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2010-12-06(Mon)

井坂洋子詩集『嵐の前』

嵐の前
井坂 洋子
思潮社



思潮社さんから、井坂洋子さんの詩集『嵐の前』をお送りいただきました。ありがとうございます。

少し前に、やまだ紫の詩を掲載いただいた「現代詩手帖12月号 現代詩年鑑2011」もお送りいただいており、このところよく詩を読んでいる。二階の本棚には井坂さんが親友であったやまだ紫に宛ててお送りいただいた詩集が今も並んでいる。やまだは十代の頃から詩の同人を組むなど、「ことば」にも拘りを持つ人だった。彼女の遺した本には、詩集も多い。

井坂さんには少し前に幻戯書房さんから出されたエッセイ集「はじめの穴 終わりの口」もいただいており、つい先日もお電話で少しお話したばかり。

今回の詩集もとてもいい。
自分はもちろん詩に関してはド素人なのだが、どこかやまだの「ことば」と同じような、凛としたというかピシッと筋の通ったものを感じる。それはもちろん正しいとかそういうことではなく、自分の表現としての「ことば」というものへの鋭い責任の取り方、という意味で。
若い頃は現代詩、それも女性の詩は正直を言うとあまり興味がなく、苦手な方であった。やまだ紫という作家の作品と出会い、強烈にその「ことば」の持つ力を意識させられたが、それは彼女の『性悪猫』という作品からだった。
それからやまだを通じて井坂さんと知遇を得て、夫婦ぐるみで親しくさせていただくようになったのだけど、やはり初期の作品は自分には少し難解であった。
ただ今の井坂さんの境地と言うか、「ことば」は、今の自分にはとても共感できるもののような気がする。この「共感」というのは「同意」という意味ではなく、何というか、スタンスとか目線みたいなものが理解出来るような気がする…というか。
批評家でも文筆家でもない俺が何を言ってもやはり無駄(笑)、自分の「ことば」を持たぬ情けなさを感じるわけだけど、「いいな」と思うぐらいは許してもらいたい。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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