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2009-07-31(Fri)

欠けていた原画発見

7月31日(金)

夕べは12時半頃寝たか。
今朝はまた明け方暗いうちから足元にユキが寝ており、どうにも寝返りをうつたびに気を使ってしまうので、熟睡できず。朦朧としたまま8時ころ起きた。
今日は三津子の住民税の納付期限だったので、9時過ぎに納付書を持って銀行へ行く。その帰り道スーパーに寄って、ちょっとだけ総菜とカップ麺をいくつか、それから三津子に小さな可愛い花を一束だけ買って戻った。
こないだ買った小さなバラは2日ほどしか持たなかった。昨日買ったひまわり2輪だけになってしまったので、細かい薄赤い色の小さな花がたくさんついているのにした。

部屋に戻ってから昨日コンビニで買っておいたおにぎり、解凍したたらこでご飯。それから洗濯をする。
下着類の他は軽い室内着、バスタオルやフェイスタオルくらいだから大した量ではない。きっちりアイロンがけが必要なものもないから、そのまま乾燥まで指定する。
その後はiTUNESにLAN上のサーバに保存してある音楽を登録。音量を統一しないとアルバムでボリュームがバラバラだから、その読み込みと診断に時間がかかった。
テレビにHDMIケーブルでPCの画面と音声を出力し、さっそくSTYXのプレイリストを作って聞く。テレビのスピーカの音はそれなりだが、元々見るものが何もないし、かといって画面が暗いのも寂しい…というだけの話だ。
そうして猫のトイレ掃除。今回は二段になっている上下の引き出し共に外して、一度丸い砂を総入れ替え。さらにこぼれて溜まっていた砂も箒で掻き出したり、内側の壁も洗剤とティッシュで丁寧に拭く。
シマはオス猫なのでやたらと砂をひっかき廻して丸い砂をあちらこちらへ飛ばすが、大や小はちゃんと中にしてくれる。ユキちゃんはさっと入ってさっと出てくるが、大はともかく小は腰高でそのまま行うので、後方へ放物線を描いて飛んでいく。これがトイレの外へ向けられると床が小便だらけになるので、ユキのために外にもう一つ受け皿的な薄い尿取りトイレや新聞紙を敷いている。
いずれにしても生き物なので当然排泄をする。その始末は室内である以上人間がやらねばならない。猫の場合、猫自体はいい匂いがして抱きしめたりすると溜まらないが、その代わり(?)大小便の匂いは尋常ではない。冗談抜きで「エづく」(軽い吐き気のこと)ことしばしば。
猫トイレ掃除はけっこう大変な重労働。終わったあとはぐったりして音楽を聞く。

2時過ぎ。
たった今、思潮社のFさんという女性編集者から電話があった。
先日、代表である小田久郎さんからやまだの作品を永久に遺したいと、心のこもったお手紙をいただき(復刊打ち合わせと、新たな嬉しいしらせ)、その後役員の小田康之さんとお話をさせていただいた。
Fさんは今回復刊予定の『樹のうえで猫がみている』の担当ということで、一度京都に打ち合わせに来られるということ。日程はお盆の週は混雑するので、お盆跡の週でということになり、詳しい日程は近くなったら調整するということになる。

最後にFさんは控えめな口調ながら「やまだ先生のずっとファンでしたので、お仕事が出来るのはほんとうに嬉しいです」と言って下さった。
思潮社さんはもちろん(左翼系の現代思潮新社とはもちろん違う)、「現代詩手帖」が有名な、詩では名門の出版社さんだ。こつこつと、いい本を残す誠実な版元だと思う。
やまだ紫が詩人の吉原幸子さん(故人)主宰の『現代詩ラ・メール』に創刊から『樹のうえで…』を連載したとき、版元は思潮社さんだった。途中から発行は吉原さん主宰の「書肆水族館」に変わったが、ずっと思潮社さんが発売されていた。
詩の本は、たくさんの部数が一度に売れるということはまずない。けれど、それでも後世に表現として、文化として残し伝えて行くべきものであることは言うまでもない。
だから、こうした誠実な版元さんが必要になる。それはそれは、傍から見ているだけ、口で言うだけでは計り知れぬご苦労があるだろうと思う。増してや、今はこんな時代である。
ただ、俺が「ガロ」編集部、つまり弱小貧乏版元・青林堂に勤めていたころは、小さいけれども、ベストセラーは出せないけれども、いい作品を、いい本を頑張って世に送り出したい、後世に残したいという気概のあるところがたくさんあった。
それらもここ20年の間にどんどん姿を消してしまったが、悲しいしつまらない「文化」だと思う。

さあ、今度は『樹のうえ…』の原稿を整理しなきゃ。
あとCD-ROMにした時に描き下ろしたカラー原画はどうしたか、まとめて筑摩版のと一緒にあるはずだ。短歌誌『コスモス』さんに連載した作品については、病気で満足な絵が描けなかった時の作品もあるから、掲載にあたって追加するとしたらそれらも選別しなければならない。

いずれにしても、これで順調にいけばやまだ紫の代表的な作品が、4冊は再び皆さんの手にとっていただけることになる。。
まだまだやることはたくさんある。頑張ろう。

そう思ってすぐ、階段下の納戸を開けて『樹のうえで…』の原画が入った大封筒を出して中を見る。ちゃんとCD版のために描き下ろしたカラー原画2点も入っており、安心。あとは筑摩版と筑摩版には未収録だった作品の原画も揃っているし、これらは高解像度…300dpi以上のスキャニングデータもある。
やれやれ良かった、一枚一枚の確認はあとでゆっくりやろう…と思って何気なく脇にあった小さなビニール製手提げ袋の中を覗いたら、何と『性悪猫』の原稿が一枚入っていた。
これは先日一作一作確認した際、一枚だけ欠けていたと思っていた原画だ。
あの
「せけんなど どうでもいいのです お日様いっこ あれば」
…名作「日向」の原稿だった。
「COM」時代に一枚ずつ詩画を連載していた「天空への詩」(そらへのうた)の中にある、「おひさまいっこ」という4作目の作品を、後年青林堂で『性悪猫』を単行本化するにあたり、描き下ろしとしてリメイクしたものではないかと思う。なので「ガロ」掲載作品ではないことは解っている。
それに加えて、同じ袋から『性悪猫』連載前のもので、「COM」後からいわゆる「休筆期間」の間に描き溜めていた、猫の細密な線画が2点入っていた。
スチロールの板で保護されていて、恐らく何かの展示に使ったと思われる。これら猫の細密画は『性悪猫』の原画整理の際、けっこうな枚数が束で見つかったので、もう小学館クリエイティブのKさんの元へ送ってある。だが額装とまでは行かぬものの、展示用に自分でスチロールを「マット加工」までして保護したのだから、気に入った絵だったのだろう。
これはぜひ、収録してもらわなければ。
そう思い、Kさんの携帯へ電話して報告すると、
「そうですか、それはよかったです。助かります」とのこと。あそこは2色の頁だったので、原画がないと本から起こさねばならなかった。そうすると2色の頁から起こすことになるので、やはり原画があるのと無いのでは仕上がりは雲泥の差だ。
さっそくさらに保護しエアキャップのシートで保護し、封筒をつなげて宅急便で送る手配をした。
やっぱり「お日様いっこ」も、その他の名作と一緒に居たかったのだ。良かったなあ。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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