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2009-07-25(Sat)

「しんきらり」の原稿確認

7月25日(土)

朝5時過ぎに目が醒めて結局眠れず、そのまま6時過ぎに起きた。こういうのは本当に辛い。5時間半ほど寝たのなら不眠というほどではないし、眠りの少ない人なら普通かも知れない。でも俺の場合はかなり辛い。
外は薄曇り。


そしてもう夜8時前だ。
今日は腕が痺れるように痛かったので、ぽすれんのお試し無料レンタルで借りた映画「遠すぎた橋」と「大脱走」を見た。何でこんなん見てるかというと、完全に暇潰しである。
「遠すぎた橋」の完全版はだらだらと戦闘シーンが意味無く長く、そしてあの「オチ」なので、冗長すぎる凡作と感じた。ずっと昔にテレビで見たダイジェスト版の方が遥かに締まっていて良かったくらいで、こんな駄作だったかと驚いた。
その後「大脱走」を見るが、こちらはDVD版の方が逆に遥かに見応えがあって、さすが戦争映画の古典的名作という感じ。これもテレビで小さい頃に何度も、大人になってからもビデオやCSなどで数回見ているが、やはりいい映画は面白い。映画の公開は1963年と俺の生まれる少し前のもの。DVDは1996年のもので、特典映像で当時の撮影秘話や出演者のインタビューが見られたのも貴重だった。

それから今日も原稿の整理にとりかかる。
今日は『しんきらり』だ。
『しんきらり』はいわゆる「正」・「続」として青林堂から出て、後にちくま文庫では二冊を合本して『しんきらり (全)』としている。
もちろん連載作品で「正」も「続」もなく、「ガロ」掲載時はずっと『しんきらり』である。ただ青林堂版の最初の一冊『しんきらり』の「夢からさめて」で終わる、あの一冊の印象は強烈だったと思う。もっとも連載自体は「夢からさめて」(1982年9月号掲載、連載時は単に「しんきらり (16)」)からほとんど間をおかずに継続(「しんきらり (17)」は1982年12月号)しているし、あそこで切れているのは単行本化という一つの区切りであった、のだろう。
やまだ紫の油の乗った頃の作品ゆえ、連載といっても一篇一篇が短編として面白いが、油の乗ったという意味では、その当時つまり「しんきらり」の連載中に『はなびらながれ』『ゆらりうす色』『しあわせつぶて』『金魚の殿様』といった名作の連載も描いているのだ。
どう考えてもこの時期の彼女はオーバーワークだが、「しんきらり」連載中に長く別居中だった前夫と協議離婚が成立し、その開放感と執筆に集中できる喜びとで、恐らく彼女は創作意欲が横溢していたのだろう。これだけ質の高い作品をこの時期に集中して描けるとは、もの凄いことだ。

そういえば長井(勝一・元青林堂社長/ガロ編集長)さんは青林堂版『続しんきらり』がいわゆる「正」より今ひとつ売れ行きが鈍いことをよく、
「だからさあ、『続』ってつけなきゃ良かったんだよ。何でも一発目は売れるんだけどさあ、次からはちょっとずつ売れなくなってくんだよな。山上さんの(喜劇新思想大系)もそうだったしさあ。違うタイトルで出しゃ良かったんだよなあ」と言っていたのを思い出す。あのしゃがれ声で笑いながら、半分冗談のように聞こえたが、本気だったと思う。

そんなこんなで原稿の全確認が終わり、整え、保護のためにパネルをカットして函状にしたものに収めて、さらに封筒を切り貼りして保護した。そんなこんなであっという間に夜になったというわけ。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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