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2010-07-28(Wed)

「元の生活」

7月28日(水) 入院45日目★手術23日目

夕べは10時消灯前に歯磨きなどを終えて電気を消し、ベッドの灯りを絞ってテレビを見つつ眠くなるのを待とう…とトイレに立った時、そういえばと思い出した。この病棟には大型の体重計がないと看護婦さんに言ったら「談話室にありますよ」と聞いた。
どれだけ減ったかと恐る恐る測りに行ってみると、61.8kg。
思ったより減っていなくてホッとする。というか一番のピークはたぶん、吐き気であまり食えなかったあたりだったろう、ここしばらくはまたもりもり食えるようになったので痩せ止まりはしているはず。
ベッドに戻ってくると割合すぐ眠くなったので、そのまま寝てしまった。

夜中は夜勤の看護婦さんがそ〜っと足を忍ばせて様子を見に廻るのだが、だいたいその気配で起きる。切れ切れに寝てるうちに深く寝てしまって朝、という感じで6時起床、今日はよく寝られた方か。

8時前に朝食が来て、いつものように食べながら「ゲゲゲの女房」を見ていると、研修医のKさん。ドラマでは「自由な雑誌があってもいい」「…それじゃ儲からないじゃない」みたいなところがほとんど見られず残念…。いや嘘です。
この日の味噌汁は小ぶりの汁椀の、半分より少ない量。せめて半分までは入れて欲しい。若干薄かったが、朝の味噌汁だけが楽しみなのに。よっぽど売店でインスタント味噌汁買おうかと思うがいちいちお湯を沸かすのも面倒。
例によって2人分はあろうかという量のおひたしを半分くらい残して、あとは食べた。

仕事&休憩を繰り返して昼食。
シーフードスパゲティとやらにどんぶり飯付き。スパをおかずにと…? スパは今一つ、二つ…だったが完食。ご飯は無理だった。
午後はシャワーして仕事&休憩。

夕方I先生が来られて、世間話と治療方針の確認などをしていただく。
自分の仕事について、出版社にいて「編集」とかいうアバウトな職業、さらに副次的な今やってる作業とか、的確に説明が出来ずしどろもどろ。昔は学校で教えていたのに、脳が萎縮したか…。

まず、昨日N先生が説明してくれたように、薬の影響で肝機能が下がったりすることもあるし、この3週間の投薬治療が終わるまできっちり入院で見て行った方がいい、という方針の確認。
それと先日採血で調べていただいた「CD4」の量が、やはり危険値を下回っていたということ。詳細は生半可な知識や検索情報程度しか知らないので説明していただく。要するにその数値に関しては健常な人より少ないどころか、HIV陽性患者が免疫不全に陥ってこの肺炎に罹患する状況と同じか、数的に言えばさらに少ないという状態らしい。

「だからと言ってあまり気になさらない方がいいですよ、幸いもとの病気に変化がないようですから、今まで通りに元の生活に戻れると思います」と励ましていただいた。

今の俺にとって「元の生活」という言葉がどれほど希望の光となることか。

「CD4が少ないと、気をつけないといけない感染症、『日和見感染』と言いますが、その中でも感染すると致命的になるものは予防して、あとはこれまで通り気をつけていけば、大丈夫ですよ」ということ。
あとやはり、抗がん剤治療中でもないCLL患者がニューモシスチス肺炎で肺に穴があくタイプというのは非常に珍しく、この治療過程などもいずれ報告することになるそうだ。「もちろんプライバシーはちゃんと配慮しますが」とのこと、こちらも「いえ、お役に立てるんなら喜んで」と話す。
もし別な患者でこうした症状が出た場合、症例として俺がこれこれこういう経過で治った、とあれば参考になるだろう。

しかし俺の免疫力ボロボロか…。解ってはいたし考えると憂鬱になりかけるが、先生の話でまた気持ちを立て直そう。「元の生活」に戻るために。
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コメント

kikujitou

入院生活大変ですよね。

体の不自由が効かないっていうのが。

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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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