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2010-12-14(Tue)

呼吸器内科診察日

12月14日(火)

ゆうべは12時ころ床に就いたのに、何故か寝るタイミングを逸して悶々とした。1時、2時…となっても眠れずに往生。朝方ようやくウトウトしたら、例によって「布団に入れろ」と戻って来た猫に起こされたり。で、こちらを起こした猫は布団に潜り込んできて気持ちよさそうに丸くなって寝てやがる。いまいましいが可愛い。可愛いが納得いかない。

そんなこんなで7時、まだ早いなと思い次に目が醒めたら9時半だった。
慌てて起きて、朝のもろもろを済ませて家を出る。
こういうときは必ず何か忘れ物をするのだが、エレベータに乗ってから携帯を持っていないことに気付く。しかし今日はどうせ携帯で音楽を聴いて待てない日(呼び出し機ではなくアナウンスで呼ばれるため)、別にいいやとそのまま外へ。
ネット社会になり、かつまた東京を離れ、本当に携帯を使う頻度が減った。長電話なら安い家の電話でする。メールはPCの方が楽だし、だいたい仕事中にも迅速に新着が解ることでは携帯と同等。「無料」と称して肝心なところから先はガッツリ課金するとか、買い物をしないと強化できない仕組みになっているふざけたゲームサイトにも、全く興味がない。
それでもこんな病身ゆえ、何があるか解らないので、安全のために持つことにしている。まあうっかり忘れても、今日は病院。安全というなら病院に行くんだから一番安全だ。

タクシーで病院へ着くと10時。診察予約時間は10時10分。ははっ、もう間に合わないや…と思いゆっくりレントゲンの受付をして、待合の椅子に座って待つ。
病院に入った時から思ったが、今日は混んでいるようだ。師走だしな、とぼやっと考える。レントゲンの待合の椅子もほぼ満席。目の前の液晶テレビでは、正月のおせちの作り方…田作りや昆布と鯖の煮染めやら黒豆煮などをやっている。ふうん、と感心しつつ見入ってしまう。ついつい主婦モードが発動する。
いつもよりだいぶ長く、15分以上待ってようやく呼ばれて胸部レントゲン。撮影自体は一瞬。

その後はすぐ2階の呼吸器内科外来受付の外待合に座り、ひたすら名前が呼ばれるのを待つだけ。この時間が長いのは正直しんどいのだが、今日は自分が遅くなっただけの話。それに長く待つと解っているのと、いつ呼ばれるのか解らずに待たされているのとでは、やはり気持ちが違う。
隣の椅子の老夫婦は、どっちが患者なのか不明ながら、旦那よりおばはんの方がむちゃくちゃイライラしていて「いつまで待たせんねやろか」「もう帰ろか」などと話している。

結局11時過ぎ、1時間ほど遅れて名前が呼ばれた。
いつも容態に変化がないか聞かれ、こちらはその旨報告をする。撮影したレントゲン画像のデータはもう電子カルテに取り込まれており、I先生は「肺の丸い穴もまた塞がってきてますね。いいですよ」とのこと。画像を見ながら「塞がってくんやねえ…」と小声で感心したようなことを言われる。
何しろHIV感染者でもエイズ発症者でも抗癌剤治療中でもない、慢性白血病患者の免疫低下でのカリニ肺炎、しかも「穴タイプ」。貴重な症例として今後に活用して下さい…と思いつつ、こんな珍しい患者もそうはいないか、と思う。
切れた薬を処方していただき、次回は年明けの血液内科と同じ日にしていただいた。
最後は処置室で肺の薬を吸引。
相変わらずまずい。ヨダレだらだら。時々吐き気。吸入器は途中途中煙が出なくなるのでその都度開けて薬剤を真ん中に集めて再開など、面倒。
何度目かになるのでこちらを憶えていたのか、見覚えのある看護婦さんが「いつもすいませんねえ」と言われてしまう。

会計をして外に出ると、いつものように何とも言えない安心感というか開放感というか、気持ちが楽になる。いつ死んでもおかしくない状態にありながら、もう5年以上無治療でこうして生きている。
数値ではトンデモなことになっているし、実際普通の人なら何でもないウイルスでダメージを受けたりしつつ、それでも、まだ死なずにいる。
ここから先の一年一年はサバイバルだと承知している。だから余計に病院で「まだ大丈夫」と言われると、心底ホッとするのだ。

病院に来るついでに買い物をして帰ることばかり考えていたので、ついそのままタクシーに乗ってしまった。今日は処方箋があるから、いつもなら病院のすぐ南にある調剤薬局へ寄って薬を貰い、病院近くのスーパーで買い物を済ませてから帰宅…つまり用事はまとめて済ませ、余計な感染リスクのある外出を極力減らす…というパターンなのだが、今回は近所のスーパーで買うものがあったので、「あれを買わなきゃ」と忘れぬように思っていたため薬のことをすっかり失念していた。猪か俺は。

近所のスーパーで買い物を済ませ、荷物を両手に提げて、マンション隣の調剤薬局に寄って処方箋を出す。
「この荷物置いてすぐ来ますので」と言うとにこやかに「いいですよ」と対応していただく。うちの隣なので、調剤はいつもこちらでお願いしてもいいのだが、病院の帰りにまとめて買い物と薬も済ませて帰宅してしまうので、今回はイレギュラー。
いったん部屋に戻って買ってきたものを冷蔵庫などへしまってから、再び隣の薬局へ。
薬を受け取るときに「どうですか、お体の方は」と言われたので、実は夏にこれこれで入院して、と言うと「え? ヘルペスの後ですよね、今年の夏ですか?」と驚かれた。
一年前、帯状疱疹が劇症化し入院寸前まで、こちらでガーゼを買ったりしていたのだが、その後はなるべく一度にまとめて用事を済ませようと、病院近くの薬局へ行くようになっていたから、結果的にかなりのご無沙汰をしていたわけだ。
抵抗力が落ちているので、なるべく外出も控えて買い物もまとめて…みたいな話をすると心配そうに「お大事になさってくださいね」と言われる。うちの一階にあるI先生のクリニックもそうだが、こちらの容態を知っている病院や薬局が自宅から1分圏内にあるって、実は大変有り難いことだ。ああ、やはり今度からはこちらに薬もお願いしよう。
その後コンビニでちょこっと買い物をし、ようやく一息つくと1時半ころだったか。

これで年内の病院は終了…といっても今年もあと半月ほどで終わりである。

ニュースで、京都の緑の木を枯らす「楢枯れ」被害が、とうとう下鴨神社の境内にも広がって問題になっているとのこと。(ちなみにうちから下鴨神社までは健康体ならいい散歩コース圏内である)
ここ数年、大文字で有名な東山にも真夏なのに紅葉のように茶色く枯れた部分が目立つようになってきたが、とうとうそれが市街地にも及んできたそうだ。

この「楢枯れ」は害虫によるものなので、最大の抑止方法とは「木を苅ること」だそう。この虫の活動が鈍る冬の間に、被害にあった木を切り、薪などに使って、周辺の木への侵食するのを防ぐのだという。他の木々、森、山を活かすために病んだ木を刈り取る。いわゆる「間引き」とは似て非なることだ。
病気の自分が死ぬことで周囲の他者への病の伝染が防ぐことができ、かつ死んだ体が役に立つということか。俺の病気は伝染はしないが、死んでも角膜くらいしか役には立つまい。一応臓器移植カードは初代のもの、一番古いカードを持っている。当時は健康体で献血もしていたが、今では血も臓器も役に立たんだろうなあ。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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