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2010-08-27(Fri)

あなたもわたしも知らない世界

8月28日(土)

昨日「明青」さんでうまいとんかつとビールをご馳走になって、いい気分で家に帰ってきたら、郵便物を開封して嫌な知らせにへこむ。詳しくは書けないが仕事関連。
いい事があると必ず相殺するような悪いことがある、人生って本当にうまく出来てるもんだ。昨日はそれの対応やら処理などで終わった。

今日は目が醒めると8時前。外は今日も暑そうだ。
ユキがいつも俺のベッドの足元で寝ているので、こっちが起きるとだいたい一緒について降りてくる。
こちらは自分の洗顔やら歯磨きやらの後ですぐ猫のご飯=乾燥エサ(カリカリ)をあげ、水の容器を洗って新しい水に替えてやり、このところすぐぬるま湯みたいになるので氷を3つ4つ入れてやる。冷たいのがいいのか氷が動くのが面白いのか、よく飲むような気がする。
だいたい二匹とも一緒に降りてくるので、普段はその後生エサの皿を2つ洗ってから新しいのを分けておかかをちょっとだけふりかけて出すのだが、この朝はシマが降りてこない。生エサはパウチの小分けされたものを開けるので、2匹揃ってくれないと乾いてしまうので、ユキにはちょっと我慢して貰う。
それから仏様のお水、連れ合いのお茶を入れ換えて、線香を立てて手を合わせる。
ご先祖様に祈ることは、今日も無事に生きていることに感謝と、これからもお見守り下さいということ。三津子にかける言葉は感謝と謝罪と愛。毎朝ずーっと同じで変わっていない。仏教でもキリスト教でもなく特定の宗教は持たないが、とにかく、朝普通に目が醒めて、今日も生きていることに毎日感謝する。

それからようやく自分の朝メシなわけだが、ホットドッグを暖めて食べようか…というところでシマが階段をてんてんてんと降りてきた。どっこいしょと腰を上げて生エサを用意。ユキは乾燥エサを食べていったん落ち着いていたので、ソファからよっこらしょと持ち上げて生エサの皿の前に降ろす。二匹は舌鼓を打ちながら並んで食べている。そしてようやくこっちのメシ。

今日も一日、仕事。仕事仕事というが「作業」に近いか。単調で面白くも何ともない「作業」なので、どうも一定間隔で逃避したくなる。休憩ではなく逃避なので、ネットでニュースを見たりつぶやいたりして、また作業に戻る。

夜までそんな感じで、途中夕飯は焼きそばを作ってビールを飲んだ。食休みでテレビを眺めるが、どうも正中のあたりが疼くように痛い。こうした症状はもちろん数年前からあったわけだが、こういう時は心臓の動悸も激しい気がする。しかし心拍数は俺の場合、元もと病気になってからは100回/分くらいとかなり速いのが普通なので「動悸がする」といえばいつもそういう状態だとも言える。
痛むというよりは疼く場所は、ちょうど前縦隔の腫瘍があったあたりになる。だがあれを取ったのはもう一ヶ月半以上も前。手術の痕が疼いているということは術後の経過からも考えにくい。ただ腫瘍を摘出したあと、つまり肺炎治療中と治療後のレントゲンで、腫瘍に隠れていた場所に気になる影が一つ見つかっている。といってももちろん癌などの類ではないだろうが(PET-CTまでやったんだから)、呼吸器内科のI先生は「水が溜まってるようにも見えますが、(前に撮った画像と)変化がないので、ちょっと様子を見ましょう」ということだった。
まあ異常は異常らしかったし俺もレントゲン画像で視認したわけだが、その場所は5年前に白血病が疑われた際の健康診断から先日の摘出まで、ずっと腫瘍に隠れていた場所なので、ひょっとしたら当初そうだと思われていたリンパ節の腫れかも知れない。そうなら白血病が原発だろうから、問題ないといいが。

とりあえず寝る前に動悸がするので「救心」を飲むが、よく考えたら俺の場合「救心」を「飲んでいい人」なのかどうか解らない。俺の異常な心拍の速さは何のためか明快な説明はこれまで無かったし、医師ではない俺には解らない。火曜の呼吸器内科の外来受診日に聞いてみようか。

それにしても相変わらず、今日・明日死ぬという感じは自分でも何となくなさそうではあるが、半年後・一年後に生きていると自信を持って言えない状況が続いている。

一年前の自分は何となくまだ一年後もこんな感じだろう、という感覚があったものの、一年経った今は、その僅かな自信が持てない。
この一年の間に入院を2回した。帯状疱疹の異常なまでの悪化で一ヶ月、肺炎原発の気胸と腫瘍摘出などで二ヶ月。いずれも普通の人なら何でもないウイルスや菌によるもので、つまりは免疫力のこれまでにない低下によるものだ。この勢いであればこの先何があってもおかしくはない。実際「学会報告レベル」という極めて珍しい非エイズ発症者なのにカリニ肺炎を発症した、その中でもさらに特異例である穴あきタイプというおまけ付きで。
こうした日和見感染は現実には感染予防の入院でもしてなければ防ぎようがない。一応「普通の暮らし」に戻った以上、注意するといっても所詮は気休めレベルであることは承知している。

正直を言えば、次はいったい何が襲ってくるのか考えると憂鬱ではある。
健康であれば屁でもないようなウイルスや菌も怖いが、白血病が動き出すことが一番怖い。

死ぬことを怖くないとうそぶくことが強い、立派かというと、俺はそうは思わない。いや立派だと思えばそう思えばいいし、そう思う人を間違っているとか非難するつもりも毛頭ない。
ただ自分は最後まで死ぬのは怖いと思うだろう。経験したことがないから、その先が解らないから、単純に怖い。早く経験したい、ワクワクすると言った老人が居たが、それほど長くはまだ生きてもいない。

「死」というものがこうして常に自分に寄り添うようにつきまとう生活をずっと続けているのと、健康体で「自分が死ぬ」などということにリアリティを全く感じられない生活の中で「死ぬのなんか怖がってて生きててられっか」と笑い飛ばすのと、どうも同じ「死」を見ているような気がしないが、「死」は「死」。また人生を長く生きた挙げ句の老人が「いつお迎えが来てもいい」と言うのも同じ「死」を話しているわけだ。
科学的にキチンと検証・立証されたかたちで「死んでみたけど、こうだった」と言える人は当然ながら存在しない。みんな「知らない」という意味では同じだし、「死」は「死」であるから、自分のようないつ死んでもおかしくない病人にとっても、健康体でピンピンしてる人にとっても老人にとってもそれは同じなのだろう、しかし…。
考えても詮ないことなので、『救心』や導眠剤を飲んで寝ることにしよう。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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