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2011-11-22(Tue)

くすぶり中

11月22日(火)

朝は7時起き。ちょっと寝不足気味で、首から上が重い感じ。
起きて日々のあれこれの後、何か食べたいと思ったが熱いお茶だけで我慢して、いったん横になる。まさに病人、しかし今日は病院だ。

病院へは9時前に着いた。
休みの前なので混んでるかと思ったら普通だった。採血は244番、十分ほど腰掛けてぼーっとする。二階採血受付前のベンチは、病院の中央玄関から入って来ると真正面に中二階のように見えている部分。こちらからも当然、入口付近、脇の休憩コーナー、ドトールなど人が行き交うのが見渡せる。
しばらくぼーっと眺めていると、番号が表示されたので採血室へ。そこから数分待って、今日は4本採血。
今日の人は「ブスリ!」という感じでちょっと痛かった。ま、これくらい屁でもないさ。
それから一回のX線受付へ。
何故か日付が前回のもので、呼吸器内科で聞いてみてと言われて引き返し、また2階へ上がり、呼吸器の受付で提示して聞いてみる。前回の検査のものを俺が持っているという事はあり得ず(なぜなら検査室に入ったところで係員に氏名確認しながら渡すから、手元には残らない)、単純なプリントの際のミスだろう。十分ほど待っていると呼ばれ、今日の日付で出力し直した検査票を受け取った。
で、再びX線受付へ行くと、先ほどの女性が憶えていて「あ、やっぱり間違いだったんですね、珍しいですねえ」と言っていた。確かにこういう事は一度も無かった。受付をして待合へ歩いて行くと、座る間もなく「2番へお入りください」とアナウンスされ、立ち止まる事なく検査室に入り、つつがなく撮影を終える。

ここ半月ほど、体調の上下が激しく、掃除だ洗濯だ布団でも干すか、ついでにベランダの掃除!なんて元気な日もあれば、ほぼ一日寝たきりで食事も一食、という日もあったりする。
自分の場合免疫抑制が出てるから、おそらく体を平常に保つ事でギリギリ一杯なのかも知らん。その日の気温やストレス具合、要するに普通の人なら全く意識すらしない微妙な上下が、そのまま体調に出て来るという感じである。

血液腫瘍の場合、幹細胞がまともな血(血球など)を作れないから、当然まともなら本来そいつが担っていた役割に何らかの障害や「弱み」が出る。自分の場合は免疫を司る白血球が少なく、好中球数もT細胞もギリギリというか、もう免疫抑制というレベルだ。
実際、去年はカリニ肺炎(非HIV感染者なのに、しかも肺の中に穴を開けるという特殊型)に感染して死にかけたし、一昨年は健康体なら抑えつけられているヘルペスウィルスに背中から鼠蹊部まで、右半身の神経をズタズタにされた。

余談ながら今夏放送された「NO.6」というTVアニメーションで、主人公が殺人バチに寄生され、死ぬ寸前に摘出し一命をとりとめた…というエピソードがある。命は助かったが代わりに主人公の体には蛇が這ったがごときピンク色のケロイドが顔まで残った…という描写がある。
あれを見た時、自分の帯状疱疹ウィルスが脊髄から右半身を廻るように食い荒らしていった「帯状のケロイド」の事を思わずにいられなかったわけだけど、自分の場合は顔までいかなかったのは幸いながら、ケロイドの有様は数段酷い。

とまあ、そんな事もぼーっと考えつつ、時おりうつらうつらしながら待っていると、10時40分頃呼吸器内科のN先生に呼ばれる。

肺のレントゲンは相変わらず経過良好、新たな異常もなし。
ただ採血結果、またWBC(白血球数)が1000と低かった。PLT(血小板数)も58000とかなり低い。
「何かありましたか」と聞かれたので、寒くなってきたので体調に波が出て来た事、昔から体質ながら相変わらず下痢、それ以外は大人しくしてるので、重篤な変化はない旨報告。
いつもの投薬処方と次回の予約を入れていただき、処置室へ向かう。肺の薬を約30分吸入。毎度ながら苦行。
今日は順調というか待たされる時間が短く、11時半に血液内科の外待合へ移動、1時間くらいだとうと思っていたら12時前に呼ばれたのでちょっとビックリ。

血液・腫瘍内科のN先生は電子カルテの画面で、すでに前回の採血から特殊な分析を行った結果を表示してくれていた。「どうですか、ご体調お変わりないですか」と言われ、こちらが呼吸器内科で見てきたWBCとPLTが低い事を開口一番に話すと、まずそっちの話から説明して下さる。
やはり今の状態は免疫抑制状態にあり、当然引き続いて感染などにはじゅうぶん注意する必要があるということ。ただ低値ながら、ここ数年の数値の幅を見る限り、安定はしている状態にあるということ。
で、そうした現状をもっと確実な「数値」で見る・確認するために前回採血を細かな分析に出して頂いたわけで、今日はその結果を見せていただく日だ。

