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2009-10-04(Sun)

テレビって奴は

10月4日(日)

夕べは12時半ころ寝たが、朝4時ころ目が醒めてしまい、往生した。その後全く寝られなかった。夕べはベンザリンが切れてしまったのでレンドルミン2錠だけで寝たが、やはりいったん醒めると寝られない。寝られないというのは、本当に辛い。悶々とただベッドの上で目を閉じ寝返りをうち、気配を感じてこちらをじっと見ているユキをなでる。それを繰り返しつつ、時計で時間を確認する、5時、5時半、6時…。結局そのまま8時前に朦朧としたままで起きる。
外は快晴といっていい天気で、青空が綺麗で比叡山もクッキリと見える。いつものように合掌。下へ降りてトイレから出てくるとユキも降りてきたので、ご飯をあげ水を替える。それからまた朝のいつものことを終え、テレビをつけてサンドイッチを食べる。

自民党の中川昭一が自宅で亡くなったという。ネットを見てみると8時半ころ、自宅ベッド上でうつぶせになっており、家族が発見して119番通報したという。事件性はなく、死因はこれから特定するとのこと。
ネット上ではあちこちで陰謀説だの圧力だの自殺だの、まだ特定されていないのに死因をあれこれ推測しては「祭」状態。人が一人亡くなったこと、これだけが今もっとも確かな事実だとしたら、せめて冥福を祈り、死因が特定されるまで、余計な騒ぎは抑えるべきなのでは、と思う。政治的に特別に支持していたわけでもないが、「朦朧会見」とか騒がれ、先の選挙では落選するという憂き目のさなかにいる人だ。そんな中での死なのだから尚更、ご遺族のことを考えたら今はそっとお悔やみだけを述べるにとどめるべきだろう。

夕方6時過ぎ、「バンキシャ!」を見ながら晩飯に作った青椒肉絲を食べていると、CMで「やわらか歯間ブラシ」とやらでリアルな歯垢のCGを見せられる。「オイオイ汚ねえな」と思っていると、次のCMはポット洗浄剤で、やはりリアルな湯垢のようなものが映る。本当に食欲が失せる。
もう一万回くらい思ったが、食事の時間の遠慮だか配慮とか放送コードとか何でもいいから、何かねえのか! と思ったが、腹を立てるのは体によくないのでチャンネルを変える。こういう目に逢いたくなかったら、テレビを見なければいいだけの話。見る場合は食事をしないこと、そういうことですねテレビ局の皆さん。

その後はフジ系(関西テレビ)で『世界おもしろ珍メダル・バカデミー賞』3時間スペシャルを見る。春の放送では夫婦でさんざん大笑いしたシリーズで録画もしてあるはずだ。
もう一緒に笑ってくれる人はいないが、やはりこういう作り物ではない「実際の映像」による、素人衆が醸し出すおバカな映像は抱腹絶倒である。しばし孤独を忘れて、腹がよじれ息が苦しいほどの笑いの時間をもらった。

ところがなぜか、いや「尺が足りなかった」と司会の今田耕司も言っていたが、最後に感動のVが入る。
ニュージーランドの、子ども3人を残して亡くなった35歳の母の話だ。もちろんドキュメンタリ映像で、末期胃がんを宣告された妻のため、夫が意識のなくなった妻のベッドで結婚式をあげる。
すると奇跡が起こる。意識のなかった妻の意識が戻り、その後数ヶ月自宅へ帰ることが出来るまでに回復したのだ。そうして家族の幸せな時間をじゅうぶん満喫した後、妻は亡くなる。その短い時間が奇跡的な「猶予期間」であったことは他ならぬ本人が一番よく理解しており、一人でそっとビデオで子どもや夫たちにメッセージを残していた…。
おいおいこんな感動のVは聞いてないぞ。そんなもの、自分の境遇に重ねて見られずにはいられないじゃないか。
俺は癌宣告と余命宣告をされた。けれどそれから4年、何とか生きている。しかし「連れ合い」であった三津子の方は、そんな俺を健気に支えようと頑張り、頑張って頑張った末に倒れた。その2年足らずの京都での生活は、俺たち夫婦にとって「人生最良の日々」となった。彼女が逝ってしまうまでの、本当にしばし神が与えてくれた贅沢な時間だったのだと思う。
涙が溢れて止まらない。京都に残されたのは俺一人。東京のマンションの借り手が見つからなければ、いよいよここからも去らねばならない。夫婦二人での素晴らしい京都生活も、一人になったのではもう意味がない。引きこもりならどこで暮らそうとも同じことなのか。
いずれにせよ俺はもう「流れ」に逆らわず、従うことにする。
三津子、君のしたいようにしてくれ。俺はその通りに動くよ。

それにしても笑うために見た『バカデミー賞』スペシャルであれはないだろう、反則だと思った。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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