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2008-05-22(Thu)

比叡山へ登る

5月22日(木)
よく伺う割烹・明青さんの渡辺さんご夫妻に、「初夏の比叡山はいいですよ」と聞いていたので、この日は天気もいいし、行ってみようということにする。京都は新緑ももちろん、桜や紅葉、また冬の雪景色もいい。一年中、四季そのものを体感し、目で実感できる土地でもある。この季節、本当に山々は緑が日に日に濃くなっていき、「いのち」を感じさせる変化がそこここで見られるのが心地よい。
ロープウエイ駅へ10時過ぎ、近くの叡電茶山駅から、八瀬比叡山口まで行く。所要時間たった10分ほど。その、うちから電車でたった10分ほど行っただけで、八瀬の駅を出るともうどこか郊外の緑と川の綺麗な避暑地の風情だ。駅を出て川にかかる木の橋を渡り、ケーブルカーの八瀬駅へ向うと、すぐに発車だというので、慌てて往復の乗車券を二人分買って、乗り込む。他の観光客らしいおばちゃんたち、カップル、そしてなぜかプロレスラーのような体格で、顔も武藤そっくりの大男一人など十数人か。観光シーズンの谷間なので空いているのだろう。俺たちは他の客のように、すでに切符を持っているわけではなかったので最後に乗り込んだが、それでもちゃんと座ることが出来た。
ロープウエイからの眺めケーブルカーは日本一だという高低差561mをゆっくり登って行く。途中下りの車両とすれ違い、やがて比叡ロープウエイの駅へ至る。ここも待ち時間がほとんど無く、ロープウエイの駅舎のすぐ脇に有名な「かわら投げ」があったがやらずにそのままロープウェイに乗り込む。比叡山頂へ到着し、他のおばちゃんたちはぞろぞろ、ロープウェイ駅すぐ目の前のガーデンミュージアムという施設へ入っていく。乗車券とセットの入園券を持っているらしい。観光客はソツがないというか準備万端。我々は気まぐれなので行き当たりばったりだ。
かなり高いところへ来たが、快晴の陽射しは強く、暑い。しかし風が心地よく、新緑がまぶしい。気持ちがいいが、延暦寺の根本中堂は以前連れ合いの母・姉が来た際に行ったので、今回は横川中堂へ行こうということにして、バスターミナルへてくてく歩く。展望台のあるターミナルは、さっきおばちゃんたちが入場してったガーデンミュージアムの反対側の出入り口側だったから、その外側をぐるりとけっこうな距離を歩いたことになる。
横川中堂案内図とりあえずターミナル脇にある茶店で何か食べようかと覗くと、今はご飯ものはやってない、ソフトクリームとかならある、というのでガックシ。ペットボトルの茶で我慢して、バスが来るのを待つ。その間大型観光バスが乗りつけ、堺市からの100人近い中高年の団体さんを降ろして、ガーデンミュージアムへ誘導していった。その後運転手とバスガイドが俺たちの脇で一服はじめ、携帯で宿泊先に「九十何名様、ええ、今比叡山ですわ。予定通りで、よろしく〜」と連絡していた。
新緑と紅葉その後来たバスで、横川(よかわ)中堂へ向う。比叡山延暦寺、というのは一つのお寺のことを言うのではなく、比叡山(標高は848m)そのものを境内とする寺院の総称で、よくいう「本堂」というのが「中堂」といい、有名なのが根本中堂と横川(よかわ)中堂だ。俺たちは根本中堂はすでに訪ねていたので、今回は横川へ向ったというわけ。
バスで20分ほど揺られたろうか、終点の横川中堂へ着くと12時15分ころ。中堂まで歩き、お参りをする。今月の末、東京から連れ合いの親友で詩人の井坂洋子さん夫妻が来るので、その時にお二人に渡そうと思い、数珠とお守りを2つずつ買った。連れ合いは水晶の数珠を買う。中堂の周辺には立派な大木が多く、不思議なのは新緑の季節なのに紅葉のような紅いもみじがあることだった。何だろうねえ、不思議だねえ、でも綺麗だねえ、と話しつつもっと奥まで行こうかと歩くが、意外に坂がキツい。そういえばここは山全体がお寺なのである。散歩がてらというにはけっこう大変なので、中堂周辺を歩いて、じゅうぶんフィトンチッドも満喫したので、引き返すことにする。
横川中堂
先ほどのバス停へ着くと、オバハン3人組が同じバスに乗るらしく、待っている。そのうちの1人が携帯の着メロを高らかに鳴らし、あろうことか座っている俺たちのすぐ脇へ来てバカでかい声で話し出した。大阪のオバハンらしい。どうやら少し離れたところにいる連れの2人に「配慮」して、わざわざ俺たちのところへ来たというわけだが、俺たちへの「配慮」や「遠慮」はないんかい。咳払いなどしても全く効き目はなく、最後まで馬鹿でかい声で下品な大阪弁でベラベラと騒音を撒き散らして話し終えると2人組の方へ戻ろうとしたので、背後から「うるせえババアだな、死ね!」と声をかけて差し上げた。ババアは向こうへ戻ってから「ナンやねん、うるさい言われたわ」と文句を垂れていた。いいから死んでくれ。
新緑のまぶしさその後20分ほど待ってようやく来たバスで、再び最初のバスターミナルへ戻る。クソババア様ご一行はガーデンミュージアムへ入って行ったので、ロープウェイが一緒じゃないと思って心底安心した。そのままゆっくり歩いてロープウェイの駅へ行くと、10分ほどで発車というので待つ。外人と日本人のカップルが別々に待っていた。間もなくロープウェイに乗り込み、今度は下り。外人さんと俺はお互いに女性を座らせて、男は立ったまま降りる。ロープウェイを降りたところで、俺は今度はかわら投げをやろうと、金を置いて挑戦。一緒に降りてきた外人さんが見ている横で、エイヤと投げるが、輪の中を通すのは意外に難しい。2回外れ、最後の一枚が輪のフチで当たって砕けた。「ああっ惜しい!」と言うと外人さんも横で「オウ〜!!」と残念がっていた。するとケーブルの駅から係員が「もうすぐケーブル出ますよ〜」というので、慌てて走る。外人さんはかわら投げに挑戦するようで、見届けてあげたかったがしょうがない。
かわら投げを通す輪ケーブルカーで八瀬まで下りると2時過ぎ。さすがに腹が減ったので、平八茶屋へ入ろうとすると休み。しょうがなく来るときに渡った叡電の駅へ向う途中にある川方面へ行くと手前に和食屋さんがあったので、入る。2時半までお昼をやっているというので、ホッと一安心。座敷でお昼をいただいた。1500円なのにお造りや一人鍋のお豆腐までついていて、美味。ゆっくりくつろいで、叡電で戻る。いやあ実にいい新緑の小旅行(?)であった。自宅からすぐ近くでこんな旅が出来るなんて、やっぱり京都は素晴らしい。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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