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2009-08-14(Fri)

壁に絵を飾る

8月14日(金)

昨日は低気圧だったのだろうか、一日腹が苦しかった。脾臓の腫れで外気圧の下降がする解る。人間の体の約七割は水分。外気圧の影響はバカにならないと思う、いや実感する。
今朝は朝方5時ころ目が醒めて、その後は寝ているというより朦朧として浅い眠りのまま、夢をたくさん見た。もう忘れたが。

結局起きたのは9時近くで、最近としては遅い方だった。
朝のことを済ませて一息つくと、9時半ころ携帯に行政書士さんから着信があった。かけ直すと、何と確認ミスで完了したはずの手続きがまだとのこと。こちらのミスではないので、引き続き進めて下さいとお願いする。その後三津子の姉、つまり義姉にすぐ電話をいれるが出ない。30分ほどしてもう一度電話をするが出ないので、旅行だろうかと思っていると、折り返し電話があった。
お姉さんは「電話の呼び出し音を小さくしていたので気が付かなかった」とのこと。なので、これこれこうなんです、と事の次第を報告。
その後こちらの様子を「どうですか」と聞いてくれたので、最近は原稿整理もだいぶ片付いてきた、ただ大学の研究室の整理もあるし、こういう手続きもまだ残っているのがあるから大変だとちょっとグチっぽくなってしまった。
それでも、やることがあるという事は張り合いにもなるし、寂しさを紛らわすことにもなるので、と話す。それは本当だ。今はこうしてバタバタと忙しい毎日なのだが、それやこれやが落ち着いてしまったら、俺は彼女の居ない「日常」を、どう過ごすのだろう。
お互いまだまだ寂しいですね、と話して、手続きなどの件もお願いをして切る。

その後、あとは俺が走り回って終えるはずの手続き書類を、いったん返却するため、全部エクスパックに入れる。ポストに投函するため着替えて11時過ぎに外に出た。
マンション下にゴミ袋を捨ててからポストにエクスパックを投函し、それからコンビニへ行く。今日も陽射しが凄いが、この前までの梅雨どきのような湿度がなく、真夏のじりじりくる本物の(?)暑さだ。
おにぎりとサンドイッチ、夕飯の弁当、料理用の赤ワインなどを買って帰宅。調味料類は「もう二度と料理なんかしないだろうな」と思い、けっこう捨ててしまった。何せ、三津子が倒れてからいったん冷蔵庫を発作的に全て空にしたくらいだった。一週間ほどほとんど食べられなかったのを、心配した明青さんや井坂さんなど、心配する方々に救われた…。
今は、ちゃんと食べないと心配していた三津子に叱られる…という思いで、料理というほどではない簡単な調理はするようになれた。
昼は結局サンドイッチと缶コーヒー。その後トイレへいくと便が真っ黄色だったのでギョッとする。が、すぐ昨日作ったカレー風味のもやし炒めの色だと思い出して苦笑い。
先だって、ちょっと無理をしたら嫌なことになったので、それからは排便の度にちゃんと確認することにしている。尾籠な話ですいませんが。
午後はMLB、シアトルでのヤンキース戦を見て少し休む。C.C.は相変わらず絶好調で、ポサダやAロッドが休みで松井が4番DHに座ったが、4安打2HRで5打点、結果NYYが11対1で勝つ。松井の2本目のHRはライトに上がり、フェンス際でイチローがハイジャンプを見せキャッチするか…と思われたら寸前にファンのグローブがキャッチでHRとなった。イチローも憮然としていたが、ああいう「ここだ」というギリギリのプレイ、野球の醍醐味みたいな場面を邪魔するのは、本当に無粋な野郎だ。


さて、ようやく原稿の整理もほぼ終わりが見えた。
ただ『夢の迷子たち』収録作品まるまる全編がどうしても見つからない。押し入れの箱から何から全て見たし、もう原稿が入る大きさの箱で未開封のものはない。
間違って捨ててしまったなんてことがあり得るだろうか、可能性としては、蓮根の二部屋と赤羽の「仕事場」を統合して舟渡へ越す時の「地獄の引越」時に、不要物に紛れたのだろうか、だとするともう絶望的なのだが…。返却して貰ったのは確実なので、こちらの問題である。もし復刊できることになったら、最悪の場合は本から起こすしかない。とにかくもう一度、全ての箱を調べよう…。
階段の下の納戸へ箱改めて整理を終えた原画の箱を綺麗に収納し、全てを入れ終えるとやはり腕と腹が少しジンジンした。何をやるにしても、病人にはしんどいことが多い。
一息ついていると、お隣のUさんが「檀家さんにお配りしてるものです」と、お香を一箱下さった。Uさんのご主人は詩仙堂近くのお寺のご住職だ。お盆明けには引っ越されてしまうが、この階も寂しいことになる。

その後は納戸の手前に雑然と積んであったものも片付ける。三津子が生前、いつも座っていたソファの周辺に置いていた、薬や化粧水などが入った箱や袋。
そして、倒れた後に病院へ持って行ったもの…。
三津子が意識を無くし、ただそこで「生かされているだけ」という状態の時に、顎や首をささえるために丸めて置いたタオル、顔に塗った化粧水。それらはどうしても捨てることが出来ない。見るだけであの辛く悲しい時間を思い出し、涙がにじむ。とりあえず別の紙袋へまとめて今は物置とクローゼット部屋と化した洋室へ移した。
それから使ってもいなかった古い化粧品や薬品類は、思い切って捨てる。つい最近買ったばかりの香水や化粧水はエアキャップにくるんで箱に入れた。それからハンディ掃除機で綿埃を吸い、ついでにそこらも片付ける。

壁に絵を飾るそして、かねてからやろうと思っていたのだが、ソファの壁面に三津子の絵を飾る作業をする。
ソファの背面、真っ白な壁紙の広い壁面は正月のお札以外は何も飾らず、スカーッと広いままなのが気持ち良かった。でも今はそれが寂しい。だから彼女の絵を飾ろう、と思った。
まず天井からの距離を測り、端と端に画鋲で印をつけ、メジャーを使って等間隔に3カ所、フックを打ち込む。
それから残っている額装した水彩画のうち、横画面の猫を3つ飾った。ベランダ側から順に「もの想い」「眠い」「青い瞳」の3枚。
やまだ紫の描く猫。ポストカード大の水彩画はいい味を出しているが、これまでに描いた絵はもう全てファンの方の手に渡っている。どなたがどの絵を買われたかはメモしてあったはずなのに、なぜかそのメモが見つからない。もう手元にはこれらを入れて数枚しかないが、たくさんの漫画や原画が残っている。

それやこれやをしていたらもう夕方になった。
西日と夏の青空のグラデーション。今日は原画の重い箱の移動やらいろいろ力仕事もしたので、少しくらくら目眩のような症状が久しぶりに出た。まずい、ちょっと今日はもう休まないと。午後5時51分。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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