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2011-04-13(Wed)

仕事部屋の掃除

4月13日(水)

昨日は一日じゅう、調子が悪かった。
夜中何度も目が醒め、早朝からほとんど寝られず、日中も朦朧としていた。いつものように導眠剤を飲んだのだが、「睡眠導入」なので、1時間ほどで穏やかに眠くなるのだけど、ゆうべは猫が下で騒いだりしてタイミングを逸した。

睡眠は普通の健康な人にとっても、体をリセットして休ませる、いたんだ部分を修復するなど、色々な意味で重要なこと。自分のような病人にとってはとても重要だ。睡眠不足で眠いというだけならいいが、免疫が低下しているせいか言い表せないような「調子の悪さ」が全身を包む感じ。
午後も何度も休み休み動いている感じで、普通こういうのは夜になるにつれて回復していくものだが、この日は夜になるにつれ下腹部に鈍痛というか重苦しい感じが続き、こりゃたまらんと早くに導眠剤を飲んで寝た。

幸いゆうべの睡眠はじゅうぶん摂れて、今朝は9時半ころにゆっくり起きた。外は晴れており、気温も高くなるということで、起きた感じでは体の調子も悪くなさそうだった。良かった。
毎朝普通に目が醒めること、どこにも痛みがないこと、普通に動けること、これら健康な人なら当たり前のことが本当に有り難い。

日中あまりに天気がよく暖かいので、ベランダに出て軽く掃除をして、「越冬」させていた苔玉にたっぷり水を含ませて外に吊した。
それから連れ合いが生きている時に夫婦で仕事場に使っていた、リビング横の6畳弱の部屋と押し入れを掃除する。
この部屋は今は連れ…やまだ紫の仕事机を整理してそのままに、自分の簡単なPCデスクはプリンタと物置になっている。その他に本棚もあるが、とにかく猫の毛が凄い。

耳の聞こえない白猫のユキは、再三ここでも書いているように、夫婦揃っている頃から人の姿が見えなくなると探し歩き、外出でもしていて見つからないと、「うわあ!」「うぎゃああ!」と大声で泣きわめく。挙げ句、高くて狭いところに無理に体をねじ込んで、自分の尻尾をくわえながらくるくる廻るという異常行動を取る。
東京に居た頃は台所のシンクからジャンプし、冷蔵庫の上でくるくる行動をやっていた。京都では、仕事部屋の連れの本箱の上、そこを乗れないようにしたら押し入れとプリンタの間の信じられないような狭いスペースで、そこに物を置いたら押し入れを器用に開けて、中の段ボール箱の上でやるようになって今に至る。

何しろ耳が聞こえないので、大声を出したりして反射で「ダメ」だと教えることが出来ない。寝ている間に階下で大音声でくるくるされても、わざわざ起きて下へ降り、目の前まで行って姿を見せてから「ダメだ」というポーズを取らねばならないのは、もう面倒くさい。
押し入れは開けられないように重い箱でふさいだのだが、信じられないような力で開ける。それに完全に開けられないようにすると不便だし、鍵をつけたりするのは賃貸住宅なので憚られる。
なのでリビングから寝室へ上がった後はほっとくわけだが、この「くるくる行動」のせいで仕事部屋と押し入れがすぐに大量の抜け毛だらけになる。
猫飼いはこの「抜け毛との戦い」が日常化していると思うが、数日ほっとくともう大変なことになる。それに押し入れの中は一年ほどほったらかし。
そこでベランダを開けてホコリ出しと同時に、押し入れの中を整理しつつ掃除。
とにかく猫の毛が予想以上に凄かった。マスクをして掃除機とダスキンモップで毛を取り、箱をどかして毛を取り、の繰り返し。連れの机の上も久しぶりに掃除をして片付けた。後ろには亡くなったあと整理した段ボール箱があったが、そこもユキが一度くるくる場所に使ったので、毛だらけ。

整理がてら改めて中を見てみると、前に確認した通り連れの青林堂時代の本や「ガロ」のバックナンバーなど。毛をとってしっかりフタをしようとした際、連れの本に混じって一冊見慣れない本が出て来た。
河野裕子さんの歌集「燦」だった。
もちろん、やまだ紫の代表作の一つ「しんきらり」のタイトルに使わせていただいた連歌が収められているもの。奥付を見ると昭和55年とある。付箋がつけられていて、そこを開くとまさに「しんきらりと 鬼は見たりし 菜の花の…」のページだった。
この付箋はやまだが貼ったものだ。
それを取り出して、彼女の仕事机に並べてある本に加えた。

この部屋の大掃除中、ユキもシマもなぜか姿を見せなかった。だいたい掃除や片付けをしていると側に寄ってきていたずらをしたり、監視するようにじっと見ていたり、入るなというところや箱に入ったりするのが猫という生き物である。しかしこの時は二匹とも二階の寝室(俺の布団の上)で寝ているらしく、邪魔は入らなかった。

なんだかんだで夕方までかかった掃除と片付けを終え、やれやれとリビングに腰を下ろすと、タンタンタンと軽快な音を立ててユキが二階から降りて来た。
こちらにお愛想をした後、トイレへ行こうとてくてくとベランダ方面へ歩き、チラッと仕事部屋を見て、足をとめた。
本当に漫画かアニメみたいだが、その時ユキは明らかに目を丸くして驚いていた。自分のいつも「くるくる」する場所が完全に塞がれていた上、本棚や積み重ねた箱なども綺麗に整理されていて、要するに「様子が違う」と思ったようだ。
それからこちらを振り返って目が合うと「にゃーん!」と言った。「お疲れさん!」ということらしい。次はどこでくるくるするのだろうかと、戦々恐々。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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