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2007-10-03(Wed)

猫たちの骨

10月8日(月)
夕べはベッドの脇に段ボール箱を1個追加したら、猫たちはちゃんと一匹ずつその上で寝てくれたので良かった。途中何度か布団の上にシマが来たものの、比較的ぐっすり寝られた。そのせいか寝すぎてしまい、起きたのは11時すぎ。夕べ9時半に炊き上がるようにお釜をセットしておいたので、ご飯と錦で買ったしょうが入り(練り物)をちょっと焼いたのと佃煮などで食べる。朝というより昼飯なのかよくわからん時間。その後Amazonから俺が注文しておいた「サムライとヤクザ」「誰も書かなかった部落」「大阪同和帝国の正体」が届き、文庫から読みはじめた。
しばらくすると連れが突然、死んだ猫たちの骨を川へ散骨に行こうと言い出す。我が家の歴代の猫たち、ジロー、そう太、マイケル、マルの骨壷は今も我々の手元にある。実は猫たちはその都度近所の動物霊園で火葬してもらい、供養してもらっていたのだが、永代供養代は法外に高く、またロッカー型の「墓地」の年間利用料もけっこう高いので、骨を家に持ち帰ってしばらく経つ。
骨は、モノだ。そこに魂はとどまっていない。「人間死ねば終わりだ」という単なる唯物的な意味ではなく、魂があったとして、霊がいると仮定したとして、いつまでも骨にくっついているだろうか。あるいは暗い墓穴の中にとどまっているだろうか。魂や霊があるとすれば、それは我々の過ごしている「次元」の常識が通用しない世界だろう。だとすれば何も狭い骨壷や墓の中にとどまっている理由はない。俺がもし死んで霊になったら、「千の風」ではないが、あちこちを飛び回ると思う。
ともかく、だからといっても、骨は物理的に生きていた時にその人なり猫なりを形成していた物質に他ならない。間違いなく、焼かれた後とはいえ、それらの骨は、俺たちが愛した猫たちのものだ。だから「そこに魂はない」からといって、ゴミと一緒に捨てられるものでも、ない。なので、いずれは海や山、あるいは川へ散骨しよう。猫たちは皆もう成仏しているはず。俺たちがいつまでもモノに執着していてもいけないだろう、そう思っていた。
猫たちの骨
京都という地は散骨にはふさわしい場所のように思えた。
縁あって、この地に暮らすことになった、そしてここは神社仏閣が集まる、信仰の地でもある。二人で猫たちの骨壷を開けて、紙袋に皆の骨をざあっと空けていく。その紙袋を持ち、俺は自転車でいったん出るが、空模様が怪しいので傘を取りに引き返すことに。で、傘がいるくらいの天気ってことは、こんな日に骨を流すのもどうかということになり、骨はいったん別の日にすることにし、買い物にだけ行くことにする。猫たちが寂しがって空を曇らせたのかね、と話す。実際骨を家に置いてマンションの外に戻ると、日が射してきたのでビックリ。まだ行きたくないのだろうか、しかしとうに猫たちは天国へ行っているはずだから、気のせいだよと話す。
夜も読書、合間にテレビ。文庫「誰も書かなかった部落」は10年ほど前の京都を中心とした同和団体と行政つまり部落解放同盟と京都市の歪んだ癒着ぶりと、それによる差別の温存・拡大の構図があますところなくレポートされていて、面白い。いっきに読了。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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