--------(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2009-12-23(Wed)

「樹のうえで猫がみている」ゲラと絵本をいただく

12月23日(水)

夕べはげウさんところ(なめくじ長屋奇考録)の最低漫画イベント「このマンガがひどい!2010」の更新を待っていたら飲み過ぎてしまった。ドルショック竹下嬢との対談は最低の一コマを肴とした猥談と化し、大いに笑う。
ちなみに3夜〜4夜は自分がゲストなのだが、まあまったりと行きましょう。
それよりも、「すごい!」とか「読め!」などのランキング・紹介本が話題になるこの時期、巷の漫画読みたちが「いやちょっと待て!」「俺にも言わせろ!」と、そこここから声を挙げ出すのが愉快だ。マンガとは、こういうことに下支えされてこその素敵な表現である。

寝たのは12時過ぎで、今朝は7時前に起床。
今朝も寒い。朝のもろもろを済ませるのだが、シャワーは寒すぎる。また午後にしよう。
朝は食欲がなく、9時過ぎから仕事に取りかかる。今日は祭日だが、通勤もない分休日も祝日もない。しかも今は立て込んでいる最中。正直きつい。
昼前に一段落したので何か食べないと、と思いつつ結局カップのそばで済ませる。薬を飲むためにしょうがないという風情。(関係ないがカップそばの「どん兵衛」付属、「あと乗せさくさく」の天ぷらは、最初から投入し、ふやふやにして食べる派。この感じが、昔「ガロ」に居た頃、神保町や都内各所でよく食べていた立ち食い蕎麦に似ている)

その後、やまだ紫の誌画集『樹のうえで猫がみている』を新たに出していただく思潮社の担当、Fさんからゲラ一式が届いた。
本文と、カバーの想定案、それから「投げ込み」のゲラ。
本文は『樹のうえ…』筑摩書房版にCD−ROM版を加えた完全版で、今回はさらに短歌誌「コスモス」に連載した『見上げれば虹』も収録している。
なので、復刊というより今回の『樹のうえ…』は「新編」であろう。改めて読み返すと、やはり彼女のことば一つ一つが心に染み入る。
特に、今回は「投げ込み」という形で、小冊子が入る。これは「現代詩ラ・メール」誌上で主宰者であった吉原幸子さんとやまだが対談したものや、「ガロ」特集号でいただいたコメント抜粋、書評などが再録された貴重なものだ。

また、自分にも一文寄せるようお誘いを受けた。
お断りしようかとも思ったのだが、吉原さんとの対談では、俺たちのことをはっきり、いやかなり詳しく語っている。
当時、「やまだ紫」という大好きな尊敬する作家に、自分のような余計なモノの影がチラチラするのは良くないと思い、公に夫ヅラして出ることは極力避けた。いや、今でも編集者という立場からすれば、彼女は偉大な作家であり敬意を払っている。
けれど亡くなった彼女の「夫」として一文を、というご依頼なのであれば、それはその通りなので、個人的な出会いからのことを短く寄せることを承諾させていただいた。
彼女のことを思うと、やはりいまだ冷静でいられない。それに、この時期は団地でみんながつつましく暮らしていた頃だ。色々な思い出がありすぎて、なかなか筆が進まない。

ゲラを読んでいると、再び別の配達が来る。
受け取ると、福音館書店でやまだの担当だった、福永牧子さんからだった。
福永さんからは、やまだの原稿を預かっておられると夏ころにお聞きしていた。「いずれお返しに伺いたいと思っておりましたが年内は叶わなかったので、新刊の絵本をお送りします」とのことで、「エリーちゃんのクリスマス」(メアリー・チャルマーズ作/おびつゆうこ訳)をいただいた。
エリーちゃんのクリスマス (世界絵本傑作シリーズ)
メアリー・チャルマーズ
福音館書店

このアイテムの詳細を見る

福永さんは「母の友」3月号で、復刊された「性悪猫」を紹介してくださるという。いろいろ、本当に有り難い。まっすぐなメッセージの美しい絵本をめくると、やはり涙が出る。

思潮社さんは詩の名門、福音館さんは絵本の名門版元だ。
それぞれが、漫画家・やまだ紫を高く評価して下さる。彼女も喜んでいるだろう。
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

コメント

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

広告
アフィリエイト・SEO対策
検索フォーム
プロフィール

シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

シンプルアーカイブ
リンク
RSSリンクの表示
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。