわけではない。
朝青龍注射疑惑と最近の大相撲』では彼の強さを認めた上で、勝てば何でもいいというのは横綱という地位には当て嵌まらないということ、『 「間違った行為」を正当化させるな!』では彼がいかに横綱としての「心」が備わっていないか、つまり横綱としてふさわしくないかを述べている。って別にどうでもいいんでしょうが、まあ上げ足取られるのが嫌なんで一応書いときます。
まあ拙文で恐縮ですが、上記日記の中でも日本の大相撲というのは競技相撲とも違うものだし、増してや他の国のスポーツであるモンゴル相撲とは全く異なるものだ。件のモンゴル相撲の「力士」は、モンゴル人である朝青龍を日本の相撲界は無理やり日本の相撲のルールや価値観、枠にはめようとしている…と非難していたが、オイオイ、日本の大相撲に入ったんだからそこのルールなり慣例に従うのは当り前だろう(笑)。「日本の大相撲」は、横綱という地位もその意味も資格も全てモンゴル相撲の横綱と違うのだし、相撲協会も、興行のシステムも、楽しみ方も、全て日本のものなのだ。
その中で朝青龍は、確かに頂点に立ったことは驚きと賞賛に値することは認める。何も大相撲の国際化を認めないなんてバカなことも言ってない、現実に国際化しなければ日本の大相撲は立ち行かないことくらい、30年以上相撲を見てきたからよぉぉく解っている。朝青龍は、モンゴル相撲の国から、あえて日本という国の大相撲という世界へ飛び込んだ。コトバも習慣も違う中、頑張って強くなって頂点に立った。だがそのスピードに、彼の精神、大相撲への理解、習慣など、まとめて言えば「心」がおっつかなかった…という見方が概ね正しいところだろうと思う。要するにワンパクで力だけ強かった暴れん坊のガキが、そのまんま大人になっちまったというだけの話だ。周りの大人=親方や協会が悪いって簡単な話だけではないだろうが、そういうことだろう。
とにかくモンゴル人の言う「強ければ何をしてもいい」という論理はモンゴル相撲だけの話。そういうことはモンゴルで言ってくれ。ここは日本だし、日本の大相撲はその日本社会の中でも「特殊な場所」なのだから。朝青龍はその場所にいたいのなら大相撲の世界の常識や慣習に従うべきで、嫌ならモンゴルへ帰ってモンゴル相撲で暴れればいいだけの話だ。

とにかく、今回に限らず、朝青龍を擁護する日本人が多いことに驚いてしまう。少なくとも20年くらい前までなら、この種類の人種は相撲界でなくとも日本人の気質には合わず(粗暴、礼儀知らず、「力」至上など)スポイルされたはず。子供の頃、どこの学校にも一人や二人はこういう「バカ」のくせに腕力だけは強く、嫌われていた奴はいたと思う。だがそういう奴も暴力で人を物理的に支配・屈服させることは出来ても、真の友人を作ることが出来ず、尊敬も得られず、「力」を至上とする以上、もっと力の強い奴に理不尽に屈服させられることを容認せねばならないことを徐々に理解して大人になっていったはずだ。
有体に言えば小学生の暴れん坊は中学生のお兄ちゃんに殴られ、中坊は高校生の兄貴に殴られ、高校中退したヤンキーは暴走族にペコペコし、暴走族は本物のヤクザに上納金を納める。こんな乱暴な世界なんて普通じゃないし、その世界で生きる人間たちは自分らがまっとうな道から外れていることをじゅうぶん、自覚していた。
ここ最近は、亀田兄弟が腕力いやボクシングさえ強ければ何をしてもいいという風潮を撒き散らし、また「理解あるオトナ」を演じたい阿呆どもが目を細めてクソガキどもを擁護する。その結果、小さな亀田予備軍が全国でウヨウヨ誕生している。こいつらがオトナになって社会へ散っていくことを考えるとゾッとする…と考える方が何か「無理解」で「偏狭」な人間であるかのようだ。亀田親子はともかく、少なくとも朝青龍に喝采を叫ぶ「相撲ファン」は、ずっと昔から相撲を愛して見て来た人種ではない、そのことだけははっきりと断言できる。

香山リカ氏(この人は専門の精神科医だ)が「欝を利用するな」と言っているが、今回は全面的に賛成。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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