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2010-06-26(Sat)

嚢胞=ブラ?

…結局、前の晩に飲んだ下剤は全く効かず、下腹部不快感でテレビでサッカーどころではなく寝てしまった。
朝5時ころに看護婦さんのドレーンバック確認で目が覚めても、同じ状況。目が覚めたついでにペットボトルの水をがばがば飲んで、しばらくしてからもうひと踏ん張りと決意してトイレへ向かう。
トイレで前の晩と同じく30分以上奮闘した結果、ようやく出た。切れるかと思った。何せ肺に穴が開いちゃまずいので思い切った踏ん張り、いきみが出来ないから、便が固くなると地獄のようだ。これは腸を動かす薬では無意味、便を柔らかくするマグミット系の薬を貰った方がいい。
ぐったりして部屋に戻って洗顔などを終えたあと、しばらくうとうと。7時過ぎにバイタルに来た看護婦さんに起こされ、状況を話して、マグミットを処方してもらうようお願いした。

その後NHKをぼーっと眺めていると、日本の若い起業家たちが今、続々とアジア、それも法人税の安いシンガポールへ渡っているというレポート。彼らは一様に日本は税金が高いこと、何かをやろうと考えたとき、やる場所はどこかと自問したら、それは日本ではないと思ったとか、厳しい話をしている。またそういう人たち向けのセミナーも活発だ。
その若い起業家たちの海外起業セミナーを主宰している、自身も起業家である男性も「年内にシンガポールへ家族ごと移住する」という。子どもがいるのだが「この国で育てても将来が不安だから」ということ。何だかつらい。
若い人らが「何かやろう」と意欲に燃えた時、それを潰すのは論外だが、締め付けて意欲を減衰させる雰囲気は確かにあるかも知れない。

一時は「規制緩和」だと言ってはいたが、結局特権階級である「官」による規制という名の支配構造は崩れていないし、そこで長年うまみを吸い続けてきた年寄りたちが既得権益を守ろう、つまり若い人たちから搾取し貯え楽に生きようとしてなかなか動かない…というのはつい先日あるマスコミ関係者の知り合いと話したことでもある。

今や若い人たちは大変な競争の中、その既存のシステムへ組み込まれていく。こぼれた人は派遣労働者になったり労働意欲を失って国の保護に頼ったり、引きこもったりもする。
そんな中、自分たちで企業を立ち上げたい、何かをやりたいという志と幸いにも資本を得た若者が、結局は日本ではなく海外でそれを行うことを選択するとしたら、日本はスカスカになってしまう。
自分の業界でいえば、漫画やアニメ・ゲームなども含めた広い意味での「漫画産業」は、普通に漫画やアニメに親しんでいる人ならご存知のように、戦後長い時間をかけ、たくさんの作家たちがその表現の幅を少しずつ広げ、推し進め、そして日本が世界に誇れる表現へ完成させた。ひとくちに「漫画」といっても劇画から少女漫画まで非常に幅広いジャンルがあり、またプロの世界を下支えするもの凄い数のアマチュアの層の厚さは世界に類を見ないものがある。
現在彼・彼女らアマチュアたちはプロを目指す者もあれば、好きなキャラクタの二次創作を趣味と実益を兼ねて同人制作の形で続ける者もあり、自由で多様な創作をしている。とにかくプロからアマチュアも含めたこうした漫画やアニメを愛する層の厚さとレベルの高さは絶対に世界一と断言できるところ。
ところが先日来話題の東京都の青少年健全育成条例の改正騒動、いわゆる「非実在青少年(笑)」の性表現規制問題、大阪にも飛び火して新たなBLコミック規制にまで拡大した流れを見るにつけ、この業界も実はひどく危うい薄氷のうえにあるのだと改めて実感する。
こんなことは他にはないといってもいい、男女問わずに市井の子どもから大人までが非常に活発に、元気に創作をし表現を自由に楽しみ、そしてその中から世界に誇る作品が出てくるという「構造」自体を規制側は全く理解していないばかりか、それを破壊しようとしているようにしか思えない…。

もちろんシンガポールなど海外に若い志ある起業家がどんどん流出している、ということと直接関連している事例ではないが、明らかに、この国の年寄りどもは、この国の将来を託すべき人材を、産業を、自ら葬りたがっているとしか思えない。

相変わらずお役人様は自分たちが高給をむさぼり、任期終了後は退職金を貰い、次の高給をはむ場所をひねり出すか、いかに自分たちの老後を安泰にするかを最優先に考えてるのだろうか。それともちっとは変わってきているのだろうか。
本来バリバリ元気に働いてもらい「あとは若い人に…」と場所を譲らねばならないはずの若者から元気を搾り取ってどうするのだろう。本来資源のない日本が世界に誇るべきコンテンツ産業を育成しようという方向から真逆のベクトルで規制を進め、若者の「創作意欲」さえ減退させる。何かを創ろうという表現意欲、想像すら規制で締め付けるってどうなんだろう。
一度国民を縛り付け、おびただしい規則・規制によってがんじがらめにし、その一つ一つの利権にぶら下がってうまい汁を吸ったら、その構造・利権をたまたま政権が変わったとか数年の任期しかない議員から何か言われたからと、本気で変えるわけもないか。
それに「青少年の健全な育成」という美名のもと、「児童を性の対象にするような表現は規制すべき」と誰にも反論できない問題にすり替えて「規制賛成派」を増やそうという姑息な動きがあるとも聞く(条文内容を正しく説明せぬままの賛成署名運動など)。

