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2009-09-30(Wed)

切り花

9月30日(水)

朝は6時ころユキがにゃあにゃあ言って起こすので、撫でたりしてやるが、その後は朦朧。8時前には起きる。外はさあさあと雨が降っている。まさしく秋雨という感じで静かに降っている。
朝のことを済ませて、三津子の花が枯れかかってきたので10時ちょっと前に着替えて買い物へ出る。雨なので、自転車ではなく傘をさしてまずコンビニで電話代を払い、それからスーパーまで。総菜などは買ってあるので、不足しがちな野菜サラダなど少量だけ買って、テッポウ百合、すかし百合と小菊の束を買った。帰り道、コンビニにまた寄ってサンドイッチを買って戻り、朝はそれで済ませる。
前に買った百合と赤い花、黄色い菊などの花束は枯れたものから外していき、最後に菊と名前を知らない緑色のものと赤い花だけが残っている。切り花とはいえ健気な気がして、捨てられず台所へ移動し、中くらいの花瓶に買って来た百合や小菊を生けて写真に添える。
その後は仕事。ひたすらパソコンに向かって作業。一段落すると1時を過ぎていたが、携帯に仕事の連絡が入り、その手配などをする。雨はいつの間にかあがっていた。
テレビは見るものがないので少しだけ読書をする。まあ昔買って内容は忘れた新書とか。
夕方、そういえば昼を食べそびれたので腹が減って、5時半ころ少し早めに晩の支度をする。といっても買ってあった総菜を暖めたり皿に盛りつけたり、野菜をサラダにしてトマトを添えたり簡単なもの。三津子にはいつものようにお茶と酒、陰膳を整えてビールで乾杯をする。
九条ネギのぬた、野菜サラダと冷やしトマト、少量の肉じゃがと酢豚。食べながらニュースなどを見て、缶ビールを飲んだら眠くなってしまった。何だかこうして一日が終わってボケていくような気がしていかん、と思う。

台所へ皿などを置きに行くと、朝移した花の花瓶、緑色の名も知らない花は枯れかかっていたので、「ありがとう、もう頑張らなくていいよ」と声をかけて花瓶から外し、ゴミ袋にそっと入れた。そうしたらブワッと涙が出た。「ありがとう。もう頑張らなくていい」というのは、三津子が倒れた後、病室で何度もあの人にかけてあげた言葉だった。
トンデモな話だと笑われるのは平気だが、これらの花に毎朝水を換えるときに、「ありがとう、綺麗だね」と声をかけている。気のせいかすごく長持ちしている、というか切り花なのに、懸命に水を吸って生きているような気がして、それが枯れていくのを見るのは、まるで人の生を見送るような思いがあり、どうにも辛い時がある。
枯れた花を捨てる時はいつも合掌し「ありがとう」と自然に言葉が出てしまう。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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