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2011-04-25(Mon)

正直しんどい

4月25日(月)

夕べはこちらの体調もずっと良く無かったので、導眠剤を飲んで11時半ころ、早めに休んだ。
布団に滑り込んでシマを小脇に抱きかかえるように添い寝をし、撫でてやっていると、ゴロゴロと嬉しそうに喉を鳴らした。こうしてシマの喉を鳴らすのを聞いたのは、4、5日ぶりか、もっとかも知れない。心配されたステロイドの副作用も無い様子。
「よしよし、やっぱりもうちょっと頑張ろう。痛かったり辛かったら無理しなくていいけど、そうじゃなかったら一緒にもうちょっと生きよう、な」と声をかけつつしばらく撫でる。シマは嬉しそうだった。

ユキの方は例によって階下の電気が消えると一緒にいったん寝室へ着いてくるが、何が納得いかないのか再び下に降りては「にゃぁあああ!」「わああ!」と叫んではうろうろしている。シマに関係なくずっとこうで、小さい子が「もう寝ますよ」と言われて「やだ!」「もっと起きてる!」と言う感じにちょっと似ている。
上がってきては段ボール箱の上に飛び乗ってはじっとこちらを見ていて、押し入れを開けようとして怒られたり、また下へ降りては鳴き…と数回繰り返してやかましい。

そのうちこちらもウトウトしてきて、シマも俺の腕枕に頭を預けて来た…というあたりでまたユキが下で鳴き始めた。人間でもうるさいんだから、猫にとっちゃ大迷惑だろう。
シマは立ち上がると、床に敷いたマットの上にある布団から、こないだまでそのマットを重ねていたベッドの上に自分で移動して、こちらに背を向けるようにして蹲った。「うるさいなあ…」という風情でちょっとおかしかった。
こちら側にだらんと尻尾が垂れており、声をかけると左右に返事をするように軽く振る。「ほっといて寝ようや」と声をかけて、こちらも寝ることにする。
ユキはその後すぐ、けろっとして俺の布団の足元へ上がってきて大人しくなった。

夜中3時ころに目を醒ますと、シマが居なかった。
足元にある椅子の上、つづらに移ったかと目を凝らすが見えない。ひょっとしたらトイレへ行ったか、下の仕事場に移ったのかも知れないと思い、そのまま寝てしまった。
朝方5時ころ、階段を上がってくる音で目を醒ますと、シマが寝室に入ってくるところだった。昨晩一緒に寝たところに改めて毛布を平らにして「ここおいで」と呼ぶと、まっすぐ向かって来て落ち着いた。こちらが右腕を枕のようにして、左手で撫でてやるとまた弱くではあるが、ゴロゴロと喉を鳴らした。どこかが痛い、苦しいという風情ではない。それだけが救い。
しばらくするとシマは完全に腕に頭を乗せて枕のようにして、寝てしまった。こちらも添い寝のような体勢でまた軽くウトウト、薄く寝る。

起床7時過ぎ。外はうす曇り、昨日よりは少しだけ暖かい朝。
シマの腕枕をゆっくり外して、そこに自分の枕を代わりにはめこんでそっと起きる。ユキは窓際で外を見ていた。今日は比叡山もよく見える。思わず合掌。
下へ降りてまずトイレを確認すると、手前に敷いておいたシーツにたっぷり尿をしてあった。
これはシマだ。
昨日病院から戻って一回、それと夜中に二回目。合計で500ccほど出したんじゃないか。
ついでにトイレ掃除。ユキの健康そうなウンコを周辺の消臭サンド…といっても直径1cmほどの大玉もろともスコップで取ってゴミ袋へ。

トイレ箱の奥の壁をつたい、本来落ちるべき引き出しの外と箱の間に溜まるユキの尿対策に、一昨日「改良」した尿ブロック用カッターマット。結論から言うと素晴らしい効果であった。
二段になっている上段引き出しを手前に引くと、奥に向かって湾曲していたマットが真っ直ぐになって手前に一緒に引き出される。そこをまず洗剤を染ませた紙で拭き取り、さらにその奥のシートを取ると、ユキの尿をちゃんと吸収してある。で、下段の引き出しを引くと、奥のシートには取り逃した尿が少量落ちていて吸収してあった。完璧だ。
カッターマットと引き出しの幅、この寸法がちょうどじゃないのが玉に瑕ではあるが、そこは仕方が無い。あとはアイリスオーヤマさん(1週間取り替えいらずネコトイレ大型)、改良よろしくです…。

自分は例によって下痢。
免疫低下もあるが、神経性の要素も加味されているという自覚あり。何しろ落ち込むことばかりだ。午前中シマを病院へ連れて行くことは無理っぽいので、夕方にして、こちらも休み休み仕事や家のことをするので精一杯。
午後は気が付くと外が暗くなり、豪雨と風。二階へ上がるとガラス戸がガタガタ鳴っている。シマの様子は変わらず、ただじっとしているだけだ。時々声をかけ、撫でてやったり。

