2011-12-20(Tue)

年内最後の通院

2011年12月20日(火)

病院から帰宅、落ち着いたら2時。

夕べは万難を排し(といってもビール飲まなかっただけ)、いつもは朝入る風呂も夜にして、湯冷めしないように厚着をして12時頃に寝た。
先日より構築の報告をしている「やまだ紫クロニクル」、ファンの方たちにちょっとずつ見ていただけているようで、反応が返ってくると嬉しい。
まだまだ半分ほどしか出来ていないし、もっともっと見てもらいたい絵や写真がたくさんある。だから永遠に未完成かも知れない。

さて、病院の方は採血の結果WBC1200、PLTその他も横ばい。相変わらずの免疫抑制状態だ。
肺の方はI先生が「お判りだとは思いますが、このところの毎月のレントゲンで肺を見ているというのは、肺炎の予後観察という意味より、むしろ新たな病変がないか、何か異常がないかという確認の意味が大きいんですね」と説明して下さる。
いやもう、それは一番安心だし、何かあればすぐに対応していただけるのは心強い。
とはいえ「一ヶ月というスパンだと抑えきれないものもありますから、白取さんくらい免疫が低下している場合は…」と言われるので、「何か異常があったら診察日じゃなくても来た方がいいですよね」と言うと、「そうですね、特に発熱があった場合はすぐに来られた方が良いと思います」とのこと。

そしてしんどい肺炎予防の薬剤吸入。今日は特にしんどかった。嘔吐感の連続。
ただ処置室へ入っていくと、顔なじみの看護婦さんが「あらお帰りなさい」と言われたので「?」という顔をしたら、「あらごめんなさい、間違えちゃった」と言われた。誰か別の患者と間違えたらしいが、それでも俺の顔も覚えているので自然に出たらしい。

呼吸器内科から血液・腫瘍内科へ移動、小一時間ほど待って診察室へ。
N先生も「お変わりないようですね、お風邪にもじゅうぶん注意なさっておられるようですし」とのこと。
「はい、そりゃもう感染には気をつけてるんですが…それでもアチコチ菌とかウィルスとかカビだらけですもんね」と冗談めかして言うと、真顔で「本当ですね、引き続いて気をつけて下さい」と言われる。
その、そこら辺にナンボでもいる健康な人なら何でもない菌とかウィルスで死にかけたんだよな、俺。

診察室を出る時に、何気なく「慢性の患者はこういうくすぶり型というか、進行の遅いタイプも多いんですか」と伺ってみると、N先生は「人によって違いますが…やはり白取さんの場合(ここまで進行が遅いのは)非常に珍しいと思います」とのことだった。
なので、「今は引き続いて感染に気をつけて経過を観察させていただいた方が、強い治療でかえってお体に負担がかかるよりはいいかと思います」とのこと。

元々非常に珍しい、白血病と悪性リンパ腫の境界型。T細胞性。慢性でリンパ性。巨脾以外は血球減少(赤血球は減少していない)とそれによる免疫抑制がある以外は、くすぶり型。非HIV感染者なのにニューモシスチス肺炎罹患。それも肺の中に穴を穿つタイプという珍しさ。珍しいづくしである。
名前も珍しいしな。
次は年も改まった、1月24日。今年は何とか入院せずに済みそうだ。有り難い。

帰りに自宅近所のスーパーで買い物をして、調剤薬局に薬をお願いするが、何と2万円弱。
ヘルペスウィルスを抑えるビクロックスがもの凄く薬価が高いのだ。先月からすさまじい金額になっている。
そういえば一昨年、まだ劇症化する前に一週間分処方してもらった時、「こんなの毎日飲むようになったら破産だな」と思ったのだが、そうなってしまった。破産するか。
破産するわけにもいかないし、「高いっすねえ」となじみの薬剤師さんたちと話していると、お姉さんが「ちょっとジェネリックで計算し直してみましょうか」と言って調べてくれた。

何しろヴィクロックスの他に真菌感染に対抗するミコシストカプセルが加わったが、それ以前から尿酸値を下げるザイロリック、朝の胃酸過多を抑制するパリエット、導眠剤のレンドルミンと30日を超えた場合の分にアモバンを常用している。
これらも出来るだけジェネリックに置き換えると、3500円くらい安くなることが判明した。
「じゃあ、次回からそうしてもらえますか」とお願いする。
白血病にかかって毎月診察と薬で3万もフッ飛ぶのは正直辛い。辛すぎる。

と思いつつマンション前に来るとこれまた馴染みの宅配便のドライバーさんが居たので手を振ると、うちの荷物があるからちょうどいいので、今上げましょうと言って出してくれた。
途中エレベータ内で「実は僕ツイッターのフォロワーて知ってました?」と言われて仰天。
うへええ、そら俺名前珍しいし一発で解るしな。いやーネットってこういう事があるから面白いわけでもある。
そして怖くもある。
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シラトリチカオ

Author:シラトリチカオ
白取千夏雄/編集者。1965年函館市宝来町生まれ。元青林堂「ガロ」副編集長、97年よりフリー編集者・ライター・Web構築・管理他なんでも屋と、専門学校・大学講師など。
2005年夏、白血病告知・余命宣告を受けるが「慢性リンパ性白血病」に近いタイプと判明、無治療・対処療法、2014年より抗癌剤治療、巨脾へ放射線など治療開始。2015年夏左上眼瞼にメルケル細胞癌発症、眼瞼切除、再建手術、16年にかけて放射線も耳下腺に転移、郭清術、放射線治療中に再発、左眼球ごと摘出・皮膚移植。転移再発治療中ながらまだ生涯一編集者として生息中。
二十余年の東京在住ののち、07年から京都在住。09年5月、愛妻=漫画家・やまだ紫を脳出血で失った。
やまだ紫クロニクル

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