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2009-09-10(Thu)

魅力ある街

9月10日(木)

夕べは12時過ぎに寝た。
寝る前に、夕方干しておいた敷き布団を取り入れた。敷き布団は俺のではなく、隣に三津子が寝ていた時のもので、猫の毛だらけになってきたので日中叩いたりはけでこすったりして毛を落として、干しておいた。それをまた、彼女が寝ていた時のように、隣のベッドに敷いてから寝た。

夢をたくさん見た。三津子が2回出て来た。
一回目の夢は、彼女がいつも着ていたオーバーオールの下の両足がなぜか大きく腫れて、俺はそれを心配して病院へ連れていこうと言っている夢。
もう一つは割合長いストーリーのある夢で、醒めた時は5時過ぎだった。この夢は何を意味しているのか、いずれにしても覚えておこう…とキチンと反芻し、じゅうぶん記憶にとどめたつもりでそのまま寝てしまい、8時ころ起きる。
今朝のもろもろを済ませてパソコンへ記録しようとして、その夢をなかなか思い出せずにしばし呆然。「ええと…」と何とか脳内のシナプスを繋げて思い出せた。

その夢は二人でマクドナルドへ入り、ハンバーガーを食べようと並んでいたのに、いつの間にか店は洋風のカフェレストランみたいな店になっている。内装はイメージ的には後楽園にあった(今もあるのだろうか)野球が見られるベースボールカフェみたいな感じの内装。
セルフサービスなので二人でめいめいにトレイを持ち、4人がけテーブルの席につこうと椅子を引く。すると、俺の椅子の上には透明な手提げ袋が置いてあり、中にはフルーツがたっぷり載った綺麗なケーキが入っている。忘れ物だろうか。
俺がすぐ横の壁際にある二人がけテーブルにいた若者…といっても皮ジャンを着た30歳くらいの長髪の子に目で「これキミらの?」という風に袋を持って見せるが、二人とも顔を見合わせて違う、という風に首と手を振る。
なので一度それを自分の隣の椅子の上へ置き、座る。向かいには三津子が同じように腰掛けた。
トレイの上にはハンバーガーではなくて、何かチョコレートスポンジケーキの塊を食パンのようにナイフで切って食べるようなものとコーヒーが載っかっている。「こんなに食べきらないね」と言いつつそれをプラスティックの白いナイフで切っていると、隣の若者が「あの、それいらないんならいいスか」と先ほどのケーキの袋を指さして言ってきた。俺は「ああ、どうぞどうぞ」と言ってそれを彼に渡す。キウイとかオレンジとか色々カラフルで新鮮なフルーツがたっぷり、びっしり載った綺麗なケーキだった。昔「夢に色はない」と言った人がいたそうだが、夢にはちゃんと色彩があることはもう誰でも知っている。
「この夢」が何を意味するのか全く解らない。
隣を見るとベッドの上に畳んだ毛布の上で、ユキがすやすやと寝ていた。

今日もいい天気だ。
着替えてコンビニへ週刊誌と朝のサンドイッチだけを買いに出る。空気が完全に秋のものに入れ替わった感覚がある。気温は今日も高くなりそうだが、朝晩には本当にしのぎやすいいい気候になった。
京都は紅葉の時期もまたいいが、初夏やこうした季節の合間の、ほんの一瞬の素晴らしいときもある。


そういえば先日民間シンクタンクが行った「地域の魅力度調査」の結果が発表されて、「全国で最も魅力的な街」に函館が選ばれたらしい(ブランド総合研究所 ホームページ)。2位は札幌市、3位は京都市が入ったというが、函館の1位は市が去年観光PRのために制作した例の「イカール星人」の侵略の動画のおかげだと思う(笑)。何しろテレビのニュースで俺ですら見たぐらいだし、この調査はネットで行われたそうだから、恐らく公開中の動画も見た人は多いだろう。(と、あんまり動画のお陰だと言うと函館に失礼だけど)

函館というと、もちろん自分が生まれ育った、18歳までを過ごした故郷ではある。
良く言われれば当然悪い気はしないが、若者にはとても退屈な街であった。
それこそ俺の母校のモットーであった「青雲の志」を持つ若者なら、ほとんどが脱出を試みるような、やる気のない街という感覚がずっとあった。このあたりはまあ以前日記にも書いたことがあるので割愛するけれど、トシを取ると、あの何ともいえないユルい時間の流れとか、観光客誘致にガツガツしていない感じがいいと思うのも理解は出来る。しかしそれは年寄りにとってという意味で、若者にとって魅力があるかどうかは別の話。
とにかく、自分が過ごしていた時期の、
『黙っていても「夜景」「異国情緒」「新鮮な海の幸」「温泉」などの観光資源があるので、特に積極的に行政は産業育成もせず観光誘致もせず、だらだらと地方都市にありがちな「漫然とした地方公務員のダラ勤」を続けていた印象』
と、その結果としての
『覇気のある若者が残らず老人だけになり地場産業がなく気が付いたら観光だけになっていたが時すでに遅く駅前シャッター街で経済最悪』
となってしまった街…という印象が強すぎる。

ところが、十年ほど前だったか、夫婦で最後に帰省した時にお袋が連れてってくれたのは、史跡五稜郭を舞台にした市民の「野外劇」で、それはまあ頑張っていたし面白かったし、何より舞台が素晴らしかった。五稜郭タワーも新しくしたり、観光誘致も「イカール星人」動画(笑)じゃないが、積極的にPRを行うようになったとは、たいした変わりようだと感心した。
北海道といっても函館は温暖で、雪もそれほど積もらないから…とよく言う人がいるが、津軽海峡を越えただけで冬は真冬は鼻毛が凍るほど寒くなる。夏は短く、ホンの一瞬だ。うちのお袋は7月、ひどい時は8月でも夜に寒い日があってストーブをつけたと言っていたことがあるくらいだ。
しかし、まあいわゆる梅雨の時期、梅雨のない北海道特に函館は最高だ。食べ物も、生ものは確かにうまい(ただし観光客向けの店は高い)。ゆるい街の雰囲気も、逆にゆったり過ごしたい世代にはいいだろう。

さてその函館から東京暮らしの方が長くなり、そして今は魅力ある街3位の京都に住んでいる。
京都市に無いのは海くらいなもので、歴史ある街、四季の移ろい、その季節の節々に行事や祭があり、街中はそれなりの繁華街があって便利。けれど車で10分も走れば景観条例もあって町並みは落ち着き、本当に住みやすい街だ。日本中、いや世界からもこの街を目指してわざわざ来る、そこに住んでいるということの素晴らしさは、毎朝比叡山を、そして東山や吉田山を見る度に実感する。
自分は函館で生まれ、世田谷区上北沢、千葉県柏市、豊島区南大塚、そして板橋区で何カ所か移動して京都へ来た。間違いなく、今居るところが一番魅力的な街だと思っている。
誰でも今自分が住んでいるところが「クソみてえな場所だ」と思いながら、嫌々暮らしていたら心身ともに良くない影響が出ると思う。それと逆に、「素晴らしいところで暮らせている」と思い感謝すれば、いいと思うのだ。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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