夕方5時、着替えてシマをバッグに入れて動物病院に「今から連れて行きます」と電話。すると、別の予約患者がいるらしく「5時半頃を目安に…」とのこと。
あららと思ったが、シマをいったん開放して20分後にまた入れるのも落ち着かない。なので、ズシリと重いバッグを肩にかけ、出かけることにする。いつもはとっとと道路を渡ってタクシーを拾うのだが、今日はシマに声をかけつつ、気分転換に外を見せるつもりでゆっくり歩いて交差点へ向かう。
しかし重い。元もと5kg程度はあったと思うが、腹水と点滴の分で一段と重く肩に食い込む。草木を見せたりして十分ほど時間を潰したが、こちらがしんどくなってきた。とりあえず空車に手をあげて、病院へ向かう。

病院へ着いたのは5時15分くらいだった。
診察室内に一組、待合に一組で空いており、受付に「ちょっと早かったので待ってます」と言って座る。6、7分ですぐ呼ばれて、まず体重と体温。体重は5.65kg。昨日とほぼ同じ。体温も38.2℃と平熱。
間もなく先生が来て、腹水の検査結果と採血の詳細が出たとのこと。結論から言うと猫伝染性腹膜炎(FIP)との「断定は出来ない」ということだった。コロナウイルス抗体が400と低く、境界線。
しかしFIPを発症し、それが「末期」になると低値になることも多いので、そうだとすればより深刻ということになる…。
今は特に苦痛はないようなので、奇跡的に回復するのを祈りつつ、対処療法としてステロイドを投与し、輸液とビタミン、抗生物質を入れるということしかない。あとは一度に抜くと危険なので、ちょっとずつ腹水を抜くなどしか…。
ただ、病院へ行くことそれ自体がシマにはストレスで、さらに腹水を抜くとなるとその都度一定時間預けなければならず、一時的に楽になるとはいえ、根本的な治癒にはならない。悩ましいところですね、と話す。

ほんの一週間前まで普通にご飯を食べて水を飲み、ゴロゴロ喉を鳴らして甘えていた猫が突然こんなことになるとは、悪夢のようだ。
ステロイドは免疫抑制があるので「効果がないようなら打つのはやめましょう」ということで、今日は昨日と同様にリンゲル点滴にビタミン注入、抗生剤注射とステロイド注射。
シマはこれまで同様、全くなされるがままだった。診察室内で会計をしてもらい、出ると待合は6〜7人。注目が集まる中、そそくさと受付に礼を言って出る。

病院を出るとポツポツと小雨がパラついてきたが、空は明るい。京都はこういうことがよくある。シマはもう帰るということが解っているのだろうか、バッグから首を伸ばしてキョロキョロあたりを見て、通りがかった女子中学生の声にビクッとしてひっこめた。亀のようだ。
タクシーですぐ帰宅。
シマを一度リビングでバッグから出してやり、そのままこちらは再び外へ。コンビニへ行き、明日のパンやヨーグルトなどを買う。

部屋に戻って着替えると、シマはリビングのカーペットの上に蹲っていた。俺が戻ってきたのを見ると、ゆっくりいつも俺が腰を下ろしているクッションの前に移動したので、買い物を片付けてから、クッションに腰を下ろす。シマは安心したように、あぐらをかいた足によりかかってきた。
シマ

しばらくすると満足したように、仕事部屋の方へヨロヨロと歩いて行く。見ると、最低の高さまで下げておいた椅子の上に乗ろうとして手をかけ、上がれずにもがいている。もう腕力でグイと上ることが出来ない。溜まらず抱き上げて、タオルを敷いた椅子の上に置くと、そのまま蹲った。
結局それからずっと動かずにいたので、その隙に二階の寝室に掃除機をかけた。シマと一緒に、ベッドより低い位置で寝ることになったので、ホコリや猫の毛が気になる。免疫の低下した体にカビや雑菌を含んだホコリは良くない、人にも猫にも。共倒れになってはいかん。
シマは大きな音や、男性の低い声が大嫌いだ。掃除機はとりわけ恐怖というほどの嫌いようで、掃除機をガチャッと言わせただけで元気な頃はどこかにフッ飛んで隠れてしまうほど。(耳の聞こえないユキは逆に大好きで、先にじゃれついてくる)
八畳の和室、キャスター付とはいえベッドを動かしマットレスをどかしつつ満遍なく掃除機がけをするのは病人にはけっこうな重労働だし、気持ちの問題、このところの病院の往復、治療費なども含めたもろもろの全てが、正直しんどい。だが俺がやらずして誰がやるか。
猫の世話も己の世話も、自分がやらずして誰がやってくれるか。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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