実は同じ検査は2007年9月、つまり京都に引っ越してきてすぐに、前任のI先生が検査依頼して出ていた結果があり、今回はそれとの比較が出来る。
つまり、どれくらい癌に冒されているか、その進行度がある程度推察出来るということ。

医学的・専門的な数値なので単位や諸々は抜いて結論から言うと、進行はしていなかった。

しかも、「数値」という事で言えば「進行度」が戻っているという。
え、どういうこと…? と思ったが、先生は
「うーんと…これは不思議としか言いようがないのですが、数値だけをいえば『進行してない』というより『好転してる』んですね」と苦笑ぎみ。
とはいえふつう「好転」というと「快方へ向かう」という印象だが、この病気・俺の場合はもちろんそういう事ではなく、あくまで検査結果としての「数値的」になぜか前回=つまり4年前よりも低いという事だ。

「やはりくすぶっている、という事なんでしょうか」と聞くと
「そうですね、そういう事だと思います。なので、その他のデータやご様子も拝見していて、このまま継続して様子を見させていただくという結論でいいと思います」とのこと。

――良かった…。心底ホッとした。

もし、ここで「かなり危険な領域まで病気が進行しています、すぐにでも治療に入らないと…」みたいな数値が出ていたら、まあ色々…諸事情を鑑みるに、はっきり言って「アウト」宣告である。

癌が、進行していない。

これが数値としてはっきり示された事は、ひとまず大きな安心だ。
けれども、だからといって健康体に比べれば著しく能力が低下した免疫、とりわけ白血球、T細胞系の少なさは依然大問題である。何しろ抗癌剤治療中でもないのにこれほどまでの免疫抑制状態で暮らしているわけで、依然「普通の人なら何でもない何か」に感染して、重篤な状態に陥らないとは限らない。でもその状態が続いているだけで、進行がない。奇跡と言ったら言い過ぎだろうか。
先生も「本当に、不思議というか…」と苦笑しつつも「CD-4の数も前回よりかなり少ないので、もう予防的にお薬を飲まれていった方がいいかも知れません」とのこと。
今回の検査結果では、去年肺に穴が開いて入院した時の検査(2010/7/18 「元の生活」 )より、CD-4が半分くらいに落ちているそうだ。
あの時でさえ、危険な域で、極めて肺炎などにかかるリスクが高い状態と言われたのに、そこからさらに減っているというから怖い。
で、このような免疫抑制患者には、通常抗生物質や抗ウィルス剤を日常的に飲んでもらう事はよくある対処なので、白取さんも飲んで行った方がいいでしょう、とのことだ。
自分の場合はいわゆるカビのような菌類への薬と、一度やっているので、ヘルペスウィルスを抑える薬。これらは、通常予防的に飲んでいてもアレルギーなどがなければ(俺の場合はない)問題ない…というより飲んでおいた方がいいものだ。
これらを追加で処方していただき、御礼を言って診察室を出る。

会計もサクサク進行、今日は体調を考えて病院からまっすぐ帰宅…と思ったが、途中洗濯洗剤その他の日用品で切れていたものを思い出し、マンションを超え、近くのドラッグストアまで。ここでそれらを買い物し、いつものようにちょっとだけ恵文社さんを覗いてから帰宅。
朝に比べるとずいぶん気温が上がって陽射しもあり、軽く汗をかいた。すぐに風呂を沸かす。

とにかく、白血病に進行がなくて一安心。
相変わらずの免疫抑制状態は続いているわけで、引き続き感染には注意。
薄氷の上を歩くとか、土俵際とか、崖っぷちとか…まあそんな薄皮一枚の中での「低値安定」だろう。とにかく無理は禁物。

実は、今日の夕方京都に来てから御見舞をいただいたり、Facebookでお付き合いのあるご夫婦からイベントのお誘いがあったのだが、小さいお子さんも集まると聞き、防疫上(大げさか)どうかな、という気もしている。
まあ体調を見て考えよう。ゆっくり、体をあっためてから…。

<18時追記>
結局病院で体力使い果たしたのか、午後は下痢でぐったり。…無念。
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コメント

冬間近

他のブログ読者の皆様同様、最近ブログに記事が載っているかどうかチェックするたびに(あれ~、体調が思わしくないのかしら…)と心配でした。
「数値的には好転」
中国で私まで嬉しくなりました。親しい人たちに囲まれて生きる幸せをもう少し感じていたいので。(勝手に「親しい人グループ」に白鳥さんをより分けてしまっています。何しろやまだ紫さんの作品をもう一度手に取らせていただいた方ですから~

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

よかったです

午後は疲れでぐったり、というオチがついたものの、病院での精密検査結果の診断が「進行していない」という朗報で、本当によかったです。最近書き込みが少なくて、体調も上下が激しいとあったので、心配でした。風邪などとても注意が必要な季節になりましたが、少なくともこの朗報を頭の隅に大切に保管して、少しでも日々の生活の振れ幅が小さくなりますように!
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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