--------(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2005-08-26(Fri)

台風一過

8月26日

夕べは2時過ぎに小便で起きてベッドに戻るが、パラパラ、カシャカシャと小さな音が時折する。最初は自分のベッド周りをとりまいている簡易クリーンルームのビニールカーテンの音かと思ったが、クーラーは消したし、自分が動いてもいない。それによくよく注意してみると、音は確かに近くでしている。妖怪あずき洗いでもいるのかと思いつつ、ハッと気づいて窓ぎわへ行ってみると、激しい雨風。パラパラという音は雨が窓にぶつかる音だった。それくらいここの窓の防音は凄いので、雨風の音がここまで凄くなるまでほとんどしなかったのだ。そうわかってぐっすり寝る…と思ったら30分もしないうちに3時の抗生剤と点滴交換、その後は何とか6時の採血までは眠れた。

採血で起こされ、血を採られ、朦朧としたまますぐに二度寝し、7時半までまた寝る。蓄尿し洗顔、うがい。左奥歯の出血もほとんどなく、イソジンでうがいした後は綺麗な水が口から出る。痛みももはや全くといっていいほどない。朝食も生野菜を半分ほど残しただけで完食。生野菜は噛めないので、食べようと頑張ったが挫折した。癌と戦うには体力勝負と、入院してから意地になって食っている。そのせいで減っていた体重が上向きになった(笑)。その後連れから電話があり、まだ風邪でちょっと喉が痛いというから、休んでちゃんと治せと言う。

10時ちょいに歯科に呼ばれたとナースがお迎えに来た。消毒だな、と思って入っていくと、先生が「今日体調は大丈夫?」と訊くので「大丈夫です」と言うと、「もう抜くところはないけど、他のところもちゃんとこれから残して噛んでいけるように、治療しましょうね。今日ちょっとやりましょう」と言うことに。ええ?と思ったがもうどうしようもなく、否応なしに治療が始まる。何かあちこちキュィィぃーんとかガガガガとかギュリンギュリンとかありとあらゆる擬音が口腔内を飛び交い、頭蓋に共鳴し、なんともいえない不快な振動を体験する。途中右の奥、抜いた歯の手前の歯が神経が近くにあって、もろに痛い。ここはとりあえず薬塗ってふさいどいて、治療して安定した後で神経取りましょう、とのこと。あと上の前歯、差し歯があったところもかなり念入りに削ったり掘られたりされ、最後は歯型を上下取られて終わると40分以上経過していた。ぐったり。

その後昼食の配膳の時ナースの目を盗んで、というより見つかったが構わずエレベータで売店へ行く。文春、カステラ、「ミルクと珈琲」4本、お茶3本を買い込んで戻ってくる。本当は下へは一人で行ってはいけないことになってるので、こそこそと病室に戻るが、ナースの一人に荷物をじっと見られた。俺のところへは来たことのないナースでよかった。昼食はざるうどん。おかずのコンニャク・練り物などは切ってはあるもののひどく食べづらく、結局半分ほど残す。それでもオクラはつけ汁に混ぜて全部食べ、デザートのマンゴーも食べた。意地でも全部食うつもりだったが噛めないものは噛めない。昼食を食べかけていると、Uグループの一人のIDr.が来て様子を聞き、血液検査の結果をくれた。白血球数の減少はゆるやかというかほぼ横ばいながら、好中球数が激減している。これは確かに感染が心配なレベルだ。恐ろしい!



