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2009-05-27(Wed)

花を贈る

5月27日(水)
夕べは家に帰ってから12時前に猛烈に眠くなり、そのまま電気を消して二階へ上がって寝てしまう。
朝方暑くて目が醒めて、何度か送風機をタイマーでつけたりしてうとうとを繰り返し、8時過ぎにテレビをつけてベッドで見る。NHKの朝ドラ『つばさ』の主題歌「愛の季節」を聞いてから起きた。
携帯を見るとゆうちゃんからメールが来ていた。いろいろ手続きがあるけど、出版関連は解らないから任せると言ってくれる。けれど任せてもらうにしても、俺の一存で決めるわけにはいかない。いずれにしても時間がないので、ちゃんと相談して決めようという内容の手紙を書く。こういう長い話はメールだと本当に伝わらないし、電話は相手にも仕事があるから拘束するし、手紙が一番だと思う。その手紙をももちゃんと2通、全く同じものを出力して封筒に入れ、投函しに出る。

外は暑すぎもせず、ちょうどいい陽気だ。ポストに2通の手紙を入れて、ちょうど遮断機が下りたので、お金を下ろしがてら違うコンビニでも行ってみるかと、高原通りを下がる。確かまっすぐ行くとローソンがあったはずだ…と思ったが、意外と遠い。しかも着いたらちょうどお昼どきで混んでいて、その上銀行ATMが無かった。結局そこからずいぶん遠回りをして、いつものうちの前のコンビニでお金をおろして買い物をして帰宅。
大学で三津子の同僚であったSさんから心のこもったハガキが届いていた。若い学生さんたちはまだまだ感性も幼い。けれど、大人になれば必ずやまだ先生の作品を理解し、その価値に気付くはずです…と。

その後面倒だったのでカップラーメンを食べる。汗だくになってしまい、午後から仕事部屋にクーラーをつけて仕事をした。それから日記をつけて、さらにブログも更新。けっこう大変だった。メールも本当にたくさんの人からいただいているが、とても一つ一つにお返事を書けないのが申し訳ない。幸い「返信は要りません」と書いて下さる方が多く、甘えさせていただく。
もう5時半になる。

夕飯は6時前に、これまた面倒だったのでセブンイレブンの海苔弁を暖め、三津子には津野裕子さんにいただいたかにかまぼこを切り、卵豆腐も小皿にあけて、ビールで乾杯する。キムチを食べると下痢をしないようなのでキムチも食べた。
ももちゃんゆうちゃんに手紙は出したが、俺はどうやら鬱傾向にあるようだと自覚している。なので、携帯からメールでそういう部分は気にしないでくれ、と送っておいた。ゆうちゃんからはすぐ返信が来て、俺にあっためるだけのハンバーグとか、食品をちょっと送ってくれたそうだ。

気が付くと、深い溜息をついて下を向くようになっている。三津子の写真をじっと眺めていると、どうしても自責と後悔の念に襲われて涙が出てくる。
これは、やっぱり鬱の初期症状だと自覚している。
若い頃、大学進学をペンディングして漫画家になりたいと主張して東京へ無理矢理出て来た。漫画家が駄目だったら心理学か精神医学を学びたかった。「ガロ」に勤めるようになってからも、数年間は神保町という「地の利」を活かして、その方面の古書を買いまくった。今でも二階の本棚一つが、丸々当時からの本で埋まっている。
だからどうということでは別にない。ただ自分をある程度客観視する、相対化して見るということは、それらの本から学んだこともあるし、「編集」という仕事に最も重要なことはそういうスタンスだと今でも思っている。なので、俺は自分が最愛の配偶者を失うという「人生最大の不幸」「苦痛」の中に居ることで、死にも等しいストレスの渦中にいるということをかろうじて自己分析出来ている。
そのことが、本格的に鬱の淵へ引きずり込まれないのではないかと、それが慢心にしても、そう思っている。

その後ビールは控えて、ずっとニュースをはしごした。それからついさっき、ネットの「花キューピット」で三津子にひまわりなどの明るい花束を注文した。「俺から、三津子あて」というかたちでうちに届くのも変だけど、今まであの人に花を贈るなんてしたことが無かった。ずいぶん昔、誕生日だったか何かで渡したことがあるような気もするけど、覚えていないくらいだから、ずっと無かったということだ。
ひどい亭主だったと思う。
ほんとうに、死んでから優しく愛情をストレートに表現しても遅いとは思う。思うから余計に、せずに居られない。22:12
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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