規制が一つ増えれば当然それを「監視する団体」が一つないし二つ三つ増えて、そこはもちろん天下りの場所になるしなあ。
また本気で二次元の性表現も含めた、つまり性表現を全て「ポルノ」とみなし、この世から抹殺させたい=そのことが青少年のためだと本気で考えている100%善意の集団もいるしなあ。極端な潔癖主義が行き過ぎて現実を全く見られなくなった人たちが「青少年を守れ」と拳を振り上げ口角泡を飛ばし大声を出してくると、深くものごとを考えない人は「そ、そうだね」と思わされてしまうだろうなあ。
あと、いったん条例や法制化されればいくらでも恣意的に解釈・運用することができるような規制案は、つまり、気にくわない人間の逮捕拘束の手段が増えることが喜ばしい、警察の人たちも当然賛同するだろうなあ。
これらが一体となってスクラムを組み、あの手この手で漫画を殺しにかかっていいるんだから恐ろしい。
この規制強化を、条文の改正案を読まず単純に児童を性の対象に描くいわゆる「二次ロリ漫画規制」だと誤解し、反射的に賛成している善意の都民も多いそうだ。しかし条文をよく読めば、これは漫画にとどまらない、表現そのものの規制を容認する第一歩であり(大袈裟ではない)、「お上」が気にくわないものは事実上「検閲の上発禁」にさせることが出来るというものだ。戦前・戦中じゃあるまいし、あるいはどこかの独裁国家でもないだろうに、ましてや世界に漫画やアニメを発信し受け入れられている国のやることではないと思うのだが。
自分はもう都民ではないが、東京や大阪でこうした行き過ぎた規制へ舵が切られれば、その他の道府県も右にならえをすることは想像に難くない。とりあえず今回の改正案はこっそり進めようとしたところ「見つかっちゃって、大ごとになっちまった」ので否決されたわけだが、規制側は戦後ずっとそうだったように、諦めてはくれないだろう。
表現に「いい・悪い」はないし、それを決めるのはちばてつや先生が言うように後世の評価だろう。「好き・嫌い」という個人の感情はあっていいが、それを根拠に他者の表現を規制してはいけないだろう。何のための憲法だろう、と思う。

午前中は体拭き、あとは音楽を聴いたり週刊誌を読んで過ごす。何しろ週末は検査もないしやることもない。月曜は恐怖の気管支鏡だ、それまでしばしの休息か。
昼食を完食し、音楽を聴きつつうとうとしたりしていたら、再び便意が来た。これはゆるい感じで、昨日の下剤かマグミット効果か、あるいは意識的にガボガボ飲んでいる水分のせいか。今度はすんなり出てくれてすっきり。しかし夕べと今朝のフン闘のせいで、肛門がズキズキと痛い。幸い切れなかったからいいようなものの、場所が場所だけに切れると治りにくいし痛いし血が止まりにくいし最悪の状態になるところだ。

落ち着いたのでやれやれとネットで検索してみると、どうやら今回自分がおかれている状況から、「肺嚢胞症」による気胸というのが一番近そうだと解った。<『嚢胞性肺疾患において肺内に形成される異常な空間はブラ(bulla)と呼ばれるが、このブラが破裂することにより特発性自然気胸となる。>自然気胸(嚢胞性肺疾患)
…まさしくこれじゃなかろうかと合点がいく。もちろん素人のネット検索による自己診断など本職からすれば笑止だろうが、なるほど他の医療関連の情報を見ても、あてはまる。
「ブラ=嚢胞」は長期の喫煙などによっても肺組織が破壊されて形成されたりするそうで、複数出来ることが多いというのも納得。
ただこれは当然のことながらブラが複数あればその分だけ気胸の再発率が高くなるわけで、胸腔鏡や開胸手術によってブラを取り除いたりすることも多いらしい。

俺の場合はこのブラ…嚢胞が左右の肺に複数認められるのはもうCTで明か(というか自分も確認させてもらった)だし、だとすれば当然それらは新たな気胸発症の元となるわけだ。そしてその時期や程度は起きてみないと解らないし、重度だとチアノーゼや肺炎を起こしたりしかねない。また軽度だった場合も気がつかず放置すれば、俺の場合は基礎疾患があるため、免疫力の落ちた身体の場合感染症により膿胸や肺炎になれば最悪命の問題にもなり得る。
もっとも、詳しい診断やそれへの対処も含めて、まだ検査が終わっていないので何とも言えないが、呑気に考えていられる状況ではないことは確かである。
この病院の先生がたは、まだ検査中だし未確定なことは言わないし、言えない。診断はきちんとした医学的根拠に基づいてなされなければならないからだ。なのでこちらにこういった「病名」が示されてはいない。それは当然のことと理解している。
それにしてもこういったブラによる気胸は、全てを外科的に取り除くとかしない限りは再発の可能性が非常に高いことは心配だ。外科的となると当然手術となるが、それでも再発が全くないということにはならない。
「ブラが破裂」なんてちょっといやらしいぞ…などと余裕をかましてる場合ではないね。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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