夕方まではパソコンでフリーウェアを探したりレビューを見たり。途中4時頃MDr.が来る。様子を見に来て、歯の方がいいようだったら、来週からでも抗癌剤を始めましょう、とのこと。「痔とかはないですよね、そういうのもけっこう危ないですから」とのこと。ともかく左のわき腹は脾臓がデカいせいか膨満感があるし、そのせいか背中側も痛くなってきた。早く治療を始めてもらいたいという気持ち。



Yahoo!ニュース - 共同通信 - 日本で多い「まず家族」 がん告知で日米研修医比較
いや、本人に告知せえよ。戦うのは医者や家族ももちろんだけど、何より本人だ。
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

コメント

おはようございます

natunohi69さん、いつもありがとうございます。
俺が三和さんでエロビデオ評のバイトをしていたのは、ガロ編集部に入りたての頃、85年から数年だったと思います。当たり前ですが手取りで8万という給料ではとても食えず、後に福井氏による復刊ガロの編集長となった長戸雅之さんに塩飽(しわく)さんというAV雑誌の担当さんを紹介されて、お仕事をよく頂いてました。中には4色1ページ、丸々一本のAV評とイラストでの見所解説などを漫画風に描いて、15000円というギャラのお仕事もありました。いやあ助かりましたよ当時。
ですが、natunohi69さんとお会いしていた三和さんの長身ライターさんはたぶん別人です。自分は170cmしかないですし、三和の担当さんから発注を受けて打ち合わせや受け渡しに行っていたのは水道橋の編集部だけでしたから。
その後も三和さんではかなり幅広くバイトをさせてもらい、人脈が広がるにつれて末期平凡パンチでもイラストとか無署名の雑文とかもらったりするまでやりました。それって版元の正社員である編集者がやることじゃないですよね(笑)。
ただ当時長井さんは青林堂の就業時間に食い込まず、本業に影響がない限りはアルバイト黙認でした。だって貧乏なんだから仕方がなかったんですよね。

あ、またダブった。

本当、ごめんなさい。

こうの史代先生の場合。

<実はわたしも「夕凪の街」を描き終えた冬、骨髄バンクにドナー登録したんですよ。あと賞金貰ったんで寄付もしました。献血ほど軽いノリのものではないんで、皆さんも慎重に考えて決めて下さいね。これに関しては、「コミック版プロジェクトⅩ 決断 命の一滴」(本そういち 宙出版)が本当にオススメです!!! 勉強にもなるし、漫画としても面白かったです。アクションで「めぐみ」が終わって寂しいな、と思っておられる方もぜひ。>

以上「こうの史代ファンページ」より無断引用です。
こうの先生らしいといえばいえるような、あのやせっぽちの控えめなこうの先生のどこにそんな勇気がひそんでいるのか、といえばいえるような。

こうの史代先生の場合。

<実はわたしも「夕凪の街」を描き終えた冬、骨髄バンクにドナー登録したんですよ。あと賞金貰ったんで寄付もしました。献血ほど軽いノリのものではないんで、皆さんも慎重に考えて決めて下さいね。これに関しては、「コミック版プロジェクトⅩ 決断 命の一滴」(本そういち 宙出版)が本当にオススメです!!! 勉強にもなるし、漫画としても面白かったです。アクションで「めぐみ」が終わって寂しいな、と思っておられる方もぜひ。>

以上「こうの史代ファンページ」より無断引用です。
こうの先生らしいといえばいえるような、あのやせっぽちの控えめなこうの先生のどこにそんな勇気がひそんでいるのか、といえばいえるような。

こんな時になんですが。

もしかしたら、白取先生とは、お会いしてるかも知んない。
三和のAV批評を書いてた時期があるということですよね。
私が、銀座4丁目交差点のすぐ裏の某老舗のピンク映画会社のビデオ部門で営業をやってた時期や某U企画や某トラッドでエロビデオを売ってた時に良く見えてキン・フーやピンク四天皇(懐かしいね)の話をしていった三和でAVライターをしてる長身の人がいらしたがあれは、白取先生ではなかったかい?
やまだ先生はこちらが一方的に長井勝一氏の出版パーティで写真を撮らせていただいたような記憶とその証拠(?)の雑誌が手元にあるんですが。
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

広告
アフィリエイト・SEO対策
検索フォーム
プロフィール

シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

シンプルアーカイブ
リンク
RSSリンクの表示
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。