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2009-10-28(Wed)

痛い、痛い、痛い。

10月28日(水)

朝5時前から痛みで目が醒めた。夕べ11時ころ、寝る前に飲んだ鎮痛剤=ロキソニンはもう切れたのか。
まだ小さく赤い疱疹がバラバラとあった時からすぐ治療を開始し、抗ウィルス剤を一週間内服したのに、疱疹というか「皮膚のただれ」はもはやケロイドで、右の背中下半分から腹部肋骨の下を通って腰まで、かなり広範囲に全体に一体化し、その中に無数の水泡が出来ている。
何と言っても痛みがひどい。
いっとき、数日前にはかゆみが出て痛みも軽くなった気がしたので快方に向かってるな、と安心していたのだが、ここ3日ほどはあまりの痛みにロキソニンの頓服も増えた。バファリンもあるが、俺のような血液疾患=汎血球現象の場合は血小板数のことも考えると併用したくない。
「いててて」と言いながらそろそろと寝室から階段を降りて、トイレから出てすぐロキソニンを飲み、軟膏を擦り込む。背中なので見えないが、手の感覚で水疱が出来ているのが解った。これが破れて化膿するとまずい。自分の場合免疫力が落ちているので、雑菌などが繁殖すると厄介だ。
それにしても、こんなに痛いんじゃ買い物どころか部屋の中の移動さえやっとだ。
幸い仕事は家に居て済ませられてはいるが、その他の時間をただひたすら痛みに耐えていなければならないのが辛い。痛み止めが効いてくると多少楽になるので読書や音楽、映画で気を紛らわせることが出来るが、今のように激烈な痛みの間は何もできないし、キーボードはおろかマウスを触るのさえしんどい。

・・・痛み止めを飲んでソファに転がり、ひたすら目を閉じて我慢していると、そのうちウトウトし、薄い眠りながら6時から8時頃まで少し寝られた。
10時ころに仕事を今のうちにと連絡も含めてあれこれ片付け、それから数日取り替えてなかった猫のトイレを気合いを入れて掃除。今やらねばいつやれるか解らんと思い、エイヤとやるがフラフラ。そのゴミと、しばらく出せなかったゴミ袋や空き缶を捨てに下に行き、戻る。
結論から言うとこれらが「クリティカルヒット」となって、その後しばらく動けなくなった。
いったんソファに転がるが、朝のお勤めをしていなかったことを思い出して、水やお茶、花の水を換えて、線香を立てて合掌。いつものように三津子に語りかけるが、その間も足がガクガク震えたままだった。

俺、長くねえかも。

それからまたしばらく大人しく動かずにいて、12時前に昨日近所の割烹・Uの女将さんからいただいたおにぎりの残りを、カップワンタンと一緒に食べた。そしてまた薬を飲む。薬が切れたらまた歩けないほどの痛みに襲われるから、切れ目のないようにしないといけない。
それから帯状疱疹をネットでちょっと調べてみると、痛みのひどい人、長引く人にはブロック麻酔までやる場合があるそうだ。ひええー! と思った。
三津子が腎臓摘出手術後、手術痕に後遺症のもの凄い疼痛に悩まされた時、ありとあらゆる薬を色々な病院へ連れて行って試した。結局何も効かなかったのだが、唯一効果があったのが硬膜外麻酔、つまりブロック麻酔の一種だった。
しかし痛みが劇的に止まったことで涙を流して喜んだのもつかの間、副作用で嘔吐と心臓の動悸が異常に激しくなり、結局三津子は「耐えられない、痛みを我慢する方がまし」といって中止した。
あの痛みは結局、「時間」が治しただけだった。
俺の場合ここまでひどい状態になるとは思わなかったが、これだと後遺症の神経痛が残るかも知れない。何せこんな体なので何が起きても不思議はない。

夕方は何となくニュースを見ていたが、6時前に三津子のお茶を換えてお酒をあげ、陰膳を作る。
痛かろうが何だろうが、これは欠かせたくない。彼女の供養のため、ということもあるが俺が夫婦一緒の大事な時間を続けたいのだ。自分も痛み止めとビールをちょろっと飲む。
それにしても、トイレへ行くのもふらふらになってきた。サイトを調べると、「水泡が出来たら潰さないこと」「潰すと痕が残ったり化膿したりする」とあるが、寝てる間に潰れたらどうすんの? それにここ2日ほどは痛くて朝のシャワーも浴びられない。ていうかもう普通に動けないというのに。

我が家のルールとしてトイレは男の小用も座って行うようになって久しいが、これがまた苦行だ。チ●コだけ出して普通の男のように仁王立ちしてやれば楽だが、何せいちいち短パンとトランクスを下ろす。そーっと慎重にやっても、必ず疱疹のどこかに下着が触れる。そして激痛が走る。
「小便くらい立ってやれよ」という意見も多かろうが、以前何かのテレビで見た映像がきっかけで、我が家では「男の小も座って」が標準化した。
それは蛍光塗料を混ぜた水による放水実験で、立って男が用を足した場合、いったいどんだけの量の尿が便器周辺に飛び散るか、という検証だった。あれを見たらとても立って小便なんか金輪際出来ない。トイレの悪臭は、ああして飛び散った尿のせいだということがよく解る、便器だけ綺麗にしても無駄なのだ。なのでそれ依頼、自分から自主的に座ってやるようにしたのだ。もう自宅ではここ数年、当たり前の習慣となり、自分も癖になっている。

それにしてもこれだけ苦痛の日々が続くと、さすがに心が折れそうになる。しかし「死んだ方がましだ」と軽々しく口にしたくない、「まだ死にたくない」と思いながら死んでいった人たちに申し訳がないではないか。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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